2007年05月07日

「NHK大河ドラマ」とは

☆大河ドラマ

大河ドラマ(たいがドラマ)は、NHKが毎年違うテーマで放映する時代劇ドラマシリーズである。また、これに準ずるスケールのドラマを指す場合もある。例えば、米国の長編テレビドラマ『ダラス』は「アメリカの大河ドラマ」と呼ばれ、NHKでも放送されている韓国の長編ドラマの時代劇である『大長今』(宮廷女官チャングムの誓い)は「韓国の大河ドラマ」と呼ばれている。本稿ではNHKの大河ドラマについて述べる。現在制作・放送されている作品は字幕放送・連動データ放送付き。


☆概要

主に歴史上の人物や事件などをテーマに、基本的に毎年1月から12月の1年間に49から50回を通して放映される。しかし実在しない人物が登場することも多く、また作品によっては主人公も架空の人物の場合もある。年末には総集編(ダイジェスト版、全部で3、4時間程度)も製作される。ただし作品によっては翌年に放送されたケースもある。以前は総集編が放送された後で全話を再放送することは殆どなかったが、近年ではスカイパーフェクTV!の専門チャンネルで全話が放送されるケースが多くなってきている他、NHKデジタル衛星ハイビジョンで再放送される機会も作られるようになった。

出演者は通常のドラマで主役級の俳優・女優が共演することが多く、これに名脇役と呼ばれる俳優も登場するため、普段は見られない顔合わせもよく見られる。番組初期は五社協定により映画会社所属の俳優はテレビ出演が制限されていたため、新劇の俳優や歌舞伎俳優が多く起用された。『太閤記』では緒形拳、高橋幸治、石坂浩二ら無名の新人俳優が抜擢され、一躍人気スターとなった。現在でも、駆け出しの俳優が大河ドラマに出演して、民放ドラマにも進出するケースは多い(近年では『北条時宗』の北村一輝、宮迫博之など)。

第6作の『竜馬がゆく』までがモノクロ作品。第39作の『葵 徳川三代』からハイビジョン作品である。通常は年間1作だが、1993年から1994年にかけては、第31作『琉球の風』が6ヶ月、第32作『炎立つ』と第33作『花の乱』がともに9ヶ月と短いシリーズが続き、この2年間は年2作品となった。

NHK出版からの「大河ドラマ・ストーリー」や関連書籍も出版され、ビデオ・DVDなどソフト化もされている。なお、1970年代中期までの作品は全話見ることがほとんど不可能である(映像が現存しても、総集編、クライマックスの回、あるいは最終回程度しか現存していない場合が多い。当時はVTRの録画が2インチ規格でテープの単価が高く操作・編集も煩雑だったことに加えて、著作権や版権に関わる問題も多く、番組の資料保管は安易に行えなかった)。全話のソフト化で最も古い作品は1978年制作の『黄金の日日』である。

全般的に前半はロケシーンが多く、中盤にクライマックスがあり、後半は登場人物も徐々に減少し(役の人物が死ぬため)、スタジオ撮影のシーンが多くなるのが特徴である。第25作『独眼竜政宗』で主演の渡辺謙のように、番組での好演がきっかけで有名になる例も多く、また第34作『八代将軍吉宗』では近松門左衛門を演じた江守徹が、主役の西田敏行をしのぐ演技を披露し評判を呼んだこともある。合戦シーンなどではコンピュータグラフィックス(CG)を用いることも多いが、出演者のスケジュールの都合により使用せざるを得ない場合もある。また「大坂城や屋敷門の炎上」など、過去の作品で使用した場面が何度も使われるケースもよくある。題材となる人物やテーマに所縁のある地方とタイアップする事も多い。

第45作『功名が辻』からはアナログ放送、NHKワールド・プレミアムの放送では映像比率を14:9のサイズにて放送されている。2006年1月には大河ドラマとしては初めて続編が製作、放送された。これは2004年制作の第43作『新選組!』のその後を描いた作品で、大河ドラマでは局長・近藤勇が主役だったが、続編『新選組!! 土方歳三 最期の一日』では、副長・土方歳三にバトンタッチし、彼の最期の一日を描いた。

一方、主人公をヒーローとして描こうとするあまり、その人物の暗い側面に関しての描写が曖昧であったり歴史学上の定説と離れていることも多いが、NHK側は「大河ドラマはドキュメンタリーではなくあくまでドラマであり、演出も必要である」と述べている。


☆視聴率と歴史

視聴率は作品によって一定しないが、戦国時代を扱った作品は高く安定していて、幕末を扱った作品は視聴率が取れない傾向にある。


☆1960年代の大河ドラマ

この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

☆1970年代の大河ドラマ

この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
1973年の『国盗り物語』は斎藤道三(平幹二朗)、織田信長(高橋英樹)、明智光秀(近藤正臣)の3者がバトンタッチ形式で主人公をつとめた。原作は、司馬遼太郎の同名小説に加え、『新史太閤記』・『尻啖え孫市』・『功名が辻』・『梟の城』などの司馬の複数の作品を統合して構成されているおり、内容も原作に忠実に再現されている。司馬作品を映像化したものの中で一番の出来であるという評価のほか、音楽、脚本、構成、配役などいずれともかなりのクオリティを誇り、大河史上最高傑作であるとの呼び声が高い。個々の俳優陣の熱演も光ったが、特に高橋英樹の信長像は大きな反響を呼びんだ。また昭和天皇が本作のファンであると公言し、撮影現場まで見学に訪れたことも話題となった。平均視聴率22.4%。

1979年の『草燃える』は源頼朝(石坂浩二)、北条政子(岩下志麻)を主人公に東国武士の視点で鎌倉幕府の成立を描いた。セリフを現代語としたことが物議をかもした。純朴な青年だった北条義時(松平健)が権力の座についたときには全く別人格になっているなど政治陰謀劇の話が多く、強姦や人肉食などの描写もあり、そのハードなストーリーは同じ鎌倉時代を扱った後年の『北条時宗』(2001年)や『義経』(2005年)との比較によく出される。架空人物の伊東祐之を演じた舞台俳優の滝田栄が評判となった。視聴率は26.3%。


☆1980年代の大河ドラマ
1980年の『獅子の時代』は架空の会津藩士と薩摩藩士(菅原文太と加藤剛)を主人公とした山田太一原作・脚本のオリジナル作品。幕末物は当たらないのジンクスは破られず、視聴率は21.0%と(この時期では)低かったが、ドラマとしての評価は高く根強いファンがおり、完全版ビデオそしてDVDが早い時期にリリースされている。

1981年の『おんな太閤記』は橋田壽賀子原作・脚本の豊臣秀吉(西田敏行)正室の北政所(佐久間良子)の女性視点ドラマ。この当時多かった夫婦物ホームドラマ的な色合いが強く、主婦層に人気があった。31.8%とこの時点での歴代2位の高視聴率をあげている(この時点の1位は1964年の『赤穂浪士』の31.9%)。後年の大河ドラマのホームドラマ化を招いたと評されることがある。

1982年の『峠の群像』は堺屋太一原作の経済面に着目した現代的な視点で描いた忠臣蔵物。武士社会を現代のサラリーマン社会の縮図化と描写する作品の先駆けとなった。視聴率は23.2%。

1983年の『徳川家康』は滝田栄を主役に抜擢。肥満体のイメージがあった家康を痩身の滝田が演じることには賛否があった。ストーリーはオーソドックスな戦国物で人気のある戦国三傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)がテーマであったこともあり、31.2%の高視聴率を上げる。家康が極端に聖人君子化されていると批判されることもあるが、これは山岡荘八の原作どおりである。この作品で信長を演じた役所広司は高く評価され出世作となった。なお、裏番組に『久米宏のTVスクランブル』があり、久米宏は番組中に露骨に裏の『徳川家康』に言及して対抗意識を燃やしていた。

1984年の『山河燃ゆ』(第二次世界大戦での日系アメリカ人がテーマ)は大河ドラマ初の近現代テーマとなった。これは題材の枯渇と制作費の高騰のためで、NHKでは以後の大河ドラマは近現代路線(衣装やセットの制作費が時代劇よりは安く上がる)とする方針だった。時代劇路線の視聴者のためには「NHK新大型時代劇」が水曜日の枠でつくられた(制作費は大河ドラマに比べてはるかに安い)。しかし『山河燃ゆ』と続く1985年の『春の波涛』(日本最初の女優と呼ばれたマダム貞奴のドラマ)の視聴率は不振に陥り(『山河燃ゆ』21.1%、『春の波涛』18.2%)、その上に登場人物の遺族やその関係者から劇中の描写に対する強い抗議が来る事態になった。一方、「NHK新大型時代劇」は良作が続き評判がよく、視聴者は時代劇を求めていると判断したNHKは1986年の『いのち』(戦前戦後を生きた女医のドラマ)をもって近現代路線を終了し、時代劇路線に戻すことにした。近現代路線最後の作品である『いのち』は、『おしん』で大成功した橋田壽賀子を起用して29.3%の成功作となった。視聴率的には成功し、ドラマ性も評価の高い『いのち』であるが、登場人物に歴史上の人物が全く登場しない異色作で「果たしてこれが大河ドラマなのか?」という疑問の声は強かった。

時代劇路線に復帰した1987年の『独眼竜政宗』は脚本にジェームス三木を起用、主演には渡辺謙を抜擢した。壮大なスケールの時代劇を待っていた視聴者のニーズにマッチして、39.7%という記録的な高視聴率を叩き出す。それまで一般的知名度が高いとは言えなかった渡辺は本作で本格派俳優と認められ、後にハリウッドに進出している。

1988年の『武田信玄』は2年連続で戦国物となり、中井貴一を主演に起用。有名な信玄の肖像画とイメージが違う痩身の中井の起用には賛否があった(なお、その後の研究でこの肖像画は信玄とは別人であることが明らかになった)。重厚なストーリーと人気のある武田信玄・上杉謙信物ということもあり、この年も39.2%という高い視聴率を記録する。最高視聴率は49.2%という驚異的なものであった。

1989年の『春日局』は脚本はヒットメーカーと呼ばれた橋田壽賀子を起用した。女性視点の大奥物で、これも32.4%の高視聴率を記録している。『独眼竜政宗』以降の80年代後半の作品群は大河ドラマの黄金期と呼ばれた。


☆1990年代の大河ドラマ

1990年の『翔ぶが如く』は西郷隆盛(西田敏行)と大久保利通(鹿賀丈史)を主人公としたドラマ。骨太の歴史ドラマとして評価は高いが、幕末物は当たらないのジンクスは破れず、平均視聴率は23.2%と前年より大きく落とした。

1991年の『太平記』は、足利尊氏(真田広之)を主人公に据えて、戦後のテレビ界・映画界で半ばタブー扱いされていた南北朝時代を扱った。これも重厚なストーリーで、時代劇ファンの間では大河ドラマの最高傑作に挙げる人も多い。片岡鶴太郎演じる北条高時の怪演が評判となり、片岡がお笑いタレントから性格俳優へ転じる契機となった。視聴率は26.0%。

1992年の『信長 KING OF ZIPANGU』から、NHKエンタープライズへの大河ドラマの外注が開始された。最も人気のある歴史人物の織田信長を主人公とすることで視聴率が期待された。柔和なイメージの緒形直人を信長に、郷ひろみを徳川家康、マイケル富岡を明智光秀になど「意図的なミスキャスト」と呼ばれる冒険的な配役で挑んだ。滝田栄の家康、中井貴一の信玄など既存のイメージを崩したキャスティングの成功例は多いが、さすがにやりすぎたらしく視聴率は24.6%と三傑ものとしては期待はずれの結果に終わった。

翌年から、外注による意欲的なドラマ制作の一環として、1年間だった大河ドラマを半年とし、地方の題材に焦点をあてる試みが行われた。だが、1993年前半の『琉球の風』(沖縄県の琉球王国)、1993年後半の『炎立つ』(東北の奥州藤原氏)は視聴率が17%にまで落ち込み、結果的に大失敗に終わった(ただし、『炎立つ』の作品としての評価は高い)。初めて室町時代中期を扱った1994年の『花の乱』は14.1%と視聴率の下落に歯止めがかからず、視聴者に馴染みのないマイナーテーマの難しさを露呈し、多額の制作費のかかる大河ドラマを続けることへの批判が高まり「大河ドラマ廃止論」まで取り沙汰された。

これを救ったのが『独眼竜政宗』で成功したジェームス三木を起用し、外部委託も取りやめ1年間路線に戻した1995年の『八代将軍吉宗』。それまで真面目一辺倒だった大河の作風に「コメディ」の要素を積極的に取り入れ、視聴率も26.4%にまで持ち直す。その一方で、このコメディ路線が大河ドラマの軽薄化のきっかけになったのではないか、という批判もある。

1996年の『秀吉』は秀吉役の竹中直人、信長役の渡哲也が好演し、人気のある戦国三傑物とあって、30.5%の高視聴率を記録する。この作品以後、平均、最高ともに30%を超えた大河ドラマは存在しない。

1997年の『毛利元就』の主演は中村橋之助。元就を愚痴っぽい人物として描き、家族関係を中心としたホームドラマ的な要素があった一方で、主人公の闇の部分を避けることなく正面から描いた点は極めて異例であった。視聴率は23.4%で前年と同じ戦国物だが、かなり落としている。

1998年の『徳川慶喜』の主演は元シブがき隊の本木雅弘。幕末の複雑な政治情勢に加えて役柄的に主人公・慶喜の動きが少なく、また架空登場人物を生かしきることができなかったなどもあり視聴率的には苦戦して21.1%で、幕末物は当たらないのジンクスは破れなかった。

1999年の『元禄繚乱』は中村勘九郎主演の忠臣蔵物。歴史研究の成果を取り入れ、史実に近い忠臣蔵を描き、また吉良上野介を単純な悪役とはしないなど新しい試みが行われた。作品の評価は高かった物の、忠臣蔵物はもはや食傷気味の感が強く、平均視聴率はまた落として20.2%で終わったが、吉良邸討ち入りの回では視聴率28.5%(関東)記録という高視聴率を記録した。

視聴者の時代劇離れは顕著となっており、また、この頃からインターネットの普及などもあって趣味の多様化が更に進みテレビドラマ自体が高視聴率をあげることが難しくなってきた。これ以後はNHKの看板コンテンツだった大河ドラマも平均視聴率20%を超えることすら困難になってくる。


☆2000年代の大河ドラマ

2000年、ジェームス三木を起用して、実力派のベテランを配した『葵 徳川三代』を制作する。第一話を関ヶ原の戦いとし、多額の制作費をかけた映画並みの迫力の合戦シーンを持ってくるが逆に「正月から血なまぐさいものを見せるな」と不評を買う意外な結果となった(ただし、第1話の関ヶ原の戦いは迫力があり史実再現性も高く、合戦ファンの評価は高い。映像は2006年の『功名が辻』でも再利用された)。ベテランを中心とした配役も不評で「高齢大河」と呼ばれて若年層視聴者が離れてしまう。関ケ原合戦の前後から豊臣家滅亡まではそれなりの質を保っていたが、その後の展開は幕政や将軍家の後継者づくりといった地味な話題が中心となって「年表大河」「子づくり大河」と揶揄されてしまい、さらに度の過ぎたコメディタッチ演出への非難は強かった。視聴率男と呼ばれたジェームス三木を起用した作品にもかかわらず、視聴率は20%を割り込んで18.5%に落ち込むという意外な結果に終わった。

2001年の『北条時宗』は最先端のCGを駆使し、海外ロケを敢行して壮大なスケールを打ち出した。しかし(頻繁に映像化されている戦国時代や幕末期に比べると)一般レベルでの馴染みが薄い鎌倉時代中期が舞台であることと、史実(主流説)では殺されたとされる北条時宗の兄・北条時輔について異説である生存説を採用し、距離を無視して日本とモンゴルを飛び回るという過剰な創作を行い、現代的な価値観を鎌倉時代に持ち込んだ安易ともいえる脚本のせいか、評判はいまひとつで18.5%で終わる。しかし、蒙古襲来のシーンは迫力があり評価は高く、映像化されたこともほとんどなかったので、現在でも映像資料として重宝されている。

2002年の『利家とまつ』では唐沢寿明、松嶋菜々子、反町隆史といった人気俳優を集め若年層視聴者を重視した戦国ホームドラマ路線を展開する。結果は22.1%で成功といってよい。しかし、意図的に政治や合戦を簡略化した脚本、主人公のまつが距離を本格的に無視してどこにでも現れ、歴史の重要場面を仕切りまくる荒唐無稽さから、重厚な時代劇を求める層からは散々な評価であった。その一方で分かりやすく面白いという意見は多く、評価が大きく分かれている作品である。

2003年の『武蔵 MUSASHI』は何度も映画化、ドラマ化されている名作である吉川英治の作品を原作とし、宮本武蔵をテーマにする漫画『バガボンド』が大ヒットしていたことから大きな期待を受けた。だが、スピーディな展開にするためか武蔵の人間形成に重要な修行時代を大幅に省略し山場である一乗寺の決闘を序盤に持ってきたのが失敗。12話以降、それまで20%代を維持してきた視聴率が下落し始める。脚本は原作の剣豪モノとは異なる青春ドラマ的だが視聴者には受け入れられず、更に『バガボンド』のファンからもただの便乗ドラマとしか見られなかった。原作からの逸脱、存在意義の薄弱な登場人物、回想シーンが多く、主人公がほとんど登場しない話すらあった。有名俳優を毎回ゲスト出演させるテコ入れも行ったが効果はなかった。最大の山場である巌流島の決闘は21.8%を記録するが、それ以外は10%代前半で推移する。巌流島の決闘以降はまったくオリジナルであるが、ドラマは更に迷走して武蔵村なる虚構のユートピアが登場。政治向きの話を入れて武蔵とほとんど関わりのない徳川家康や淀殿や真田幸村が登場するが、中途半端な観は否めなかった。放送終了後黒澤プロから『七人の侍』の著作権侵害しているとして裁判沙汰になったこともあり(裁判では勝訴)、新聞紙上にて沢庵和尚役の渡瀬恒彦が「武蔵はミスキャストで失敗した」と苦言を呈し、またネットなどでの評判もさんざんであり、視聴率はワースト3位の16.7%で終わる。

2004年の『新選組!』は人気脚本家の三谷幸喜を起用。『黄金の日日』など1970年代後半の、大河ドラマパターンの打破が図られた時代の作品に熱狂した三谷の脚本は支持・不支持を大きく二分することになった。従来の大河ドラマとはまた違った骨太なストーリーに、笑いの要素のあるコミカルな部分を加えたエンターテインメント性重視の脚本となっている。また、配役を登場人物と同世代に設定してSMAPの香取慎吾を主役に据え、若手人気俳優や舞台俳優を積極的に起用し、隊士をはじめ一人一人のキャラクターを丁寧に描ききった点で評価されている。若年層や三谷の同世代を中心とした視聴者や糸井重里ら著名人から熱い支持を受ける一方で、一部の史実や従来の設定から大きく逸脱した内容のために歴史ファンや高齢層にかなり受けが悪く、視聴率は第1話以降極度の不振で17.4%で終わった。さらに主演の香取への評価も低く、熱演をみせた脇役たちに終始喰われたまま放送を終えたとの揶揄もある。他方NHKには大量の応援のハガキが寄せられ、番組終了後には続編希望が多数寄せられたため、大河ドラマとしては史上初の続編(『新選組!! 土方歳三 最期の一日』)が制作されている。この続編も低視聴率に終わったが、内容は本編を凌ぐほど完成度が高いと絶賛された。また、2005年に行われたアンケートによると好きな大河ドラマの中で2位に選ばれた(ちなみに1位は『独眼竜政宗』)。しかし、このアンケートは主にウェブ上での募集だったため古くからの視聴者の人気を反映してるとは言い難い。

2005年の『義経』は主役に人気アイドルの滝沢秀明、ヒロインに人気女優の上戸彩、元朝ドラヒロインの石原さとみ、脇役には松平健、中井貴一、松坂慶子、渡哲也といったベテランを配して「大河らしい大河」を目指した。前半は20%代前半の高視聴率で推移して好調だった。しかし中盤以降は20%を割り込み、最大の山場の壇ノ浦の戦い以降は15%以下が多くなった。終盤は平家方のベテランが退場し、話自体も義経の没落の暗い話になり、視聴者が離れてしまったと考えられる。また、静御前は明らかなミスキャストであるとの声や、上戸の役は原作の設定とも違い不要だったという意見など、ヒロインへの批判が高かった。平均視聴率は19.5%で僅かに20%に届かなかった。

2006年の『功名が辻』は仲間由紀恵、上川隆也のダブル主役の戦国夫婦の物語である。『利家とまつ』のような戦国ホームドラマ路線と思われがちだが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国三傑の登場場面が多く、歴史上の事件を割合に重視していた。織田信長を演じた舘ひろしは、当初こそ信長役としては高齢過ぎると批判はあったものの、強烈なインパクトから一部では「史上最高の信長」と呼ばれて評価が高い。また、『利家とまつ』で前田利家役を主演した唐沢寿明が、1話限りであるが同役で登場し、大河ドラマでは異例の2作の主人公が共演した。中高齢層に安心して観られるドラマづくりであることのほか、舞台が視聴者に馴染みのある戦国時代後期であり、桶狭間から関ケ原までの「美味しいところ」を描くことが出来るため、題材に事欠くことなく視聴率は20%前後で安定して推移した。平均視聴率は『利家とまつ』以来の20%超えを達成し、2000年代では成功作と言っていい。その一方で、主人公の千代と小説『功名が辻』に登場する架空の人物六平太が数々の重大事件に関わるばかりか歴史を動かした原動力であるかのように描いたり、また山内一豊の事績でないことがはっきりしていることまで彼の手柄にしてしまうなど、主人公2人のあまりの過大評価的描写や行き過ぎた創作・演出への批判も多く、視聴率をとれたのは信長ら三傑の歴史的魅力に拠るところが大きいとする声がある。

2007年は井上靖生誕百周年を記念しての『風林火山』。主人公の山本勘助を演じる内野聖陽は実力派舞台俳優として知られる。ヒロインは新人の柴本幸。その他の脇役も一般的な知名度より演技力を重視した配役がなされた。久々の骨太時代劇として、インターネット上を中心に高い支持を受けている。視聴率は関東地区では20%前後で推移しているが、近畿地区では15%台でやや低迷し、裏番組の『ジャンクSPORTS』(関西テレビ)に後塵を拝している。

2008年は『篤姫』が予定されている。主演はNHK連続テレビ小説『純情きらり』でヒロインを演じた宮崎あおいで、大河ドラマ最年少の主演である。制作発表後、一部から「フジテレビで高視聴率を得た『大奥』人気に便乗した模倣作か」という疑念の声があがったの対し、NHKは「そのようにするつもりはない」としており、作品の内容が注目される。

2009年は『天地人』の放送が予定されている。

※視聴率は全話平均、関東地区・ビデオリサーチ調べ。


☆大河ドラマと裏番組

これまで民放各局は、裏番組である「大河ドラマ」に対抗するべく、さまざまなテレビ番組を制作してきたが、その中で大人気を博す番組も数多く生まれた。中でも『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』は裏番組すなわち「大河ドラマ」(当時は『天と地と』)に打ち勝とうという意味を込めたタイトルである。この『裏番組をぶっとばせ!!』は高視聴率を獲得し、「大河ドラマ」を破ることとなる。だが野球拳が低俗として指摘され、わずか1年間で番組は打ち切られた。以降、「大河ドラマ」の視聴率を通常番組で上回ったのは『裏番組をぶっとばせ!!』、『西遊記II』、『ごっつええ感じ』の3本のみであった。他にも後世に残る人気を博した番組が多かったものの、「大河ドラマ」には一歩及ばなかった。

近年フジテレビは毎年大河ドラマの初回の日にはほぼ同じ放送時間で特番をぶつけ、視聴者の取り崩しを計っている。


☆代表的な人気裏番組

コント55号の裏番組をぶっとばせ!(日本テレビ)
青春ドラマシリーズ(『おれは男だ!』、『飛び出せ!青春』等、日本テレビ)
オールスター家族対抗歌合戦(フジテレビ)
西遊記(日本テレビ)
西部警察(テレビ朝日)
久米宏のTVスクランブル(日本テレビ)
天才・たけしの元気が出るテレビ!!(日本テレビ)
ダウンタウンのごっつええ感じ(フジテレビ)
特命リサーチ200X(日本テレビ)
大改造!!劇的ビフォーアフター(ABCテレビ)

☆2007年現在の裏番組

世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ)
どうぶつ奇想天外!(TBSテレビ)
ジャンクSPORTS(フジテレビ)
笑いの金メダル(テレビ朝日)
日曜ビッグバラエティ(テレビ東京)
近年では民放各局の裏番組に猛追されている感があり、内容によっては視聴率が逆転することがある。


☆放送時間
総合テレビ・デジタル総合テレビ - 日・20時から20時45分(選挙などで19時15分から20時になることもある)、(再放送)土・13時5分から13時50分
デジタル衛星ハイビジョン - 日・18時から18時45分(プロ野球中継がある場合は17時台に放送される)
衛星第2テレビ - 日・22時から22時45分
NHKワールド・プレミアム - 日・20時から20時45分、(再放送)月・3時10分から3時55分、土・13時5分から13時50分
なお、2004年からは、デジタル総合テレビにて、13:00〜13:45(2005年4月からは13:05〜13:50の放送となった)に、限定先行放送を始めたが、2006年(『功名が辻』)から、再びその放送はなくなり、結局は2004年と2005年の大河ドラマ(それぞれ、『新選組!』・『義経』)のみの企画となった。


☆今後の大河ドラマ

篤姫 - 2008年1月から放送開始予定。
天地人 - 2009年1月から放送開始予定。
坂の上の雲 - 従来の枠とは別の枠でスペシャル大河として、2009年秋から3年間に渡っての放送を予定。


☆NHK新大型時代劇

1984年から1986年にかけての、いわゆる「近現代三部作」(『山河燃ゆ』、『春の波濤』、『いのち』)が放送されていた時期に、従来の時代劇路線の大河ドラマのファンのために、それまで軽い内容の『水曜時代劇』(現・『木曜時代劇』)が放送されていた水曜日の20時台に新たに設けられた。放送曜日と予算は大河ドラマと異なるが、出演者に大河ドラマ出演者が多く、1年間の放送であったことから、大河ドラマに準じる連続大型時代劇として扱われることも多い。

1986年の『武蔵坊弁慶』は、翌1987年1月から大河ドラマが『独眼竜政宗』で時代劇路線に戻ることもあり、約9ヶ月間の放送で終了した。


☆作品

宮本武蔵(1984年4月4日 - 1985年3月13日、全45話)
原作 / 吉川英治、脚本 / 杉山義法、音楽 / 三枝成章
出演 / 役所広司(宮本武蔵)、古手川祐子(お通)、中康次(佐々木小次郎)、奥田瑛二(本位田又八)
吉川英治原作の小説『宮本武蔵』の完全ドラマ化を目指した作品。宮本武蔵が剣の道に生き、剣豪として巌流島で佐々木小次郎と対戦するまでを描いた。
真田太平記(1985年4月3日 - 1986年3月19日、全45話)
原作 / 池波正太郎、脚本 / 金子成人、音楽 / 林光
出演 / 渡瀬恒彦(真田信之)、草刈正雄(真田幸村)、丹波哲郎(真田昌幸)
武蔵坊弁慶(1986年4月9日 - 1986年12月3日、全34話)
原作 / 富田常雄、脚本 / 杉山義法ほか、音楽 / 芥川也寸志(オープニングテーマ)、毛利蔵人(本編)
出演 / 中村吉右衛門(弁慶)、川野太郎(源義経)、荻野目慶子(玉虫)、ジョニー大倉(伊勢三郎)、菅原文太(源頼朝)


☆備考

デジタルで放送される衛星ハイビジョンテレビとデジタル衛星第2放送および、デジタル総合テレビでは副音声で視覚障害者向けの解説放送がある。この解説放送はステレオ2音声放送であるためアナログ総合テレビとアナログ衛星第2放送ならびに海外向けテレビ番組配信のNHKワールド・プレミアムでは行われていない。

また、デジタル総合テレビとデジタル衛星ハイビジョンはデータ放送がある。2001年から2005年まではアナログ放送と、デジタル放送では番組内容は同じでもそれぞれ編集映像比率内容が異なっていた。アナログ放送用(NHKワールド・プレミアムも含む)では本編は4:3で放送されるが番組最後の紀行の部分のみレターボックスで放送されていた。2006年からアナログ・デジタル同時送出のため、アナログ放送(NHKワールド・プレミアムも含む)では14:9のサイズで放送されるようになった(これにあわせて、スタッフ・キャストのテロップは、横書き表示に変更された)。海外では日本人が多く住む地域でNHKワールド以外の放送局で放送されている(字幕付き)。最近ではCS専門チャンネル(ファミリー劇場、時代劇専門チャンネル、衛星劇場等)で放送されている。ただし、『太平記』以降定番となった、大河ドラマ本編の放送終了後に放送されるドラマの舞台となった場所や、登場人物ゆかりの地を紹介する「紀行」番組はCS放送で見ることはできない。

スタジオでの全収録が終了するクランクアップの時には出演者・スタッフの労をねぎらってスタジオにくす玉が吊るされ、主演者がそれを割ったり、出演者のスピーチも行われ、来年の大河の主役の俳優からその年の主役の俳優に花束を渡し引継ぎを行う等、その模様はスポーツ新聞やNHK広報番組で取り上げられることが多い。近年は視聴率アップを狙い、『その時歴史が動いた』においてその年と来年の大河ドラマの時代、主役を取りあげ、興味を引こうとしていた。ちなみに、その年の大河ドラマの出演者は毎年2月3日の節分に成田山新勝寺で、豆まきの来賓ゲストとして出席するのが恒例である。

毎年秋に各地で開催される「大菊人形展」はこの大河ドラマをテーマにするケースが多い。また、その年に放送されている主人公にゆかりのある地方自治体がNHKとタイアップして、展示会やフェスティバルを開いており、その経済効果には定評がある。長年京阪電気鉄道がひらかたパークにて開催されるひらかた大菊人形は特に有名であったが技術者の高齢化や後継者の不足などを理由に2005年の『義経』をもって終了している(今後は何らかの形で残る予定)。大河ドラマを使って自治体や地元経済団体等が地域活性化を図るケースは多く、近年では2002年の『利家とまつ』が高視聴率を博し、石川県の観光振興に大きく貢献している。また京都がドラマの舞台になると京阪電気鉄道がラッピング電車などを走らせるなどして積極的にPRしている。


☆作品の現存状況

『花神』(1977年)以前の作品は当時の放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型であったために放送終了後に消去されて他の番組に使い回されており、運良く残った一部の放送回と総集編を除きほとんど現存しない。当時はNHKに限らず民放でも保存のコストと著作権の問題からテレビ番組の保存があまり行われていなかった(一方、フィルム撮影だった特撮などの一部のドラマやアニメは割合現存している)。

現代の感覚では多額の制作費をかけた映像作品を消去するなぞ重大な資産の損失であると考えられるが、当時の感覚は逆で非常に高価で保管にも費用のかかるビデオテープを再利用しない方が損失であると考えられていた。当時のNHKでは本放送終了後にテレビドラマの再放送がほとんど行われず、特に50話近い長編の大河ドラマの再放送は想定されておらず、ビデオの販売などは思慮の外だったので、初期の大河ドラマの大半が失われた。それでも、重要な放送回や総集編は映像資料用として保存していたようだが、『春の坂道』(1971年)は総集編を含めてNHKに全く映像が残されておらず「幻の大河ドラマ」と呼ばれていた(後に最終回のみモノクロの家庭用VTRで録画された映像が発見されてNHKアーカイブスに収蔵されている)。現存している作品の幾つかはDVDで販売され、またNHKアーカイブスで視聴することも可能である。

1978年以降は放送局用ビデオテープのコストも下がったためか、番組の保存をするように方針も変わったらしく、『黄金の日日』は全話現存している。『草燃える』は数話が失われている。『獅子の時代』以降は全話現存していて、いくつかの作品は全話収録の完全版または総集編のビデオ・DVDが販売されている。NHKでは保存していなかった作品を視聴者がビデオ(当時は大変に高価だった)で録画保存していたものが発見されて寄贈されることもある(ただし、家庭用ビデオ機器による録画であることとテープの経年劣化により画質が悪く、市販できるものではない)。


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2007年05月05日

「篤姫」

☆篤姫 【NHK大河ドラマ】

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篤姫(あつひめ)は、2008年から放送予定のNHK大河ドラマ。第47作目。主演は宮崎あおい。


NHK大河ドラマ「篤姫」 あらすじ

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


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☆作品内容と反響
原作は宮尾登美子の「天璋院篤姫」。主人公は江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室である天璋院(篤姫)。女性主演の大河ドラマは2006年の『功名が辻』以来2年ぶり7作目。

幕末を扱った作品は2004年放送の『新選組!』以来、宮尾登美子原作は2005年の『義経』以来の2度目。

主演の宮崎あおいは大河ドラマ初主演、また史上最年少である。これにより、『義経』の滝沢秀明の主演史上最年少と言う記録は3年で、『功名が辻』の仲間由紀恵の主演女優史上最年少と言う記録はわずか2年で塗り替えられた。


☆スタッフ

原作:宮尾登美子(『天璋院篤姫』講談社刊)
脚本:田渕久美子
製作統括:佐野元彦


☆出演

主人公
篤姫:宮崎あおい
和宮:堀北真希

☆放送

☆放送日程

☆総集編

☆ソフトウェア

大河ドラマ(作品一覧)
1960年代 花の生涯 - 赤穂浪士 - 太閤記 - 源義経 - 三姉妹 - 竜馬がゆく - 天と地と
1970年代 樅ノ木は残った - 春の坂道 - 新・平家物語 - 国盗り物語 - 勝海舟 - 元禄太平記 - 風と雲と虹と - 花神 - 黄金の日日 - 草燃える
1980年代 獅子の時代 - おんな太閤記 - 峠の群像 - 徳川家康 - 山河燃ゆ - 春の波涛 - いのち - 独眼竜政宗 - 武田信玄 - 春日局
1990年代 翔ぶが如く - 太平記 - 信長 KING OF ZIPANGU - 琉球の風 - 炎立つ - 花の乱 - 八代将軍吉宗 - 秀吉 - 毛利元就 - 徳川慶喜 - 元禄繚乱
2000年代 葵徳川三代 - 北条時宗 - 利家とまつ〜加賀百万石物語〜 - 武蔵 MUSASHI - 新選組! - 義経 - 功名が辻 - 風林火山 - 篤姫 - 天地人


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2007年04月16日

「風林火山」

風林火山 【NHK大河ドラマ】

このNKH大河ドラマ「風林火山」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。

注意:この項目・一覧は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。
風林火山(ふうりんかざん)は、2007年1月7日〜12月9日(予定)に放送されている46作目のNHK大河ドラマである。原作・井上靖。脚本・大森寿美男。主演・内野聖陽。全49話。


☆NHK大河ドラマ作品内容と反響

原作は、2007年に生誕百周年となる小説家・井上靖が1950年代初頭に執筆した同名小説『風林火山』で、井上作品の大河ドラマ化は初めて。武田信玄(晴信)の伝説的軍師として知られる山本勘助の生涯を描く。織豊時代が描かれた2006年の『功名が辻』とは近時代にあたる戦国時代が扱われる作品。原作は勘助の武田家仕官から始まるが、物語は前半生にあたる放浪時代からスタートし、序盤は農民の娘・ミツとのエピソードなど、本ドラマオリジナルの展開となった。第12回「勘助仕官」より原作部分に入る。勘助が討死したとされる第四次川中島の戦いで完結する。

勘助の人物像は伝説的であるが、隻眼の主人公を題材にした大河ドラマとしては1987年の独眼竜政宗以来となり、小道具としての眼帯も複数製作された。山国の甲斐では藁製の、海がある駿河では鮑の貝殻を眼帯とするなど細部にまで拘られている。

主演の内野聖陽は1998年『徳川慶喜』以来の2度目の出演にしての主役抜擢。他にも、ヒロイン由布姫に新人の柴本幸、武田信玄に歌舞伎役者の市川亀治郎、上杉謙信にシンガーソングライターのGackt、北条氏康に大衆演劇から松井誠と、物語の中心的人物には大河初出演でなおかつテレビドラマでの露出も少ない役者が多数抜擢された。

ホームドラマ路線が多かった近年の大河に比べて、「反戦平和」「サラリーマン社会の縮図化」「男女平等」といった現代の価値観を極力排除しているのが特色で、そうした安易な解釈を盛り込まない点が評価されている。配役も実力派舞台俳優の内野聖陽など、一般的な知名度よりも演技力を重要視しており、「ドラマや映画で主演級の俳優」「CMでおなじみの人気タレント」達があの役を演じる、といった最近の大河ドラマに見られる配役傾向とはかなり異なっている。物語序盤に勘助の恋人ミツを演じた貫地谷しほりなど、各出演者の演技への評価は総じて高い。

「風林火山」の平均視聴率は第18回終了現在19.7%で推移している。骨太な正統派時代劇として視聴者の感想はすこぶる良い。特に30代後半〜50代男女に支持者が多いのが特徴である。

オープニングタイトルは、冒頭部分で風林火山の句「疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」が内野聖陽によって朗読されている。また、スタッフ・キャストのテロップは、2年連続で横書き表示である。

裏話として、NHKのラジオ番組で放送された、脚本家らを集めた座談会で、内野聖陽に勘助役を打診したところ、「かっこよすぎないですか?」と尋ね返されたというエピソードがある。


☆スタッフ

原作:井上靖(『風林火山』新潮社刊)
脚本:大森寿美男
音楽:千住明
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:高関健
演奏:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
題字:柿沼康二
語り:加賀美幸子
時代考証:柴辻俊六
風俗考証:二木謙一
建築考証:平井聖
衣裳考証:小泉清子
和歌考証:井上宗雄
殺陣武術指導:林邦史朗
所作指導:西川箕乃助
馬術指導:田中光法、辻井啓伺
邦楽指導:本條秀太郎
能楽指導:観世喜正
書道指導:望月暁云
医事指導:中村毅志夫
仏事指導:金嶽宗信、山田亮匡
御所ことば指導:堀井令以知
京ことば指導:井上裕季子
山梨ことば指導:笠井一彦
日本画指導:川瀬伊人
撮影協力:山梨県、長野県、岩手県遠野市、奥州市、福島県会津若松市、猪苗代町、茨城県つくばみらい市、常総市、埼玉県坂戸市、山梨県北杜市、長野県千曲市
資料提供:武田神社、恵林寺
和太鼓演奏:葛飾諏訪太鼓
製作統括:若泉久朗
演出:清水一彦、磯智明、田中健二、東山充裕
風林火山紀行

語り:真下貴アナウンサー
二胡演奏:チェン・ミン(1月〜3月)
フラメンコギター演奏:沖仁(4月〜)


☆出演

主人公とその一族

山本家
源助→大林勘助→山本勘助<晴幸>:山内颯→内野聖陽
藤七→山本貞久:松川尚瑠輝→光石研
安(勘助の母):あめくみちこ
山本貞幸:伊藤高


大林家
大林勘左衛門:笹野高史
菊代(勘左衛門の妻):水沢アキ
大林勘兵衛(勘左衛門の子):門野翔


武田家
武田一門
武田勝千代→武田晴信→武田信玄<大膳大夫>:池松壮亮→市川亀治郎
三条夫人:池脇千鶴
由布姫:柴本幸
武田信虎<陸奥守>:仲代達矢
大井夫人:風吹ジュン
勝沼信友:辻萬長
武田次郎→武田信繁:園部豪太→嘉島典俊
禰々:大塚友稀→桜井幸子
晴信の姉:山口美菜子
孫六<信廉>:伊藤瑞稀→吉田理恩
武田太郎<義信>:加藤清史郎


武田家臣
板垣信方<駿河守>:千葉真一
甘利虎泰:竜雷太
飯富虎昌<兵部>:金田明夫
諸角虎定:加藤武
小山田信有:田辺誠一
教来石景政→馬場信春<民部>:高橋和也
原虎胤<鬼美濃・美濃守>:宍戸開(1988年の『武田信玄』では父・宍戸錠が原虎胤を演じている)
前島昌勝:塩野谷正幸
赤部下野守:寺島進
駒井政武:高橋一生
春日源五郎<香坂弾正>:田中幸太朗
飯富源四郎<山県昌景>:前川泰之
大井宗芸:庄司永建
赤部家臣:宮坂ひろし
信濃先方衆

真田幸隆:佐々木蔵之介
忍芽(幸隆の妻):清水美砂
相木市兵衛:近藤芳正
春原若狭守(真田家臣):木村栄
春原惣左衛門(若狭守の弟):村上新悟
宮下(真田家臣):竹田寿郎
深井(真田家臣):萩野英範
源太郎<信綱>:中村圭佑
芦田信守:飯田基祐
葉月(真田家素破):真瀬樹里
女中衆

萩乃(三条夫人の女中頭):浅田美代子
志摩(由布姫の侍女頭):大森暁美
マキ(由布姫の侍女):おおたにまいこ


☆戦国武将たち
長尾・上杉家

長尾景虎→上杉謙信:Gackt
本間江州:長江英和
長野業政:小市慢太郎
上杉憲政:市川左團次
倉賀野直行:大門正明
今川家

寿桂尼:藤村志保
梅岳承芳→今川義元<治部大輔>:谷原章介
太原崇孚雪斎:伊武雅刀
庵原忠胤<安房守>:石橋蓮司
福島越前守:テリー伊藤
庵原之政:瀬川亮
牧野成勝:津村鷹志
朝比奈泰能:下元史朗
岡部親綱<左京進>:宮路佳伴
玄広恵探:井川哲也
今川氏輝:五宝孝一
彦十郎の母:大須賀裕子
北条家

北条氏康:松井誠
清水吉政:横内正
北村右近(武将):きたろう
北条氏綱:品川徹
松田七郎左衛門:榊英雄
福島彦十郎(福島越前守の子):崎本大海
北条綱成:石橋保
諏訪・高遠家

諏訪頼重:小日向文世
高遠頼継:上杉祥三
諏訪満隣:小林勝也
諏訪満隆:牧村泉三郎
高遠連峰軒(頼継の弟):木津誠之
諏訪頼高:小野賢章
有賀清正(諏訪西方衆・ヒサの夫):京一郎
守矢頼真:大木章
笠原清繁:ダンカン
村上家

村上義清:永島敏行
小笠原・大井家

平賀源心:菅田俊
平賀夫人(平賀源心の妻):三原わかほ
美瑠姫(平賀源心の娘):菅野莉央
武藤永春(平賀家臣):中山正幻
大井行頼:上杉陽一
小笠原長時:今井朋彦


☆その他
葛笠村・矢崎家

ミツ(勘助の恋人):貫地谷しほり
平蔵(真田・矢崎家臣):佐藤隆太
ヒサ(平蔵の妻):水川あさみ
伝助→河原村伝兵衛(ミツの兄):有薗芳記
太吉→葛笠太吉(山本家臣):有馬自由
おくま(太吉の妻):麻田あおい
矢崎十吾郎(ヒサの父):岡森諦
茂吉(太吉の長男):小島貴弘
熊吉(太吉の次男):古田大虎
ヤエ(太吉の長女):高柳樹莉亜
トメ(太吉の末娘):原舞歌
与吉(太吉の末男):丸山歩夢
公家

飛鳥井雅教:亀山助清
転法輪三条公頼:小杉幸彦
浪人

青木大膳:四方堂亘


☆放送

通常放送時間
総合テレビ
本放送 日曜20:00 - 20:44:30
再放送 土曜13:05 - 13:49:30
衛星第2テレビ
日曜22:00 - 22:44:30
デジタル衛星ハイビジョン
日曜18:00 - 18:44:30


☆放送日程
第1回と最終回は1時間拡大版である。
2007年は統一地方選挙、参議院議員通常選挙の開票速報を放送するため、総合テレビでの放送時刻が変更される回がある。日付中※印が付いたものがそれにあたり、当日総合テレビの放送時間は19:15 - 19:59:30に変更される。
第1回「隻眼の男」の再放送は、放送中に津波警報が出て放送が中断されたため、第2回「さらば故郷」の再放送と連続して1月20日に放送された。
放送回 放送日 題 演出 風林火山紀行 視聴率
第1回 2007年1月7日 隻眼の男 清水一彦 武田神社(山梨県甲府市) 21.0%
第2回 2007年1月14日 さらば故郷 清水一彦 伝・山本勘助誕生地(静岡県富士宮市) 20.0%
第3回 2007年1月21日 摩利支天の妻 清水一彦 長谷寺(愛知県豊川市) 19.8%
第4回 2007年1月28日 復讐の鬼 清水一彦 山本勘助供養塔(山梨県北杜市) 21.9%
第5回 2007年2月4日 駿河大乱 清水一彦 花倉城跡(静岡県藤枝市)
臨済寺(静岡県静岡市) 22.9%
第6回 2007年2月11日 仕官への道 磯智明 小田原城(神奈川県小田原市)
早雲寺(神奈川県箱根町) 19.3%
第7回 2007年2月18日 晴信初陣 磯智明 真田氏本城跡(長野県上田市) 21.9%
第8回 2007年2月25日 奇襲!海ノ口 田中健二 海ノ口城跡(長野県南牧村) 19.4%
第9回 2007年3月4日 勘助討たれる 田中健二 諏訪大社下社(長野県諏訪市)
諏訪大社下社秋宮(長野県下諏訪町)
上原城跡(長野県茅野市)
龍光山観音院(長野県岡谷市) 19.2%
第10回 2007年3月11日 晴信謀叛 清水一彦 宗泉院 山本勘助の供養塔(山梨県韮崎市) 19.9%
第11回 2007年3月18日 信虎追放 清水一彦 万沢口(山梨県南部町)
大泉寺(山梨県甲府市) 20.9%
第12回 2007年3月25日 勘助仕官 東山充裕 久遠寺(山梨県身延町)
下部温泉(山梨県身延町) 18.4%
第13回 2007年4月1日 招かれざる男 磯智明 長禅寺(山梨県甲府市)
円光院(山梨県甲府市) 18.5%
第14回 2007年4月8日※ 孫子の旗 田中健二 菅田天神社(山梨県甲州市塩山)
雲峰寺(山梨県甲州市塩山) 16.0%
第15回 2007年4月15日 諏訪攻め 東山充裕 高遠城址(長野県伊那市高遠町) 20.0%
第16回 2007年4月22日 運命の出会い 磯智明 桑原城址(長野県諏訪市) 19.4%
第17回 2007年4月29日 姫の涙 田中健二 小諸城跡 懐古園(長野県小諸市) 18.6%
第18回 2007年5月6日 生か死か 清水一彦 石積出(山梨県南アルプス市白根)
信玄堤公園(山梨県甲斐市竜王) 18.3%
第19回 2007年5月13日 呪いの笛 山本晴幸生誕地碑(愛知県豊橋市加茂町)
第20回 2007年5月20日 軍師誕生
第21回 2007年5月27日 消えた姫
第22回 2007年6月3日 三国激突
第23回 2007年6月10日 河越夜戦
第24回 2007年6月17日 越後の龍
第25回 2007年6月24日 非情の掟


☆出版書籍

大河ドラマ・ストーリー
風林火山 前編 ISBN 4149233454
歴史ハンドブック 風林火山 ISBN 4149106177

ノベライズ
NHK大河ドラマ 風林火山 一.風の巻 ISBN 414005509X
NHK大河ドラマ 風林火山 二.林の巻 ISBN 4140055103
NHK大河ドラマ 風林火山 三.火の巻(2007年6月刊予定)
NHK大河ドラマ 風林火山 四.山の巻(2007年9月刊予定)

その他書籍
2007年大河ドラマ 『風林火山』完全ガイドブック(東京ニュース通信社版) ISBN 4924566632
NHK大河ドラマ「風林火山」(角川書店版) ISBN 4048944800

サウンドトラック
風林火山(東芝EMI)

関連項目
風林火山博風林火山館(北杜市にあるオープンセット)
風林火山博(甲府市)
風林火山 (テレビドラマ 2006年)

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2007年04月15日

「功名が辻」

☆功名が辻 【NHK大河ドラマ】

このページの項目名には、環境により表示が異なる文字があります。正確な表記では「辻」の「辶」(しんにょう)の点が2つです。
功名が辻(こうみょうがつじ)は、2006年1月8日〜12月10日に放送された45作目のNHK大河ドラマである。原作・司馬遼太郎。脚本・大石静。主演・仲間由紀恵、上川隆也


☆あらすじ

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


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「桶狭間の戦い」直前、風雲急を告げる尾張領内で一人の浪人が一人の少女を助ける。少女は両親を戦によって失い、浪人は岩倉織田氏の家老だった父を織田信長によって攻め滅ぼされていた。少女の名は千代、浪人の名は山内伊右衛門一豊。一豊は古参の家臣・五藤吉兵衛、祖父江新右衛門とともに、信長の首を狙うため尾張領内をさすらい歩いていた。

戦いののち、信長の草履取りとして働いていた木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の与力となった一豊と、戦を嫌って美濃へと去っていった千代。美濃攻めで再会した二人は、「一国一城」の夢に向かい、手を携えあって戦国の世を生き抜いていく―。


☆作品内容と反響

原作は、司馬遼太郎が60年代初頭に執筆した同名小説で、司馬作品の大河ドラマ化は1998年の『徳川慶喜』以来で、6作目となる。なお、1973年放送の『国盗り物語』においても、原作の一部として使用されている。戦国時代後半を扱った作品は2002年の『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』以来。主演の仲間由紀恵は2000年の『葵徳川三代』で初出演し、2003年の『武蔵 MUSASHI』では物語前半の敵役小次郎の恋人として二役をこなして以来の出演。1994年(平成6年)の『花の乱』以来、女性主人公としての主役抜擢となった。一豊役の上川隆也は1997年の『毛利元就』以来の出演。脚本は大石静で、大河ドラマ初執筆。音楽担当は小六禮次郎。

オープニングのクレジット(キャスト・スタッフ表示)が横書き表示となった。『山河燃ゆ』、『春の波涛(総集編)』、『琉球の風(第1回のみ)』などで横書き表示があったが、時代物の大河としては異例である。タイトルバックにはCG(コンピューター・グラフィックス)が使用され、夫婦の絆を意味する一本の糸が翻弄されさまざまに変化しつつ、背景にさまざまな素材が配置されるコンセプトで製作された。画面は最後まで横方向へのスクロールで展開され、背景には着物の生地や、実在の蒔絵に描かれたものを動かした鳳凰など同時代の紋様、四季の移ろいや物語の伏線にもなる高知城と城下のシルエットなどが表現された。

メインテーマでは、NHK交響楽団のオーケストラ演奏に加え、コンピュータでのリズムトラック(ループ)を取り入れ、躍動感と共にアクセントの効いた現代風な楽曲に仕上げている。独創的な中にも大河ドラマのテーマ曲として不可欠な重厚感をかもしだした秀逸な楽曲と評価も高い。

脚本の大石静は、前年にテレビ東京新春ワイド時代劇として同じ司馬作品である『国盗り物語』の脚本を担当したこともあってか、『国盗り物語』など司馬の諸作品に描かれるエピソードを転用しながら、登場人物のキャラクターや歴史上の出来事の背景に大胆な解釈を加え、これまでの大河ドラマ的な描き方とは一線を画した戦国物語を紡いだ。たとえば、信長・濃・光秀の三角関係を本能寺の変の背景として描き(この三角関係は司馬遼太郎の小説「国盗り物語」後半の主題とも言える)、従来の大河ドラマであれば1回丸々使うエピソードである本能寺の変を放送開始わずか15分で終結させ(原作でも、「本能寺ノ変が起こった、信長が死んだ」の一行で済まされている)、残り30分を使って変によって揺れ動く人物たちの描写に費やした。また次の回でも、秀吉が光秀を破った山崎の戦いが放送冒頭のアバンタイトルでの説明で済まされてしまっているなど、合戦自体よりその前後の人間ドラマを重視する姿勢が見られた(もちろん戦国物の醍醐味である合戦シーンが大きく省略されることについての不満が多いのも事実ではある)。

また、原作において戦国の女として描かれた千代を反戦思想を内に秘め、出世や金銭に実は執着しない女性として設定した。「アナーキーなキャラクター」(大石)である三傑(信長、秀吉、家康)に翻弄される一豊を愛敬と度胸、そして知恵で支える千代の夫婦愛を軽いタッチで描き、仲間の(『TRICK』、『ごくせん』をほうふつとさせる)コミカルかつ等身大の演技が支持を集めた。

その一方で、登場人物の設定が大幅に変更されていること、骨太な司馬作品とは一線を画す内容であることなど司馬作品のファンからは原作をないがしろにしすぎていると違和感を指摘する声もある。特に千代のキャラクターである「反戦思想」には現代の価値観をそのまま戦国時代に持ち込む手法として異論も多い(ただし、現代の価値観をドラマに反映することは大河ドラマの草創期から試みられている)。

秀吉に近い人物の夫婦愛を描いた大河ドラマであり、歴史上の重大な出来事に夫婦が立ち会っていたりするエピソードが多いという点で、前田利家・まつ夫妻を描いた『利家とまつ』と比較される事が多い。同作で秀吉を演じた香川照之が本作で千代の幼馴染み・六平太を演じており、柄本明(本作の秀吉役)と顔が似ている事もあって「紛らわしい」との声も挙がっている。また、唐沢寿明が同じ利家役としてゲスト出演した(第39回のみ)。他に『八代将軍吉宗』で徳川吉宗を、『葵徳川三代』で2代将軍徳川秀忠を演じた西田敏行が今作で徳川家康を演じているが、それに因んでか、『吉宗』で息子の徳川家重を、『葵』で徳川光圀(語り役)を演じた中村梅雀が最終回で秀忠を演じた。

舘ひろし演じる信長は前例のないほど強烈な印象で、第一回の放送直後から賛否両論の物議をかもし続け、本能寺の変ではこれまでの大河ドラマでは前例のない光秀との銃撃戦を演じた。しかし、大石の設定した「狂気の信長」というキャラクターを演じ切った点への評価は高い。

初回視聴率は5年ぶりの20%割れとなる19.8%で、素材とキャスティングの地味さが要因であるとささやかれた。しかし、以降は持ち直してほぼ毎回20%以上をキープし、平均視聴率は20.9%(関東地区)を記録。4年ぶりに20%を超え、国民的な人気がある作家ながら大河ドラマでは低視聴率という司馬作品のジンクスを破った。初回から最終回までの平均視聴率は関東地区で20.9%。関西地区は19.3%(いずれも世帯視聴率)。

NHKが2006年に公開した「ジャンル別番組制作費」によると、同番組の制作費は1話6,110万円掛かるとのこと。ちなみに制作費について、利用目的のほとんどがセットなどの美術費とのことである。なお大石静自身が語ったところによると、NHKの不祥事の影響で経費削減が徹底され、制作費自体は新選組!の数分の一になってしまったとのことである(ただし、同局芸能番組センターの吉川幸司チーフプロデューサーによると、制作費を松竹梅でたとえれば、『功名が辻』は松の下、『新選組!』は梅の中ぐらい、とのことで、大石の発言と食い違いを見せている(読売新聞 2006年3月28日付))。

衣装考証は、毎年大河ドラマでの考証を努めている小泉清子。千代には、一豊が小禄だった頃には着物の端切れで小袖を仕立て上げたというエピソードがあり、実際にパッチワークで作られた衣装が使用された。ドラマにおいては、千代の嫁入り後には実家である不破家が戦で焼けた際に燃え残った着物の端切れで仕立てた設定で麻の小袖が登場し、山内家の旗もパッチワークで製作された。また、信長の妹お市や秀吉正室の寧々に所望される小袖や打掛は、高級感を出すために絹のパッチワークで製作された。


☆スタッフ

原作:司馬遼太郎(『功名が辻』)
脚本:大石静
音楽:小六禮次郎
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
演奏:FAIR WIND music
題字:だんきょうこ
語り:三宅民夫アナウンサー
時代考証:小和田哲男
風俗考証:二木謙一
建築考証:平井聖
衣装考証:小泉清子
殺陣武術指導:林邦史朗(竹之内五左衛門役を兼ねる)
所作指導:橘芳慧
馬術指導:田中光法
茶道指導:鈴木宗卓(千利休役を兼ねる)
華道指導:杉本康子
邦楽指導:清元栄吉
笛指導:福原百七(劇中でもほら貝を披露)
能楽指導:観世喜正(劇中でも能を披露)
書道指導:望月暁云
蹴鞠指導:大西康義
大工・細工指導:守屋今朝登
彫刻指導:吉川瑞慶
囲碁指導:白江治彦
小鼓指導:後藤嘉津幸
太鼓指導:望月左武郎
仏事指導:金嶽宗信
カトリック所作指導:松尾貢
尾張ことば指導:芹沢孝子
京・御所ことば指導:井上裕季子
薩摩言葉指導:上村依子
土佐ことば指導:岡本桂子
撮影協力:滋賀県甲賀市、高島市、野洲市、東近江市、日野町、茨城県常総市(旧・水海道市)、山梨県北杜市、つくばみらい市、岐阜県岐阜市、高知県高知市、滋賀ロケーションオフィス、高知フィルムコミッション、いばらきフィルムコミッション、なかのフィルムコミッション
制作統括:大加章雅
演出:尾崎充信、加藤拓、梛川善郎ほか(他のディレクターと担当回については放送日程に記載)
功名が辻紀行

語り:滝島雅子アナウンサー
フルート演奏:エマニュエル・パユ


☆出演

山内家

主人公
千代→見性院:永井杏→仲間由紀恵
山内一豊<伊右衛門・対馬守→土佐守>:途中慎吾→上川隆也
一豊夫妻の一門
法秀尼(一豊の母):佐久間良子(1986年のTBSドラマ『旦那さま大事』では千代を演じている)
山内康豊:古澤龍之→玉木宏
若宮喜助:宅麻伸
(1997年のテレビ朝日版で一豊役を演じている)
とも(千代の母):木村多江
きぬ(ともの姉・不破市之丞の妻):多岐川裕美
不破市之丞:津川雅彦
山内盛豊(一豊の父):坂口進也
よね(一豊夫妻の長女):皆川陽菜乃→森迫永依
拾→湘南:泉澤祐希→三浦春馬
於美(康豊の妻):眞野裕子
国松→山内忠義:照井宙斗→十川史人
山内家臣とその一族
五藤吉兵衛:武田鉄矢
祖父江新右衛門:前田吟
五藤吉蔵:小倉久寛
祖父江新一郎(新右衛門の長男):浜田学
ふね(新右衛門の妻):熊谷真実
英二郎:黒川英二
市川山城守:岡田圓
徳次郎→祖父江徳心斎(新右衛門の次男・医者):ささの堅太→古本新乃輔
つる(新右衛門の長女):寺島咲
うめ(新右衛門の次女):斉藤奈々
かね(新右衛門の三女):野村涼乃
とめ(新右衛門の四女):柳桃子
小三郎(新右衛門の三男):ささの貴斗
ちぐさ(新一郎の妻):星野園美
又十郎:長澤壮太郎
平蔵:田上晃吉
助平:土平ドンペイ
甚八:中村浩二
安吉:浜上竜也
亀蔵:林洋平
山内家家臣:村上和成
山内家家臣:水月駿一郎
康豊家臣:高原知秀
侍女・小者
たき(吉兵衛の恋人):細川ふみえ
田中孫作:徳井優
美津:星井七瀬
しの:岩倉沙織
初野(よねの乳母):児玉陽子
ふく:山本梓(当初予定は「こい」(寧々の妹)役)
やす:高松いく
かめ:悠木千帆
はる:春口愛
かえで:飯沼千恵子
こう:池野浩子
はな:高橋あゆみ
小助:田鍋謙一郎


織田家

織田一門
織田信長:舘ひろし
市:大地真央
帰蝶→濃:和久井映見
織田信行:橋本啓輝
織田長益:アンドレ
織田信忠:今市直之
三法師:藤田悠希
織田信雄<内府>:大柴邦彦
織田信孝:飯沼誠司
初:松本梨奈→吉川麻衣子
小督:原にち佳→新穂えりか
織田家臣
柴田勝家<権六>:勝野洋
丹羽長秀<五郎左衛門>:名高達男
林通勝<佐渡守>:苅谷俊介
佐久間信盛<右衛門尉>:俵木藤汰
池田恒興<勝入斉>:桐山浩一
森長可<武蔵守>:山口粧太
簗田政綱:岡本和範
滝川一益:古川真司
筒井順慶:西郷丼丼
蒲生氏郷:小杉幸彦
落合源太左衛門宗久(柴田勝豊家臣):粟根まこと
佐久間盛政:宍戸勝

明智家

明智光秀<十兵衛・日向守>:坂東三津五郎
槇:烏丸せつこ
倫(光秀の長女・荒木村次の妻):堀内恵
菊(光秀の次女):橋口恵莉奈
明智光春:冨家規政
溝尾勝兵衛:吉野正弘
外様武将
松永弾正久秀:品川徹
荒木村重:ベンガル
穴山梅雪:山本健翔
別所長治:平田康之
側近・侍女など
森蘭丸:渡辺大
福富平太郎:山上賢治
ゆき(濃の侍女・クレジットは「侍女」):中村公美子
なつ(濃の侍女):瑠依
おあき(濃の侍女):山野亜紀


豊臣家

豊臣一門
藤吉郎→木下藤吉郎→木下藤吉郎秀吉→羽柴秀吉→豊臣秀吉<筑前守→関白→太閤>:柄本明
寧々→高台院<北政所>:浅野ゆう子
茶々→淀:野口真緒→永作博美
旭:松本明子
治兵衛→羽柴秀次→豊臣秀次<近江中納言→関白>:柴井伶太→成宮寛貴
副田甚兵衛:野口五郎
なか<大政所>:菅井きん
羽柴秀長→豊臣秀長:春田純一
源助:小林正寛
やや(寧々の実妹):真由子
浅野又右衛門:二瓶鮫一
拾→豊臣秀頼:丸山歩夢→広田亮平→石黒英雄
南殿(秀吉の側室):田辺愛美
お宮(秀次の側室):田島穂奈美
宿老・奉行とその一族・家臣
石田三成<佐吉・治部少輔>:中村橋之助(1997年の『毛利元就』では上川隆也と親子役)
前田利家<犬千代・加賀大納言>:唐沢寿明(『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』と同じ役での出演、エピソードの項参照)
堀尾茂助→堀尾吉晴:生瀬勝久
いと(吉晴の妻):三原じゅん子(当初予定は杉田かおる)
中村一氏<孫平次・式部少輔>:
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
とし(一氏の妻):乙葉
宇喜多秀家:安田顕
増田長盛:不破万作
堀尾忠氏<信濃守>:大内厚雄
生駒親正:嶋崎伸夫
長束正家:草薙良一
横田内膳:山田百貴
磯野平三郎(石田家臣):園岡新太郎
渡邊甚平(石田家臣):五宝孝一
堀尾金助(吉晴の養子):丸山瀬南
豊臣家臣とその一族
竹中半兵衛:筒井道隆
前野将右衛門:石倉三郎
黒田官兵衛→黒田如水:斎藤洋介
蜂須賀小六:高山善廣
福島正則<市松・左衛門大夫>:嵐広也
田中吉政:金田賢一
加藤清正<虎之助>:金児憲史
杉原家次:小宮孝泰
加藤嘉明:佐藤拓之
片桐且元:タカ・コンドー
平野長泰:白川裕二郎
脇坂安治:奥田崇
糟屋武則:菅原卓磨
小西行長:綱島郷太郎
竹中久作:小西大樹
宮部肥前守:山崎海童
前野景定:瀬川亮
木村常陸介:前田淳
不破万作(豊臣秀次の小姓):浅利陽介
松寿丸→黒田長政:高木優希→田宮英晃
大谷吉継:渡洋史(大野治長と二役)
大野治長:渡洋史(大谷吉継と二役)
黒田長政夫人:千野裕子
加藤清正夫人:吉田仁美
側近・侍女など
大蔵卿局:山村美智
孝蔵主(寧々の侍尼):神津はづき
千利休:鈴木宗卓(茶道指導を兼ねる)
つる(寧々の侍女):芹沢侑子
もよ(宮部継潤の妹):あじゃ
侍女(旭の侍女):喜屋武ちあき
大男(小牧長久手に従軍):長井満也
伝令(小牧長久手に従軍):河田貴一(BOOMER)
伝令(小牧長久手に従軍):伊勢浩二(BOOMER)

徳川家

将軍家
徳川家康<駿河大納言→内府→征夷大将軍→大御所>:西田敏行(1986年のTBSドラマ『旦那さま大事』では一豊を演じている)
長丸→徳川秀忠<権大納言・征夷大将軍>:中村梅雀(1995年の『八代将軍吉宗』以来11年ぶりに西田敏行と親子を演じる)
千姫:鶴彩未
徳川義直:永友イサム
徳川頼信<頼宣>:安達悠起
徳川頼房:小野健人
家臣
本多作左衛門:田中健
井伊直政:篠井英介
榊原康政:川野太郎
本多正純:天宮良
石川数正:大河内浩
本多忠勝<平八郎>:高田延彦
酒井忠次:森田順平
服部半蔵:二橋進
組頭(西軍諸将処刑):三波伸一


戦国武将たち

今川家
今川義元:江守徹
林阿弥(茶坊主):窪田弘和
大森常則:車邦秀
義元の老臣:福本清三
斉藤家
斉藤竜興:工藤和馬
安藤守就<伊賀守>:宇納侑玖
日根野備中守:押切英希
氏家卜全:田中登志哉
稲葉一鉄<良通>:蔵本隆史
浅井家
浅井長政:榎木孝明
浅井久政:山本圭
磯野丹波守員昌:伊吹剛
遠藤喜右衛門:北村晃一
赤尾清綱:仲野文梧
三田村国定:吉田敬一
万福丸:小杉彩人
朝倉家
三段崎勘右衛門:岡田正典
細川家
細川藤孝→細川幽斎:近藤正臣
たま→玉→ガラシャ:今泉野乃香→長谷川京子
小笠原少斎:嶋田久作
細川忠興:猪野学
きよ<小侍従>(ガラシャの侍女):筒井真理子
熊千代:高木涼生
長(忠興とガラシャの娘):河村満里愛
家臣:山野史人

後北条家
松田康長:黒沢次郎
毛利家
毛利輝元<中納言>:津嘉山正種
小早川秀秋<金吾>:阪本浩之
吉川広家:モロ師岡
安国寺恵瓊:赤星昇一郎
平岡石見守:山田明郷
清水宗治:木下浩之
島津家
島津義弘:岩崎ひろし
島津豊久:田村亮(ロンドンブーツ1号2号)

上杉家
直江山城守:矢島健一
長宗我部家
奥宮弥兵衛:渡辺哲
竹之内五左衛門:林邦史朗(殺陣武術指導を兼ねる)
溝淵五郎衛門:大島宇三郎
奥宮の娘:木村文乃

☆その他
甲賀忍者
六平太<望月六平太>:香川照之
小りん<お里>:長澤まさみ
杉谷善住坊:松本元
室町幕府
足利義昭:三谷幸喜
足利義輝:山口祥行
比叡山延暦寺
湛空:大門伍朗
甲斐恵林寺
快川紹喜:松野健一
朝廷
後陽成天皇:柄本時生
市井
老商人(馬商人):北村和夫
せつ(京都天竺屋の侍女):石川さゆり
加乃(京都天竺屋の息女):佐藤未来
与次郎(近江国古橋の寺男):おかやまはじめ
僧(近江国古橋の僧侶):井川哲也
村長(桶狭間周辺):坂口芳貞
踊り手(安土の町娘):広田さくら
不明
兵士:三宅和樹
山田玲奈


☆エピソード

山内家の重臣・五藤吉兵衛を演じた武田鉄矢は、実は「大の山内家嫌い」である。これは彼が信奉する土佐藩士・坂本龍馬が郷士階級の出身であり、幕末期、山内家をはじめとする上士階級が竜馬ら郷士階級を迫害したためである。武田は漫画『お〜い!竜馬』の原作を担当した際、山内家の人物、特に山内容堂を史実以上の極悪人として描いている。そんな彼が出演した理由は、吉兵衛が「土佐に入る前に死んでしまう」役であったからである。
武田鉄矢主演の映画「刑事物語4・くろしおの詩」の高知ロケで撮影を行った蔵が、実は吉兵衛の実際の子孫である五藤家の敷地内にある蔵であった。そのことを『功名が辻』の高知ロケで知った武田は、「土佐には何というか、すごい縁を感じるね」と語っている。
2006年9月14日、クランクアップの記者会見で脚本を担当した大石静が「もっと視聴率が上がるために仲間さんと上川さんにプライベートでも仲良くなってもらって話題を提供してもらいたかった」と冗談を言った(これに対し上川は「仲間さんの事務所に聞いてみないとなあ」と苦笑していた)。ところが、翌日本当に報知新聞で熱愛報道が出てしまい、二人は即座に報道を否定した。
2006年の自由民主党総裁選挙では、安倍晋三の一人勝ちが現実味を帯びてくると、安倍勝利の論功行賞を少しでも得ようと行動する自民党議員が続出した。マスメディアはそのさまを『功名が辻』となぞらえていた。
第44回「関ヶ原」の全合戦シーン及び一部の通常シーン(徳川家康が味方を鼓舞するシーンなど)では、2000年の大河ドラマ『葵徳川三代』の映像が転用されている。
主要キャストを演じた高山善廣、高田延彦のほか端役として出演した村上和成、長井満也、広田さくらと、プロレス関係者が多く出演しているのも隠れた特徴である。
第48回「功名の果て」において、年代が1603年であるのに「秀吉の死から10年」という台詞のミスがあった(実際には5年)。再放送では過去の収録分の音声から「5年」に差し替えた。
脚本の大石静は異例のスピードで脚本を仕上げた。最終回前日の『土曜スタジオパーク』に出演した大石は、依頼を受けた時点から放送まで数年先だということに驚いた、実は前年度(2005年)の大河ドラマ『義経』を担当したかったなどと発言している。
製作側では前田利家を当初登場しない予定としていた(『利家とまつ』で唐沢寿明が演じた前田利家のイメージを大切にしている人が放送製作時に大勢いたため)。だが、当の唐沢が彼と親しい上川に出演を約束していたことから、また大大名である利家を全く出さない事にも無理が生じ、利家役としてオファーを行い、唐沢はこれを快諾した。収録当日のかつらやメイクは『利家とまつ』の時と全く同じもので、スタジオには「おかえりなさい、前田利家」の横断幕が用意された。
10年前の連続テレビ小説『ひまわり』で上川はヒロインの相手役を務めたが、その次の作品『ふたりっ子』のヒロインの相手役・内野聖陽が本作の次の作品『風林火山』で主役を務めるという偶然が成立した。


☆放送

放送日程
第1回と最終回は1時間拡大版である。

放送回 放送日 題 演出 視聴率
第1回 2006年1月8日 桶狭間 尾崎充信 19.8%
第2回 2006年1月15日 決別の河 尾崎充信 22.7%
第3回 2006年1月22日 運命の再会 加藤拓 22.6%
第4回 2006年1月29日 炎の中の抱擁 尾崎充信 22.0%
第5回 2006年2月5日 新妻の誓い 尾崎充信 21.5%
第6回 2006年2月12日 山内家旗揚げ 加藤拓 21.8%
第7回 2006年2月19日 妻の覚悟 加藤拓 21.9%
第8回 2006年2月26日 命懸けの功名 尾崎充信 20.8%
第9回 2006年3月5日 初めての浮気 尾崎充信 20.3%
第10回 2006年3月12日 戦場に消えた夫 加藤拓 20.5%
第11回 2006年3月19日 仏法の敵 加藤拓 21.3%
第12回 2006年3月26日 信玄の影 梛川善郎 17.2%
第13回 2006年4月2日 小谷落城 尾崎充信 20.1%
第14回 2006年4月9日 一番出世 加藤拓 20.9%
第15回 2006年4月16日 妻対女 梛川善郎 21.7%
第16回 2006年4月23日 長篠の悲劇 尾崎充信 20.8%
第17回 2006年4月30日 新しきいのち 加藤拓 20.8%
第18回 2006年5月7日 秀吉謀反 久保田充 19.8%
第19回 2006年5月14日 天魔信長 梛川善郎 20.6%
第20回 2006年5月21日 迷うが人 加藤拓 20.9%
第21回 2006年5月28日 開運の馬 梛川善郎 20.4%
第22回 2006年6月4日 光秀転落 尾崎充信 21.2%
第23回 2006年6月11日 本能寺 尾崎充信 24.1%
第24回 2006年6月18日 蝶の夢 梛川善郎 21.1%
第25回 2006年6月25日 吉兵衛の恋 久保田充 21.9%
第26回 2006年7月2日 功名の旗 加藤拓 20.2%
第27回 2006年7月9日 落城の母娘 尾崎充信 21.1%
第28回 2006年7月16日 出世脱落 梶原登城 20.9%
第29回 2006年7月23日 家康恐るべし 加藤拓 22.9%
第30回 2006年7月30日 一城の主 梛川善郎 20.5%
第31回 2006年8月6日 この世の悲しみ 大原拓 20.7%
第32回 2006年8月13日 家康の花嫁 梶原登城 19.7%
第33回 2006年8月20日 母の遺言 尾崎充信 18.7%
第34回 2006年8月27日 聚楽第行幸 大原拓 17.3%
第35回 2006年9月3日 北条攻め 加藤拓 19.7%
第36回 2006年9月10日 豊臣の子 梶原登城 20.8%
第37回 2006年9月17日 太閤対関白 久保田充 20.6%
第38回 2006年9月24日 関白切腹 久保田充 19.6%
第39回 2006年10月1日 秀吉死す 梛川善郎 24.4%
第40回 2006年10月8日 三成暗殺 梛川善郎 19.0%
第41回 2006年10月15日 大乱の予感 加藤拓 22.4%
第42回 2006年10月22日 ガラシャの魂 加藤拓 21.3%
第43回 2006年10月29日 決戦へ 尾崎充信 19.7%
第44回 2006年11月5日 関ヶ原 尾崎充信 20.8%
第45回 2006年11月12日 三成死すとも 梛川善郎 21.1%
第46回 2006年11月19日 土佐二十万石 梛川善郎 19.1%
第47回 2006年11月26日 種崎浜の悲劇 加藤拓 20.8%
第48回 2006年12月3日 功名の果て 加藤拓 23.8%
最終回 2006年12月10日 永遠の夫婦 尾崎充信 23.4%


☆総集編スペシャル 〜武田鉄矢 戦国を斬る〜
2006年12月24日に放送。武田鉄矢の解説を交える。

第1部(2006年12月24日 19:30〜21:00)
第2部(2006年12月24日 21:15〜22:44)

ソフトウェア

☆NHK大河ドラマストーリー
功名が辻 前編・後編

CD
NHK大河ドラマ「功名が辻」オリジナル・サウンドトラック


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
posted by ワン at 00:00 | 2006年 「功名が辻」

2007年04月14日

「義経」

☆義経 【NHK大河ドラマ】

義経(よしつね)は、2005年1月9日〜12月11日に放送された44作目のNHK大河ドラマである。原作・宮尾登美子。脚本・金子成人。主演・滝沢秀明(タッキー&翼)。


☆あらすじ

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


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平治の乱で平清盛に敗れた源義朝の愛妾・常盤御前は、三人の子を連れて京を逃れるが実母が平家方に捕らえられている事を知り、清盛に出頭する。清盛により、末子・牛若(後の義経)との生活を許された常盤であったが、清盛との関係がその正妻・時子の知るところとなり、常盤は清盛の元を去り、牛若は鞍馬寺に預けられる事になった。清盛を実の父と信じて疑わず、清盛が目指そうとする「新しき国」に淡い憧れを抱いていた牛若は、自分がその敵である義朝の子である事を知り、愕然とする。やがて逞しい青年へと成長し、奥州の藤原秀衡のもとへ身を寄せた義経は、兄・頼朝のもとへ参じて源平の戦いに身を投じる。しかし、清盛をはじめとする平家方を敵と割り切る事ができない。そして同じ源氏である木曽義仲と戦わねばならない葛藤・・・、兄弟としての情を求める義経は武家政権のリーダーとして理を重んじる頼朝と徐々にすれ違っていくようになる。


☆総評

家族の絆、親子の絆をコンセプトに、疑似家族としての主従の絆、貿易立国の建設を目指す清盛との親子的なつながり、武家政権を樹立するために弟を切らねばならない頼朝の「政治家」そして「兄」としての葛藤と苦悩などを新しい解釈も取り入れて描いた。清盛・頼朝らとの葛藤や義経の想いを描くにあたって「新しき国」との言葉が何度も用いられ、これが物語上でも重要な要素となっている。また老獪な後白河法皇に翻弄される源平双方の悲哀は従来通りで、平幹二朗演じる後白河法皇と夏木マリ演じる丹後局コンビの怪演が異彩を放った。

源義経が大河ドラマの題材となるのは1966年の『源義経』以来2回目で、『源義経』の作者である村上元三が資料提供として名を連ねた。また「源義経」で架空の人物として登場したうつぼが『義経』でも登場(キャラクター設定は別)し、京に住む孤児うつぼを通じた現代の目線からの義経像が描かれた。なお、源平合戦の時代が大河ドラマとして描かれたのは1993年の『炎立つ』以来となる。

滝沢の大河出演は『元禄繚乱』(1999年・吉良義周役)以来で、主演は初。2年連続でのジャニーズ事務所所属タレントの主演であり、タッキー&翼でコンビを組む今井翼が那須与一役で友情出演した。さらに放送前の2004年11月には、うつぼ役の上戸彩が出演するオロナミンCのCMに滝沢扮する義経(牛若)が登場(2005年4月まで)。東京ドームで2005年3月に行われたマツケンサンバのコンサートでは前年度『新選組!』に主演した香取慎吾扮するカツケンが、松平健演じる武蔵坊弁慶のモノマネをした。

武蔵坊弁慶役の松平健は、『草燃える』では北条義時を演じており、頼朝、義経兄弟にそれぞれ仕えることとなった。それぞれのドラマでも「御曹司!」など同じ科白もある。

静役の石原さとみ(『てるてる家族』)、建礼門院徳子役の中越典子(『こころ』)をはじめ、戸田菜穂(『ええにょぼ』)、高野志穂(『さくら』)などNHK朝の連続テレビ小説のヒロインが多く出演した。他にも重鎮クラスのベテランから、中堅、若手、アイドル、お笑いに至るまで幅広いキャスティングがされた。こうしたオールスターキャストはまさに「大河らしい大河」ともいえ好評を博したが一方では俳優人気で視聴率を上げようという狙いばかりが先行しており、重要な役を演じたベテランや若手キャストらの演技について問題視する声もあった。

原作が”平家物語”であることもあって、平清盛とその妻時子を中心とした平家一族の描写が丁寧にされたが、義経周辺(義経主従、静御前など)の物語は淡々と描写された印象が残った。また、源平物では必ず登場する平敦盛や平教経などが登場せず、敦盛と熊谷次郎直実との一騎打ちは描かれていない。主要な登場人物でも、史談で有名なエピソードが描かれなかったケースとして、梶原景季が挙げられる。景季はドラマの早い段階で登場して義経主従と関係していたが、その最も有名なエピソードである宇治川の戦いにおける佐々木高綱との先陣争いが省かれ、鉦を演奏していたとのエピソードがある鶴岡八幡宮での静の舞のシーンにも登場しなかった。

総じて視聴者からは、あまりにも史実と違うということで評判は良くない。特に平清盛と義経が親子も同然だったという、あまりに歴史を無視した設定のために、義経の人物像や物語が完全に破綻してしまったことが著しい視聴者離れを呼んだ

メインディレクター・黛りんたろうの独特の美学に基づいた演出は、「時代絵巻」ともいえる美しい映像表現を生み出した。しかしその一方で五条の大橋、壇ノ浦の戦い、鶴岡八幡宮での舞といった物語のクライマックスとなる場面において、それぞれ桜、金粉、紅葉を大量に撒き散らすという過剰すぎる演出などについては賛否両論がある。特に、脚本の金子成人との打ち合わせで生まれたという最終回での「義経が自害した後、持仏堂の屋根から“白く輝く光”が噴き出す」演出には批判が集中した。

第1回の一の谷の合戦のシーンでは「播磨国一ノ谷」とクレジットが出たが正しくは「摂津国」である。再放送では「摂津国一ノ谷」と訂正された。


☆ドラマと物語とのちがい

このドラマでは『平家物語』などを独自に解釈した原作に基づいているため、歴史上の事実とされる出来事や物語上の著名なエピソードとは異なる描写がいくつも見られる。ただし「うつぼ」などの架空の登場人物については省略する。

題材 ドラマでの描写 物語での描写
義経の実母 常盤御前 源平戦間に病死 義経追討のときに鎌倉方に逮捕されて尋問され、保身のために義経のことについて情報を漏らしている
義経の元服 父源義朝が殺された、尾張国知多郡野間で元服。名乗りを義経と墨書していたが、これは新字体。義經が正しい。 近江国蒲生郡(今の竜王町)で元服(義経記)。
清盛の遺言 「頼朝の首を墓前に供えよ」との遺言を、一門の結束を強めるために時子が捏造する 「頼朝の首を墓前に供えよ」と遺言する(『平家物語』)
壇ノ浦の戦いでの八艘跳び 平知盛に追い詰められて飛んでいる 平教経が追い詰めて、八艘跳びをさせたとされている(『平家物語』)[1]
安徳天皇の入水 壇ノ浦の合戦で入水したのは、すり替えられた弟 守貞親王[2] 安徳天皇は壇ノ浦で入水した
義経の正妻 郷御前 頼朝との対立時に鎌倉へ帰された 義経一行とともに平泉へ落ち延び、娘とともに義経に殉じる(『吾妻鏡』)
木曽義仲の愛妾 巴御前 落ち延びて北陸の村で第二の人生を送る 鎌倉方に捕らえられて和田義盛の妻になってその子を産み、義盛の挙兵による敗死後は尼僧になった(『源平盛衰記』)
伊勢三郎 衣川で義経を守って討ち死に 義経一行が平泉に向かうときにはぐれて畿内で捕らえられて梟首(『玉葉』)
義経の最期(衣川の館) 主従で抗戦の後に一人で自刃 抗戦せず、正妻の郷御前と実娘とともに自害(『吾妻鏡』)

^ 『吾妻鏡』では一の谷で戦死したとされる。
^ 『平家物語』は、維盛の息子・六代が斬られて平家の血筋が絶えることで物語を終えるが、この設定では源氏の滅亡後まで平家の血筋が残されたことになる。また、ドラマでは触れられてないが、承久の乱後に後堀河天皇の父親として院政を行った後高倉院が実は安徳天皇だったことになる。


☆スタッフ

原作:宮尾登美子(「宮尾本平家物語」「義経」より)
脚本:金子成人
音楽:岩代太郎
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
演奏:東京都交響楽団
資料提供:村上元三
脚本協力:川上英幸、眞鍋由紀子
題字:陳孌君
タイトル画:宮田雅之
宮田は既に故人であるため、作品集の中からオープニングタイトルに「黒髪」「中世」などが、エンドタイトルにはその回の内容に合わせて「厳島神社」「静御前」などが使用された。
語り:白石加代子、柿沼郭(オープニング)
時代考証:奥富敬之
風俗考証:二木謙一
建築考証:平井聖
衣装考証:小泉清子
芸能考証:橋本裕之、野村万之丞(五世)
所作指導:猿若清三郎
殺陣武術指導:林邦史朗(本編にも出演)
馬術指導:田中光法
舞指導:野村万蔵(九世)、小笠原匡、松本幸龍
香指導:岩本砂重子
笛指導、和楽器指導:稲葉明徳
琵琶指導:友吉鶴心(本編にも出演)
仏事指導:山田亮匡
書道指導:望月暁云
京・御所ことば指導:小林由利(本編にも出演)
駿河ことば指導:小杉幸彦
撮影協力:岩手県江刺市(現奥州市)、茨城県水海道市、群馬県妙義町、沼田市、南牧村、神奈川県三浦市、山梨県小淵沢町(現北杜市)、富士吉田市、京都市、毛越寺、三十三間堂、厳島神社
舞楽:東京楽所
製作統括:諏訪部章夫
演出:黛りんたろう(他のディレクターと担当回については放送日程に記載)
義経紀行

語り:平野啓子
ソプラノ独唱:森麻季
フリューゲルホルン演奏:セルゲイ・ナカリャコフ
ピアノ演奏:松下奈緒
京胡演奏:呉汝俊


☆出演

義経周辺の人々

義経主従
牛若→遮那王→源義経:上井聡一郎→神木隆之介→滝沢秀明(タッキー&翼)
武蔵坊弁慶:松平健
伊勢三郎:南原清隆(ウッチャンナンチャン)
駿河次郎:うじきつよし
喜三太:伊藤淳史
佐藤忠信:海東健
佐藤継信:宮内敦士
鷲尾三郎→鷲尾義久:長谷川朝晴


義経をめぐる人々

うつぼ:守山玲愛→上戸彩
静:石原さとみ
千鳥(弁慶の恋人):中島知子(オセロ)
萌:尾野真千子
一条長成:蛭子能収
磯禅師:床嶋佳子
まごめ(義久の妹・三郎の恋人):高野志穂
今若:中村陽介
乙若:吉川史樹
杢助(千鳥の父):水島涼太
つる(萌の侍女):石浜加奈恵
藤次(常盤の従者):花ヶ崎浩一
萱(常盤の侍女):西川美也子
源義朝:加藤雅也
常盤:稲森いずみ


源氏

鎌倉方

源頼朝:池松壮亮→中井貴一
北条政子:財前直見
源範頼:石原良純
梶原景季:小栗旬
亀の前:松嶋尚美(オセロ)
大江広元:松尾貴史
善信:五代高之
比企尼:二木てるみ
牧の方:田中美奈子
和田義盛:高杉亘
安達盛長:草見潤平
北条宗時:姫野恵二
北条義時:木村昇
北条時定:西脇礼門
仁田忠常:上杉陽一
土肥実平:谷本一
三浦義澄:小倉馨
安田義定:真実一路
堀親家:徳井優
藤原行政:本多隆
天野遠景:真夏竜
二宮友平:中垣浩二
近藤親家:水野純一
平塚良郷:伊東達広
伊豆頼兼(大内頼兼):浦山迅
大姫:野口真緒
深井(政子・大姫の侍女):藤田むつみ
桂(比企尼の侍女):小林千晴
土佐坊昌俊:六平直政
梶原景時:中尾彬
北条時政:小林稔侍


木曽

木曽義仲:小澤征悦
巴:小池栄子
樋口兼光:堤大二郎
今井兼平:古本新之輔
中原兼遠:森下哲夫
根井行親:市川勉
楯親忠:山崎秀樹
余田実信:蔵本隆史
木曽義高:富岡涼
楓(義高の侍女):杉山佳穂


その他の源氏方

新宮十郎義盛→源行家:大杉漣
大炊の長者(大炊頼兼):大木正司
那須宗高:今井翼(タッキー&翼)
源仲綱:光石研
源頼政:丹波哲郎


奥州藤原氏

藤原秀衡:高橋英樹
藤原泰衡:渡辺いっけい
藤原国衡:長嶋一茂
藤原忠衡:ユキリョウイチ
桔梗(秀衡の妻):鶴田さやか
佐藤元治:加世幸市→大出俊
赤田次郎:小林勝彦
河辺太郎:坂西良太
伊賀良目高重:石田圭祐
照井高道:草野裕
金剛別当忠綱:天野勝弘
河田守継(クレジットは「家臣」のみ):青山義典
阿部正宗:佐藤正浩
関戸弥平:秋間登


朝廷

後白河法皇:平幹二朗
丹後局:夏木マリ
平知康:草刈正雄
以仁王:岡幸二郎
高倉天皇:馬場徹
安徳天皇:市川男寅
守貞親王:水谷大地
後鳥羽天皇:三俣凱
藤原基房:中丸新将
任子(基房の娘):楊原京子
藤原成親:森源次郎
西光:向雲太郎
藤原成経:宮内宏道
平康頼:内田龍磨
大膳大夫信成(信業):木村彰吾
俊寛:村松卓矢
静憲(静賢・藤原信西の息子):壌晴彦


京の人々

金売り吉次:市川左團次
あかね(吉次の妻):萬田久子
覚日律師:塩見三省
朱雀の翁(京の裏社会のボス):梅津栄
お徳(組紐屋、古くから清盛を知る):白石加代子
手古奈(政子・時子・頼盛の侍女):上原美佐
五足(孤児、清盛の禿(密偵)):北村有紀哉
烏丸(孤児):高橋耕次郎
十蔵(吉次の配下):中西良太
熊七(吉次の配下):江良潤
持覚(鞍馬の学僧):齊藤尊史
瑞雲(鞍馬の学僧):吉澤宙彦
むじな(孤児):後藤和夫→川島大
大日坊春慶(うつぼの兄):荒川良々
黒漆(平家嫡流の鎧を奪った盗賊):大村波彦
不動(義経が説得した盗賊):清水宏
赤目(同上):飯泉征貴
白鷺(同上):池田鉄洋
順慶(弁慶の友人):大島宇三郎
鬼一法眼:美輪明宏


その他の人々

湛増:原田芳雄
富樫泰家:石橋蓮司
常盤親子をかくまった住職:左右田一平
熊坂長範:河原さぶ
田口教能:新井康弘
禅林坊(南都の僧):赤星昇一郎
渡辺学:瀬野和紀
船所正利:坂部文昭
弁慶にそっくりな僧兵:天乃大介
島蔵(湛増の近臣):野口寛
東風平(杢助が助けた船乗り):竹下浩史
静を捕らえようとした流れ者:林邦史朗
吉野の僧兵:梅垣義明
巴の後夫・藤太:小杉幸彦
井家八郎(安宅関の役人):得丸伸二
湛増の手下:水月駿一郎


平家

平知盛:森聖矢→阿部寛
明子(知盛の妻):夏川結衣
平宗盛:伊藤隆大→鶴見辰吾
経子(重盛の妻):森口瑶子
平重衡:岡田慶太→細川茂樹
輔子(重衡の妻):戸田菜穂
建礼門院徳子:中越典子
平維盛:賀集利樹
平資盛:小泉孝太郎
平時忠:大橋吾郎
領子:かとうかずこ
平頼盛:三浦浩一
平盛国:平野忠彦
能子:山口愛→後藤真希
平清宗:塩顕治→渡邉邦門
建春門院滋子:中江有里
池禅尼:南風洋子
大庭景親:伊藤敏八
律子(清宗の妻):堀有里
鶴羽(清盛生母):堀越美穂
貞光:竹本美知敏
家貞:来須修二
家継:伊藤聡
真砂(時子の侍女):辻葉子
平重盛:勝村政信
時子:松坂慶子
平清盛:渡哲也


☆放送

放送日程

第1回と最終回は1時間拡大版である。第36回は衆議院選挙特番の為地上波7:15〜8:00の放送である。

放送回 放送日 題 演出 視聴率
第1回 2005年1月9日 運命の子 黛りんたろう 24.2%
第2回 2005年1月16日 我が父清盛 黛りんたろう 25.5%
第3回 2005年1月23日 源氏の御曹司 木村隆文 25.9%
第4回 2005年1月30日 鞍馬の遮那王 黛りんたろう 23.6%
第5回 2005年2月6日 五条の大橋 黛りんたろう 26.9%
第6回 2005年2月13日 我が兄頼朝 木村隆文 24.0%
第7回 2005年2月20日 夢の都 木村隆文 23.6%
第8回 2005年2月27日 決別 黛りんたろう 22.2%
第9回 2005年3月6日 義経誕生 黛りんたろう 24.3%
第10回 2005年3月13日 父の面影 柳川強 22.7%
第11回 2005年3月20日 嵐の前夜 柳川強 22.6%
第12回 2005年3月27日 驕る平家 木村隆文 19.6%
第13回 2005年4月3日 源氏の決起 木村隆文 19.0%
第14回 2005年4月10日 さらば奥州 黛りんたろう 20.1%
第15回 2005年4月17日 兄と弟 黛りんたろう 21.9%
第16回 2005年4月24日 試練の時 柳川強 19.9%
第17回 2005年5月1日 弁慶の泣き所 柳川強 20.7%
第18回 2005年5月8日 清盛死す 木村隆文 19.0%
第19回 2005年5月15日 兄へ物申す 木村隆文 19.6%
第20回 2005年5月22日 鎌倉の人質 黛りんたろう 19.7%
第21回 2005年5月29日 いざ出陣 黛りんたろう 21.0%
第22回 2005年6月5日 宿命の上洛 柳川強 21.7%
第23回 2005年6月12日 九郎と義仲 柳川強 18.9%
第24回 2005年6月19日 動乱の都 木村隆文 20.9%
第25回 2005年6月26日 義仲最期 木村隆文 19.3%
第26回 2005年7月3日 修羅の道へ 一木正恵 18.7%
第27回 2005年7月10日 一の谷の奇跡 黛りんたろう 19.5%
第28回 2005年7月17日 頼朝非情なり 柳川強 16.9%
第29回 2005年7月24日 母の遺言 黛りんたろう 18.5%
第30回 2005年7月31日 忍び寄る魔の手 大関正隆 17.3%
第31回 2005年8月7日 飛べ屋島へ 一木正恵 15.3%
第32回 2005年8月14日 屋島の合戦 木村隆文 16.9%
第33回 2005年8月21日 弁慶走る 大関正隆 18.1%
第34回 2005年8月28日 妹への密書 黛りんたろう 15.4%
第35回 2005年9月4日 決戦·壇ノ浦 黛りんたろう 21.1%
第36回 2005年9月11日 源平無常 一木正恵 18.8%
第37回 2005年9月18日 平家最後の秘密 木村隆文 18.4%
第38回 2005年9月25日 遠き鎌倉 大関正隆 16.3%
第39回 2005年10月2日 涙の腰越状 黛りんたろう 15.7%
第40回 2005年10月9日 血の涙 一木正恵 13.5%
第41回 2005年10月16日 兄弟絶縁 柳川強 15.5%
第42回 2005年10月23日 鎌倉の陰謀 柳川強 13.5%
第43回 2005年10月30日 堀川夜討 大杉太郎 15.3%
第44回 2005年11月6日 静よさらば 木村隆文 16.5%
第45回 2005年11月13日 夢の行く先 木村隆文 16.3%
第46回 2005年11月20日 しずやしず 黛りんたろう 15.6%
第47回 2005年11月27日 安宅の関 柳川強 15.0%
第48回 2005年12月4日 北の王者の死 木村隆文 16.9%
最終回 2005年12月11日 新しき国へ 黛りんたろう 19.7%


☆総集編スペシャル
2005年12月24日、25日に放送。滝沢が義経と邂逅する新撮映像と主従座談会の一部が番組の前後に追加された。

第1部『義経誕生』(2005年12月24日 19:30〜20:45)
第2部『軍神降臨』(2005年12月25日 16:45〜18:00)
第3部『英雄伝説』(2005年12月25日 19:30〜20:45)
主従座談会(2005年12月16日 21:15〜21:58 24日 13:05〜13:48)

ソフトウェア

☆NHK大河ドラマ・ストーリー
義経 前編・後編

☆CD
NHK大河ドラマ「義経」音楽絵巻(オリジナル・サウンド・トラック) - エイベックス株式会社

☆DVD
義経 完全版 第壱集 - ジェネオンエンタテインメント株式会社
義経 完全版 第弐集 - ジェネオンエンタテインメント株式会社
義経 総集編 - アミューズソフトエンタテインメント株式会社


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
posted by ワン at 00:00 | 2005年 「義経」

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