2007年03月20日

「峠の群像」

☆峠の群像 【NHK大河ドラマ】

峠の群像(とうげのぐんぞう)は1982年1月10日〜12月19日に放送された第20作NHK大河ドラマ。忠臣蔵を題材とした作品。

放送時の同時代と江戸時代の元禄が同じような時代の方向が変化する時期となる「峠」の時代だとする原作者・堺屋太一の観点を軸に、忠臣蔵事件を現代的に描いたドラマ。


☆作品の特徴

赤穂藩断絶を現代の企業倒産になぞらえ、仇討ちのヒロイズムよりもサラリーマンつまり赤穂の藩士たちがいかに行動したかを再考する作品となっている。脚本にはデビューして間もない冨川元文が起用され、これによる各回のサブタイトルがユニークであった。というのも、大河におけるサブタイトルのほとんどは名詞形を主体としており、本作のように動詞形のそれが用いられることはあまり例がないのである。配役面では当時人気絶頂にあった"たのきん"のひとり野村義男をはじめ、三田寛子、小泉今日子、錦織一清など、次世代のアイドルが多数起用されている。

1995年に放送された『八代将軍吉宗』で刃傷松の廊下事件が出てくるが、本作の映像が使用された。


☆スタッフ

原作:堺屋太一
脚本:冨川元文
音楽:池辺晋一郎
製作:小林猛
演出:小林平八郎、大津山潮、田中賢二、岡本憙侑、渡辺丈太
語り:加賀美幸子アナウンサー

☆主なキャスト

大石内蔵助:緒形拳
石野七郎次:松平健
竹島素良:多岐川裕美
大石りく:丘みつ子
大石主税:松本秀人※(X JAPANのHideとは同姓同名の別人)
大石くう:山下陽子→堀内文子
大石るり:西島真未
浅野内匠頭:隆大介
片岡源五右衛門:郷ひろみ
堀部安兵衛:磯部勉
堀部弥兵衛:北見治一
不破数右衛門:小林薫
奥田孫太夫:毒蝮三太夫
小野寺十内:小栗一也
矢頭右衛門七:野村義男
矢頭長助:奥村公延
大野九郎兵衛:山内明
(予定は木村功だったが、急逝のため変更)
高田郡兵衛:名高達男
藤井又左衛門:藤木悠
奥野将監:立原博
萱野三平:中村梅雀
田中貞四郎:林邦史朗
早見藤左衛門:片岡五郎
矢田五郎右衛門:坂西良太
田原伊右衛門:所ジョージ
堀部ホリ:五十嵐めぐみ→岩井友見
阿久里:岡本舞
浅野大学:東村晃幸
吉良上野介:伊丹十三
吉良義周:山中康仁
小林平八郎:寺田農
清水一学:錦織一清
山吉新八:峰岸徹
徳川綱吉:竹脇無我
柳沢吉保:岡本富士太
町子:吉田日出子
牧野成貞:神田正夫
徳川綱豊:堀内正美
徳川光圀:宇野重吉
上杉綱憲:松橋登
伊達村豊:薬丸裕英
浅野綱長:山内雅人
亀井茲親:田辺宏章
色部又四郎:藤岡重慶
隆光:金子信雄
荻生徂徠:藤木孝
鶴見内蔵助:丹波哲郎
堀内伝右衛門:小林稔侍
庄田下総守:森山周一郎
近松門左衛門:中村梅之助
大文字屋ゆう:古手川祐子
飛脚屋伝平:愛川欽也
嶋屋美波:樋口可南子
和泉屋仁左衛門:片岡仁左衛門
岸部屋九郎兵衛:今西正男
川口屋甚兵衛:梅津栄
鈴木庄蔵:拡森信吾
祐海:内田朝雄
房五郎:花沢徳衛
徳造:岡本信人
銀平:二見忠男
くめ:正司歌江
かる:三田寛子
つる:小泉今日子
茶屋の女:あき竹城
薬売り:沼田爆
町人:千葉繁
その他:市川勇、谷津勲、頭師佳孝、頭師孝雄、富沢美智恵、須永慶、田原アルノ、長克巳、剛たつひと、森康子、滝沢ロコ、宮内幸平、江幡高志、信沢三恵子、依田英助

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2007年03月19日

「おんな太閤記」

☆おんな太閤記 【NHK大河ドラマ】

おんな太閤記(おんなたいこうき)は、1981年1月11日から12月20日まで放映された19作目の大河ドラマ。原作・脚本、橋田壽賀子。音楽、坂田晃一。橋田壽賀子が最初に手がけた大河ドラマで、豊臣秀吉の正室・北政所ねねの視点から戦国時代を描いた。女性の視点からの戦国時代の描写は、従来の男性を中心とした戦国時代のファン層のほか、主婦層にも幅広い支持を得、平均視聴率31.8%を記録した。秀吉役の西田敏行がねね役の佐久間良子を呼んだ「おかか」は流行語になった。


☆スタッフ

原作・脚本:橋田壽賀子
音楽:坂田晃一
演奏:新室内楽協会
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
指揮:小松一彦
監修・時代考証:桑田忠親
風俗考証:磯目篤郎
殺陣・武術指導:林邦史朗
茶道指導:戸田宗安
振付:猿若清方
語り:山田誠浩アナウンサー

☆出演

ねね→北政所→高台院:佐久間良子
木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉:西田敏行
小一郎→羽柴秀長→豊臣秀長:中村雅俊
茶々→淀殿:志喜屋文→池上季実子    
なか→大政所:赤木春恵
とも:長山藍子
弥助→三好一路(三好吉房):宗近晴見
きい→あさひ:泉ピン子
嘉助→副田甚兵衛:せんだみつお
やや:浅茅陽子
京極竜子:松原智恵子
南殿:沢田雅美
孫七郎→豊臣秀次:宮沢公栄→井浦秀和→松本秀人※(X JAPANのHideとは同姓同名の別人)→広岡瞬
於次丸→羽柴秀勝:吉田友紀→草見潤平
小吉→豊臣秀勝:内田直弘→橋満耕司→竹村健
豊臣秀保:廣貴久
お拾→豊臣秀頼:高山幸久→千葉貴之→早川勝也→井上純一
石松丸秀勝:橘慎之介
千姫:山岸あき子→高見知佳
浅野弥兵衛→浅野長政:尾藤イサオ
浅野又右衛門:久米明
浅野幸長:藤堂新二
こひ:三條美紀
蜂須賀小六:前田吟
蜂須賀又十郎:河原裕昌
みつ:東てる美
ふみ:木原光知子
森弥五六:ガッツ石松
織田信長:藤岡弘 
織田信雄:長塚京三
織田信孝:役所広司
お市の方:夏目雅子
浅井長政:風間杜夫
初:西尾まり→眞野裕子→奈良富士子
小督:清水愛※(声優の清水愛とは同姓同名の別人)→高崎晃子→五十嵐淳子
浅井万福丸:小池満敏
柴田勝家:近藤洋介 
前田犬千代→前田利家:滝田栄
まつ:音無美紀子
前田利長:中田譲治
豪姫:金子曜子→高梨路子→岩崎良美
まあ:石井めぐみ
徳川家康:フランキー堺
阿茶局:篠ひろ子
徳川秀忠:荻野尋→佐藤佑介※(キューブ所属の俳優・佐藤佑介とは同姓同名の別人)
義伊→結城秀康:安田良智→深見亮介→中越司
しの:田中好子
こほ:津島恵子
孝蔵主:南風洋子
杉原家次:戸浦六宏
明智光秀:石濱朗
たま:岡まゆみ
木下家定:小林一三
木下勝俊(木下長嘯子):大和田伸也
小早川秀秋:斎藤優一→松野太紀→大和田獏
石田佐吉→石田三成:坂上忍→宅麻伸
虎之助→加藤清正:芹沢康久→加藤健一
市松→福島正則:南友紀→三上寛
片桐且元:岡本信人
大野治長:坂東正之助
大蔵卿:斎藤美和
正栄尼:東恵美子
本多正信:神山繁
酒井忠次:小松方正
酒井忠勝:出光元
榊原康政:田辺宏章
細川藤孝:角野卓造
菊亭晴季:金内吉男
松下之綱:今福将雄
宇喜多直家:森塚敏
宇喜多秀家:角田英介→阪本良介
伊達政宗:横光克彦
別所長治:久世龍之介
池田恒興:阿部六郎
池田輝政:内田勝正
黒田官兵衛:菅野忠彦
松寿丸→黒田長政:吉田俊博→真実一路
加藤孫六→加藤嘉明:島村卓志
丹羽長秀:小瀬格
毛利輝元:村上幹夫
安国寺恵瓊:内田稔
小西行長:佐久間崇
前田玄以:入江正徳
増田長盛:川部修詩
長束正家:鶴岡修
前野兵庫助:石田英二
今川義元:新みのる
滝川一益:川崎桂
森蘭丸:森下陽
服部小平太:竹田寿郎
毛利新助:小田島瑛
千利休:内藤武敏
津田宗及:小金井萱夫
足利義昭:津村隆
のぶ:大島蓉子
普請奉行:奥村公延
足軽、客人:谷津勲
職人:久保晶
その他:森康子、須永慶

☆総集編

「足軽女房」
「城主の妻」
「女人悲願」
「両雄対決」
「平和への道」

☆登場人物の名称盗用問題

秀吉の妹・あさひの本名を「きい」、その最初の夫副田甚兵衛の本名を「嘉助」としているが、これは放送に先だって連載されていた杉本苑子の『北政所お寧々』(後に『影の系譜』と改題して刊行)から無許可で流用されたものであった。連載を書くにあたり、主要登場人物の名前を調査したが不明に終わった杉本が、小説上の設定として「きい」「嘉助」と名付けた、本人曰く『フィクションの名』である。しかし『おんな太閤記』スタッフが実名と思い込み、ドラマに採用し、『ドラマ・ストーリーおんな太閤記』にも記載してしまった。

2つの文献が、共通の名前を使うことにより、「フィクションの名」が事実として誤認される事を危惧した杉本は、当時面識のあった橋田壽賀子氏に、それぞれの立場から命名についての注意書きを、活字にしておこうと申し入れた。しかし番組チーフプロデューサー伊神幹氏がNHK側のミスであり、橋田氏に責任は無いとし、謝罪。著作権侵害に対する金銭的賠償を提示した。杉本側は、問題は著作権侵害ではなく、フィクションが史実として定着しかねない危険と、それを防ぐ事だとしてこれを拒否。

日本文芸著作権保護同盟事務局長・夏目裕をオブザーバーに迎え、杉本・伊神との三者会合の結果、三者がそれぞれの立場から「きい、嘉助の名はフィクションである」むねの一文を掲載・告知する事が決定した。伊神幹氏の名では1981年5月11日付の毎日新聞夕刊文化面に(日本放送出版協会刊『放送文化』7月号、著作権保護同盟『同盟ニュース No.78』)杉本氏は「北政所お寧々」(『影の系譜』と改題)のあとがきにそれぞれ同様の内容を掲載した。

また活字媒体、『ドラマ・ストーリーおんな太閤記』、橋田壽賀子作『小説・おんな太閤記』に掲載されていた「きい、嘉助」の名は急遽削除され、すべて「あさひ、副田甚兵衛」と書き換えられた。

一連の事件については『影の系譜』あとがきに詳しい。

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2007年03月18日

「獅子の時代」

獅子の時代 【NHK大河ドラマ】

獅子の時代(ししのじだい)はNHKが1980年1月6日〜12月21日に
放送した18作目の大河ドラマ。全51回。


☆概要

大河ドラマで1967年の『三姉妹』以来13年ぶりに、架空の人物が主人公になった。会津藩の下級武士である平沼銑次に菅原文太、薩摩の郷士の苅谷嘉顕に加藤剛が起用される。勝者である嘉顕と敗者である銑次がそれぞれの生き方にこだわって幕末・明治維新を生き抜く様を描く。それまでの大河ドラマとは異なる原作なしのオリジナル脚本であり、しかも宇崎竜童(ダウンタウン・ブギウギ・バンド)によるロック風のテーマ音楽という極めて斬新な作品であった。

放映時の視聴率は高くなかったが、パリ万国博覧会、秩父事件、自由民権運動など、これまで取り上げられる機会の少なかった出来事に着目する斬新さや、脚本の構成力などが高評価を呼び、現在にいたるまで根強いファンの多い作品である。それまでの大河ドラマが中央政権の近くにいる有名武将など傑出した英雄たちのドラマだったのに対し、本作は地方に生きる草の根の庶民(に近い層)にスポットライトが当てられており、歴史に翻弄された人々の裏面史と言える内容になっている。特に、明治維新で“賊軍”の汚名を着た会津藩士の運命を描いている点で、旧来の英雄譚とは明確に一線を画しており、後の『琉球の風』や『炎立つ』の先駆といえるものだった。

菅原文太にとってはNHK初出演で、これも大きな話題になった。トラック野郎シリーズややくざ映画などを大ヒットさせ、当時の日本映画を代表するスーパースターであった菅原が1年も拘束されるTVドラマに出演することは、東映にとっては最大の興行の柱を失うことであり、映画界にとって一つの時代の終わりを象徴する事件と見る向きもある。事実、菅原が70年代に大いに活躍した「東映実録路線」は80年代以降衰退していった。『獅子の時代』の脚本は菅原文太がトップ映画スターの座を投げ打ってまでやりたいと思わせるほど魅力的なものなのか、と当時の映画界の議論の対象となった。

デビュー時の柳沢慎吾が丁稚役で出演するはずだったものの、NGの多さから役を「降板」させられた事は一部で有名な事実である(小堺一機と共演した舞台「不定期ライブマン・コミック君 テレビ君登場の巻」より)。

本作以降の歴代大河ドラマは、放送回、総集編ともに、全映像をNHKが保存している。

☆スタッフ

原作・脚本:山田太一
音楽:宇崎竜童
制作:近藤晋
演出:清水満・重光亨彦・中村克史・外園悠治・松橋隆・上田信・金沢宏次
語り:和田篤

☆出演

架空人物

平沼銑次:菅原文太
苅谷嘉顕:加藤剛
もん(小此木美津):大原麗子
平沼千代:大竹しのぶ
平沼鉱造:永島敏行
平沼亨:横内正
平沼玲:香野百合子
平沼もえ:佐々木すみ江
平沼松子:浦辺粂子
平沼助右衛門:加藤嘉
平沼保子:松田美由紀(当時は熊谷美由紀)
苅谷菊子:藤真利子
苅谷巳代治:近藤洋介
苅谷和哥:沢村貞子
苅谷宗行:千秋実
尾関平吉:岡本信人
伊河泉太郎:村井国夫
小此木恭平:市村正親
小此木錠一:鈴木瑞穂
小此木津留:喜多道枝
植村信吾:高田大三
大槻信春:三田村邦彦
松本英吉:丹波哲郎
金子直八:金井大
村上泰治:役所広司
戸川忠昌:奥村公延
長井敬之輔:北村総一朗
橋川信三:青森伸
内山看守長:小松方正
久松府兵総長:高木均
畳屋平吉:佐野浅夫
常吉:荒井注
五郎:高岡健二
龍子:岸本加世子
弥太郎:金田賢一  
住田:日下武史 
甚助:大滝秀治
雄太:三上寛
長井:村松克巳
坂田:三上真一郎
ふみ:伊佐山ひろ子
喜助:頭師佳孝
末吉:斉藤洋介
官吏:横尾三郎
車屋の親方:柳家小さん
瑞穂屋丁稚信太:柳沢慎吾
モンブラン:ルック・メイヤー
入方の息子:新井康弘
囚人:石丸謙二郎
薩摩藩士:塩見三省
長屋の女:森康子
会津兵:土師孝也
芸者:田中美佐子
土佐の武士:久保晶
会津の武士:須永慶
人力車の客:今西正男
弁士:坂口芳貞、荒川保男(現・荒川太郎)

実在人物

大久保利通:鶴田浩二
西郷隆盛:中村富十郎
山縣有朋:江角英明
伊藤博文:根津甚八
江藤新平:細川俊之
森有礼:中山仁
榎本武揚:新克利
板垣退助:村野武範
徳川昭武:中村幸二
松平容保:片岡秀太郎
伊地知正治:田口計
高松凌雲:尾上菊五郎
瑞穂屋卯三郎(清水卯三郎):児玉清
岩下左次衛門(岩下方平):神山繁
田辺太一:石田太郎
渋沢栄一:角野卓造
雲井龍雄:風間杜夫
田代栄助:志村喬
井出為吉:磯部勉
山川大蔵:倉石功
中島信行:渡部猛
河野敏鎌:藤田宗吾
飯沼貞吉:鹿股裕司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2007年03月17日

「草燃える」

☆草燃える【NHK大河ドラマ】

草燃える(くさもえる)は、1979年1月7日から12月23日まで
放送されたNHK大河ドラマの第17作。

永井路子の『北条政子』『炎環』『つわものの賦』などを原作に、源氏3代による鎌倉幕府樹立を中心とした東国武士団の興亡を描いた一大叙事詩。それまでの源平ものが、どちらかといえば平家を中心とした物語なのにくらべて、この作品では平家方の描写は全くなく、源氏と東国武士団の動きに終始しているのが特徴で、歴史観も「源氏の旗揚げは、東国武士団の旗揚げでもあった」という視点で描かれている。原作の永井路子が「喜劇でやってほしい」との注文を脚本の中島丈博に出したため、曽我兄弟の仇討ちの場面など随所に喜劇風演出が見られるのも特徴である。

また、チーフ・ディレクター大原誠による力強く、カメラアングルを短く切り替え、ズーム・アップなど多角的な撮影手法はストーリー展開にメリハリを与え、御殿場で収録された合戦シーンと合わせて、ダイナミックな画面作りに寄与した。演技面では二代将軍頼家を演じた郷ひろみの鬼気迫る迫力が、母親政子役の岩下志麻をたじろがせ話題になった。また、後に大河の常連となる大型俳優・滝田栄が、この作品で大河初出演、架空の人物・伊東祐之役でスケールの大きな演技を見せた。ストーリー展開では、義経の描写に司馬遼太郎の『義経』の影響が感じられ、それまで『新平家物語』などでスーパーヒーローとして描かれた義経が「軍事的天才であったが、政治的には無能」な存在として愚かしいまでに描かれ、静と義経を離縁させようとした磯禅師の描写にも同作の影響が読みとれる。セリフ面では現代語が用いられ、視聴者から賛否両論が寄せられた。壇ノ浦合戦シーンでは、女性ダイバーに十二単を着せての実際の海没シーンが海中撮影も多用されて話題を集めた。


☆スタッフ

原作:永井路子「北条政子」「炎環」「つわものの賦」他より
脚本:中島丈博
音楽:湯浅譲二
制作:斎藤暁
演出:大原誠 江口浩之 伊予田静弘 渡辺紘史 東海林通 松橋隆 安斎宗紘

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


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☆あらすじ

本作は、本放送終了後、1979年12月24日から28日にかけて、5回にわたり総集編が放送された。以下の紹介では、その総集編の区切りに従って、全体的な物語の展開を記述する。一部、総集編では割愛されていた場面の紹介も含まれる。


☆総集編第1話「頼朝起つ」(1979年12月24日放送)
平家が天下をとって20年余り。

京都へ大番役に出ていた父時政の留守を預かっていた北条宗時は、公家化した平家の堕落振りに失望し、三浦義村ら若き志士たちと語らい、東国武士団の決起による武家政権樹立という夢の実現へ向かって動いていた。その頭目として期待されたのが、伊豆蛭ヶ小島に流されていた源氏の嫡流・源頼朝。宗時らは、その頼朝と伊豆の豪族・北条家との縁をつなぐため、恋文のやりとりを画策する。北条政子は頼朝に恋心をいだくが、ちょうどその時、京都から、後妻牧の方を伴って帰ってきた父時政の反対は強く、政子は山木兼隆と結婚させられる事になる。そこで宗時らは政子に恋心をいだく伊東祐之を騙して伊豆権現への逃避行をさせるという手段で、頼朝の許へ駆け落ちする。この一件で辱めを受けた祐之は源氏への復讐を近い、その親友で政子の弟義時は、三島大社で出会った茜と恋に陥る。このときの北条義時は、武芸よりも学問が好きな、ややひ弱な青年だった。

その頃、京都では「義経」を名乗る盗賊が出没するが、彼らの前へ本物の義経が登場。平家への復讐に燃える義経と盗賊・苔丸らとの間に奇妙な友情が芽生える。

平家打倒を目指して以仁王と源頼政が挙兵。この二人は間もなく敗死するが、これをきっかけに諸国源氏に向けて平家追討が令せられる。先に初めての子、大姫が生まれ、政子と幸せな日々を送っていた頼朝ではあったがついに北条の後ろ盾を恃みに決起、山木兼隆への襲撃は成功するものの、大庭景親と戦った石橋山の合戦では敗北。三浦へ援軍要請に出た宗時は復讐に燃える祐之に虐殺される。頼朝や時政は、退却し物陰に潜んでいるところを大庭軍に加わっていた梶原景時に発見されるが、景時はわざと見逃し、その命を救う。再起を図った頼朝は安房で、先着していた北条時政・義時父子と合流する。宗時の討ち死ににより、北条の総領息子にならねばならないと、義時は父に諭される。

やがて頼朝のもとには有力な坂東武者軍団が続々と参集、歴史の大きな転換が始まった。


☆総集編第2話「平家滅亡」(1979年12月25日放送)

頼朝は総州・武蔵を経て、鎌倉に入り、富士川で平家と対戦、これを敗る。黄瀬川で奥州から駆けつけてきた義経との「兄弟対面」を演出した頼朝は東国経営に着手するが、この間、頼朝の浮気に怒った政子が、その相手の家を焼き討ちする事件が発生。北条一門が鎌倉を去る中、ただひとり残った義時を頼朝はいたく信頼するのであった。政子は頼朝の跡継ぎとなる男子万寿(後の源頼家)を出産するが、その妊娠途中に、またも頼朝は浮気に奔る。今回言い寄ったのは、義時の妻である茜であった。茜はやがて妊娠したことが判明するが、義時の子供なのか、頼朝の子供なのか、自分でも判断がつかなかった。茜はこれを恥じ、義時に真相を語らないまま鎌倉を去り、京の平家に身を寄せ、やがて男子を出産した。

信濃で決起した木曽義仲は、頼朝との和睦の証に嫡子・木曽義高を鎌倉へ送ってきた。表向きは頼朝・政子夫妻の長女・大姫の婿ということであり、まだ幼い大姫はこの婿殿と戯れるのであった。京都へ入った義仲は、後白河法皇を武力で幽閉、法皇からの救援要請に応えた頼朝は、義経を派遣してこれを討たしめ、勢いに乗った義経は、さらに義仲によって都落ちし、その後一の谷まで戻ってきていた平家を攻撃、これを西海に走らせ、その功により法皇より官位を得るが、このことが頼朝との亀裂を生むことになる。

鎌倉では、大姫の努力も虚しく、義高は殺され、大姫はこのことにより父・頼朝に心を閉ざす。京都の義経は静という白拍子に魅かれ、やがて恋に落ちてゆく。源範頼の指揮下、滞っていた平家討伐に業を煮やした頼朝は再び義経を起用する。義経はこれに応え、屋島の合戦で瀬戸内の制海権を握り、壇ノ浦の戦いに臨み、遂に平家を滅亡に追い込んだ。この戦いに従軍していた義時の目の前で茜は海へ飛び込む。その義時の許へは、既に茜が生んだ男の子が届けられていた。後の北条泰時である。


☆総集編第3話「征夷大将軍」(1979年12月26日放送)

京都へ華やかに凱旋した義経だったが、御家人としての立場をわきまえない勝手な振る舞いに、頼朝の心証は悪くなる一方だった。それを知る由もない義経は、意気揚々と鎌倉へ赴くが、思いがけず腰越で追い返され、兄への反撥を強める。さらに刺客に襲われたこともあって、叔父の源行家とともに法皇に逼り頼朝追討の院宣を貰うが、兵は集まらず挙兵に失敗。態勢を立て直そうと西海へ出帆するが、大嵐で難破、四散する。頼朝はこの好機に乗じて、朝廷に対し強硬に迫り、守護・地頭の設置を認めさせる。

義経の探索が続き、間もなく愛妾の静が捕らわれ、鎌倉へ護送。身重ながら、敵の眼前で義経を恋い慕う舞を披露し頼朝と政子を感激させるのだった。

大姫は静に逃亡をすすめるが、静は、生まれてくる赤ん坊が女の子であるよう祈ってほしいと哀願する、しかし、生まれたのは男の子であったたため、由比ヶ浜の砂に埋められるのだった。大姫は父の非情ぶりを激しく詰った。

間もなく義経は奥州で戦死。これを口実に、頼朝は奥州を平定する。平泉入りした頼朝は、義経の名前が入った矢を拾い、弟の哀れな最期に涙を流す。残った唯一の難敵は後白河法皇だったが、その崩御を待って、兼ねてより懇意にしていた九条兼実の尽力により、ついに征夷大将軍となる。同年には、2人目の男子となる千幡(後の源実朝)が生まれた。が、その栄光の影で、大姫はしだいに心を病み、後鳥羽天皇との婚儀をめぐって、ついに錯乱、自ら髪を切り「小さな女の子に戻って、義高さまと」といいながら、その短い生涯を閉じる。順風満帆だった頼朝・政子夫婦に最初の影が差したのだった。大姫の入内に連動した朝廷内の暗闘の結果、兼実は失脚、反頼朝勢力が実権を握り、頼朝の対朝廷戦略にも狂いが生じ始めていた。

これに先だつ富士の巻き狩りでは、曾我兄弟の仇討ちに便乗した頼朝暗殺計画が祐之の野望によって進行したが失敗。事件は単なる仇討ちとして処理された。祐之はまたも鎌倉から姿を消す。しばらく鎌倉には平穏な日々が訪れるが、頼朝の次女・三幡の入内の話が持ち上がる中、頼朝は突然落馬してそのまま死去、政子は直ちに落飾する。


☆総集編第4話「頼家無惨」(1979年12月27日放送)

2代将軍となった頼家は、その杜撰な政務と側近の重用などで御家人の信頼を失い、頼朝の分身として御家人から慕われる政子が政務に関わらざるを得なくなる。やがて頼家は将軍としての決裁権を取り上げられ、北条を中心とする評定衆が幕政を運営することとなる。その憤懣から頼家は、安達景盛の妻・瑠璃葉を略奪、政子が自ら乗り込んで叱るが聞く耳をもたず女と関係するのだった。鎌倉が不穏な空気に包まれる中、三幡が毒殺される。

揺れる鎌倉で、以前から讒訴などで御家人たちの憎しみをかっていた梶原景時が弾劾状を受けて失脚、救済を求める景時に対して頼家は、「これだけの御家人がおまえを嫌っている。これをどう思う」といい放って突き放すのだった。その結果、鎌倉を追放され京都を目指した景時の一族は、頼家の差し向けた軍勢に殺される。

景時亡き後、浮上してきたのは頼家の弟千幡を擁する北条と、頼家の乳母であり、その長子一幡を擁する比企氏との暗闘であった。やがて北条方にあった頼家の叔父、阿野全成が一幡を調伏した謀反の廉で斬られる。その影には、双方共倒れを狙う三浦義村の策謀も絡んでいた。

間もなく頼家が発病、人事不省に陥ったとき、ついに北条は決起、仏事にかこつけて呼んだ比企能員を暗殺。比企邸を襲撃し、一族を虐殺。頼家と若狭局との間の子である一幡も焼死する。回復した頼家は、政子に迫って妻子の末路を知り、仁田忠常をして北条打倒の兵を上げさせるが失敗。強制的に出家させられ伊豆修善寺に幽閉、やがて、義時の圧力によってやってきた三浦胤義らに斬られる。

これを止められなかった政子は、三浦家に預けられていた頼家の子、善哉を「せめてこの子だけはなんとしても守り抜く」と固く誓う。

この頃、祐之は久方ぶりに義時と再会する。政敵を力をもって排除する義時を祐之は諌めようとするが、義時は、「反平家の旗揚げは、源氏の旗揚げではなかった。源氏は借り物で、我々坂東武者の旗揚げだったのだ。今の鎌倉を治めるのは、坂東武者の中で最も強い者がふさわしい」と語る。祐之は、かつてひ弱な青年だった義時が、老獪な政治家へ変貌しつつあることに眼を見張る。

後継の将軍宣下がなされた千幡は北条時政の館で元服、名を実朝と改めた。やがて実朝と音羽との婚礼が華やかに行われた。時政はその執権として、実権を握る。


☆総集編第5話「尼将軍・政子」(1979年12月28日放送)

3代将軍・実朝は、血で血を洗う武家に嫌気がさし、京都から迎えた公家娘の妻・音羽に「子はつくらぬ」と宣言し、自らは和歌に親しみ、官位の昇進のみを望む日を過ごしていた。そうした実朝の心とは裏腹に、鎌倉では建国の功臣・畠山重忠が北条によって謀殺され、これをきっかけに義時が時政を追放、二代執権に就任。続けて、和田義盛を挑発によって挙兵させ自滅させることに成功。義時は、これを諌めようとした祐之を監禁するが、赦免を願い出た養女、小夜菊が最初の妻、茜に酷似していたため心を奪われ、釈放した。しかし、義時は祐之の言動に立腹し、眼を潰させたため、小夜菊は義時を恨み、父子とも鎌倉を後にする。やがて京都で、後鳥羽上皇の愛妾となる。

善哉は、都で僧侶としての修行を積み、公暁と名を改めて鎌倉に帰ってきた。孫の成長を政子は大いに慶ぶが、頼家の血筋を嫌う北条のもとでは、将軍後継者になる可能性はなく、鶴岡八幡宮別当の役目をあてがわれる。公暁はこれに不満を持つが、いずれ自らを押し立てて打倒北条を果たす事を狙っていた三浦義村の薦めにより一旦同意する。

源氏の血筋を奪い合い、権力闘争が続く鎌倉内部の動きに幻滅した実朝は、宋人・陳和卿に舟をつくらせ、宋へ渡ることを夢見るが舟は浮かばず、失望の中、朝廷から右大臣に任命される。三浦はこの拝賀の儀式を、北条打倒の絶好の機会と考え、公暁に実朝と義時を親の敵と吹き込み、その首を取らせて幕府の主導権を奪おうとする。公暁が実朝の命を狙っている事は北条や実朝も知るところとなったが、既に現世に望みを失っていた実朝はそれに構わず拝賀の式を続行し、鶴岡八幡宮の石段で暗殺される。しかし、義時の暗殺には失敗したため、三浦は反北条の兵を挙げるのを諦め、公暁を裏切り、館に入れず、その門外で誅殺した。義時と義村は、お互いすべての事情を熟知していたが、それでも両者の宥和を演出する。その一方、またも御家人同士の争いに巻き込まれ、一夜にして子と孫を奪われた政子は悲嘆にくれる。

実朝暗殺を知った後鳥羽上皇は、小夜菊、胤義らの意見により義時追討の院宣を出す。これに動揺した東国武士団を政子の演説が奮い立たせ、結束が固まった幕府軍は上皇方を一蹴、武家政権は盤石なものとなった。

幕府の危機は去り、鎌倉に平穏な日々が訪れた。ある日、開かれた幕府の宴に招かれたのは、祐之に瓜二つの琵琶法師であった。法師が平家哀歌の物語を奏でる中、政子は、次々に血縁者に先立たれ、結局何も残されていないと嘆き、虚しい気持ちで自分の人生を振り返る。


☆キャスト

源頼朝:松田洋治→石坂浩二
北条政子:岩下志麻
北条義時:松平健
茜:松坂慶子
後白河上皇:尾上松緑
後鳥羽天皇→後鳥羽上皇:遠藤義徳→尾上辰之助
安徳天皇:中村太郎
小夜菊:西村亜希子(現・南亜希子)→松坂慶子
丹後局:草笛光子
万寿→源頼家:鶴見辰吾→郷ひろみ
千幡→源実朝:松野達也(現・松野太紀)→篠田三郎
大姫:西尾麻理(現・西尾まり)→斎藤こず恵→池上季実子
三幡:中山恵子→谷川みゆき
善哉→公暁:島えいじ(現・嶋英二)→中越司→堀光昭
木曽義仲:河野存臣
木曽義高:長谷川裕二
源範頼:山本寛
源義経:国広富之
静:友里千賀子
磯禅師:佐々木すみ江
常盤御前:佐藤友美
阿野全成:伊藤孝雄
新宮行家:戸浦六宏
源行綱:武内亨
北条時政:金田龍之介
牧の方:大谷直子
北条宗時:中山仁
北条時連→北条時房:宮沢公博→森田順平
北条政範:高橋淳
北条泰時:大山芳→尾美としのり→中島久之
北条保子(阿波局):真野響子
北条高子:佐藤万理
北条栄子:中村久美
北条元子:伊藤つかさ
亀の前:結城しのぶ
三浦義明:大森義夫
三浦義澄:早川雄三
三浦義村:藤岡弘
三浦胤義:柴俊夫
平清盛:金子信雄
平時子:岩崎加根子
建礼門院:生田悦子
平宗盛:西田健
平重衡:金子研三
平時忠:森塚敏
平経盛:川崎桂
平教盛:山崎満
平忠度:楠高宣
平維盛:須永慶
平清宗:猪股裕司
梶原景時:江原真二郎
梶原景季:宮崎達也
音羽:多岐川裕美
安達盛長:武田鉄矢
比企能員:佐藤慶
若狭→若狭局:白都真理
比企重子:横山道代(現・横山通乃)
和田義盛:伊吹吾朗(現・伊吹吾郎)
朝比奈義秀:北村総一朗
伊東十郎祐之:滝田栄
右京局:木暮実千代
野萩:坂口良子
九条兼実:高橋昌也
坊門忠清:横光克彦
坊門信清:平田守(現・歌澤寅右衛門)
藤原俊成:村上冬樹
藤原定家:岡本信人
藤原基房:青砥洋
九条良経:村上正次
一条高能:三沢慎吾(現・水澤心吾)
一条能保:平田昭彦
藤原長成:上田忠好
藤原成親:森井睦
近衛基通:鶴岡修
飛鳥井雅経:牧村泉三郎
飛鳥井頼経:川部修詩
苔丸:黒沢年男(現・黒沢年雄)
火見王:美輪明宏
土御門通親:仲谷昇
大庭景親:加藤武
大庭景義:花沢徳衛
瑠璃葉:岡まゆみ
小波:遠藤真理子
畠山重忠:森次晃嗣
畠山重保:神有介
卿局:夏純子
小観音:かたせ梨乃
藤原秀能:原田大二郎
安達景盛:火野正平
大江広元:岸田森
土肥実平:福田豊土
熊谷直実:長沢大
岡崎義実:小栗一也
伊東祐清:橋爪功
伊東祐親:久米明
曾我祐成:三ツ木清隆
曾我時致:原康義
工藤祐経:加藤和夫
上総介広常:小松方正
土佐坊昌俊:荒井注
高階泰経:伊藤正博→柳生博
丹波時長:浜村純
山木兼隆:長塚京三
駒若丸:京本政樹
尊長:蟹江敬三
佐藤継信:加藤健一
佐藤忠信:伊藤敏孝
三善康信:石濱朗
加藤景廉:樋浦勉
仁田忠常:中田譲治
千葉常胤:小笠原弘
佐々木定綱:佐藤仁哉
佐々木盛綱:佐久田修
佐々木経高:松田茂樹
佐々木高綱:曽根孝忠
山内首藤経俊:田中明夫
中原親能:渥美国泰
平賀朝雅:伊東平山(現・吾羽七朗)
武田信光:辻シゲル(現・辻三太郎)
足利義氏:小沢重雄
結城朝光:内田稔
天野遠景:坂本由英
足立遠元:金子元
二階堂行政:谷津勲
二階堂行村:林邦明
平知康:津村隆(現・津村鷹志)
平康頼:日野道夫
吉田経房:戸沢佑介→川部修詩
東重胤:堀勝之祐
文覚:観世栄夫
三条局:磯野洋子
三浦伊沙:南風洋子
猿太:佐藤蛾次郎
蔵人家長:矢崎滋
西光法師:河村弘二
俊寛僧都:生井建夫
慈円:大塚国夫
藤原範子:弓恵子
さつき:立枝歩
陳和卿:草薙幸二郎
左源太:神山卓三
安念法師:辻萬長
安倍泰親:及川ヒロオ
五郎兵衛:加藤精三
紀行景:坂口芳貞
盗賊:河原裕昌(現・河原さぶ)、加藤正之、江原正士
その他:千葉繁、小山茉美

☆映像の保存状況

前年の大河ドラマ『黄金の日日』は全放送回が現存しているが、本作は一部、映像が残っていない放送回がある。マスターテープを外部に貸し出した際に紛失または破損されたか、一部の俳優の肖像権の問題(当時は放送終了後の映像販売等の契約はなされていない)、あるいは(当時は許容されたが現在では問題がある)放送禁止用語ないし映像表現の問題などで公開できないものと考えられる。
そのため、総集編のみが市販されており、完全版は発売されていない。現存している放送回はNHKアーカイブスで視聴することが可能。

仮にNHKには欠落した放送回が現存していなくても、当時はVHSやベータマックスといった家庭用ビデオデッキがかなり一般家庭に普及しており、テレビ関係者や視聴者が録画して現在まで保管している可能性は高い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
posted by ワン at 00:00 | 1979年 「草燃える」

2007年03月16日

「黄金の日日」

黄金の日日 【NHK大河ドラマ】

黄金の日日(おうごんのひび)は1978年1月8日〜12月24日に放送されたNHK大河ドラマ第16作である。原作は城山三郎、脚本は市川森一の書き下ろし。安土桃山時代にルソンに渡海し、貿易商を営むことで巨万の富を得た豪商・呂宋助左衛門(ドラマ内では助左または納屋助左衛門と呼ばれている)と堺の町の栄枯盛衰、今井宗薫の妻・美緒をめぐる今井宗薫、助左衛門ら男たちの争いを描いた作品である。

今までは武士をメインに取り上げた大河であったが、この作品で初めて庶民と経済からの視点を得、多くの視聴者の共感を得たり、歴史の中でもかなり人気のある豊臣秀吉を関白就任後は徹底した悪役に、石田三成を善人にすえるという今までにない展開により、平均視聴率も後半に裏で始まった『西遊記』に数字を盛りかえされるも、当時の上位であった『赤穂浪士』(31.9%)、『太閤記』(31.2%)に次ぐ25.9%を記録(この余勢か、再び市川が脚本を担当した『山河燃ゆ』には主演の9代目松本幸四郎初め数人が再び一堂に会している)し、また後年大河ドラマ『新選組!』の脚本を担当した三谷幸喜もこのドラマに思いを寄せている。

また、最終回に少年役で藤間照薫(後の7代目市川染五郎)、助左の父親役に8代目松本幸四郎(後の初代松本白鸚)と、松本家親子三代で出演、李麗仙、唐十郎夫妻(当時)が間接的ながら共演している。唐が主催する状況劇場に所属していた根津甚八もこの作品に出演し、一躍全国区の人気を得た。

初回から最終回まで全エピソードをNHKが保存している。歴代大河ドラマの中で全映像の現存が確認されているのは本作が最古。
全映像が現存しているため、ビデオやDVDでは、総集編だけでなく、全放送回を収録した完全版も発売されている。


☆ 出演 

助左をめぐる主要人物

納屋助左衛門(助左/呂宋助左衛門):6代目市川染五郎(現:9代目松本幸四郎) (少年時代:峰岸秀憲→栗又厚)
美緒:栗原小巻
堺の孤児で助左の憧れの人、キリシタン。今井宗久に拾われ今井家に仕える。今井宗薫と結婚するも宗薫は妹としか見てくれず、助左とは忍ぶ恋仲に。梢が宗薫の子を身籠ったことから居場所を失い、彦助に頼んでルソンへ半年間渡るが、梢の死と宗薫が堺にいない事から堺へしぶしぶ帰国する。以降、堺の自治をめぐる権力争いに巻き込まれる。
石川五右衛門:根津甚八 (少年時代:荻野尋)
杉谷善住坊:川谷拓三
納屋助左衛門と石川五右衛門の幼馴染(ドラマ中の設定)。鉄砲の名手と言われる僧侶で、信長暗殺に依頼されるも失敗。その輸送途中、船が難破し五右衛門、助左と共にルソンへ漂着し、現地の女性と結婚するも、日本に帰国し堺でお仙の元で木綿の火縄を発明する。(後にこれが助左の商売の足がかりとなる)宗薫に捕まり、助命の引き換えに隠居を条件にされた今井宗久が家を守るため、織田家に引渡され、鋸引きで処刑される。川谷の当たり役。
桔梗:竹下景子 (少女時代:堀越恵里子)
宗久と今井に仕えた女中・しま竹下景子(二役)の間の子。暇を出され伊勢長島の合戦で母を信長軍に殺された事から信長を恨み、善住坊と共に加賀へ落ち延び、鉄砲の撃ち方を学ぶ。成人し堺で助左と再会し助左の店で働くが、難破した船乗り達の金の用立てと引き換えととして宗薫の妹として今井家へ戻る。宗薫の命により豊臣秀次の側女(鉄砲指南役)を経てルソンに渡り、助左にプロポーズされるも、婚礼前日に日本人村がイスパニア人に襲撃され、自殺する。

堺の商人・住人

千利休(千宗易):鶴田浩二
今井宗久:丹波哲郎
史実と違い、秀吉には仕えず、安土城が炎に包まれると、「ルソンへ旅立つ」と言い残し船出し、行方不明になる。
今井宗薫(今井兼久):林隆三
梢:名取裕子
今井家を徳川方になびかせる為に服部半蔵が送り込んだくのいち、正体がばれるも、妊娠が発覚し九死に一生を得る。宗薫の子・小太郎を生み、間もなく家康の伊賀越えで落武者狩りと交戦し、戦死。
小太郎:江藤潤
今井宗薫と梢の間に生まれた子。美緒、桔梗が去り今井家が家庭崩壊状態となった事から助左衛門を恨み、殺害のため朝鮮出兵に同行、しかし助左の人格に触れ心を許す。
小西隆佐:宇野重吉
堺の豪商集団・会合衆の一員。小西行長の父。
津田宗及(天王寺屋):津川雅彦
能登屋平久:志村喬
堺の豪商集団・会合衆の一員。反信長派。
日比屋了慶:渥美国泰
堺の豪商集団・会合衆の一員。モニカの父。敬虔なキリシタンであり、自邸には礼拝堂と釣鐘も備えている。助左が今井を離れて行商を始める時に木綿を卸して貰ったのもこの日比屋であり、後年助左はその礼拝堂付きの邸宅を買い取って住まう事になる。
お仙:李礼仙(現・李麗仙)
堺の船堀で暮らす占い師。善住坊の死を見事当て、堺の堀の埋め立てのショックから病気にかかる。
笛(モニカ):夏目雅子
キリシタンの教会の女性、新しい礼拝堂構築の事故で彼女を物にしたい五右衛門に助けられるもすでに結婚が決まったことを知り、焦った五右衛門は彼女を強姦し、彼女の元を去る。恨みながらも愛しいという五右衛門を追い、再会を果たした矢先に病気と五右衛門の誤った診療で醜い顔になってしまい、五右衛門はまたしても彼女から逃げるも高槻で再会、自らの希望で五右衛門に絞殺される。
銭丸:前田晃一
堺の町の浮浪児だったのを助左に拾われ、幼いながらも助左を助けて“番頭さん”と呼ばれる。助左の留守中は桔梗と共に店を守る。原田喜右衛門一味の襲撃を受け、桔梗を庇って命を落とす。

豊臣家

豊臣秀吉(木下藤吉郎・羽柴秀吉):緒形拳
信長の配下時代は、助左たちとは友好的だったが、天下をほぼ手中に収め、権力を手に入れると、支配者として堺の自治を認めず、目をかけるも要求を撥ね付け、わが道を行く助左や徳川に肩入れする宗薫ら堺商人たちと対立する。1965年の大河ドラマ太閤記と同じ配役。
北政所(ねね):十朱幸代
淀殿:藤村志保
豊臣秀次:桜木健一(現・櫻木健一)
豊臣秀頼:柏木寅章
石田三成(石田佐吉):近藤正臣
長浜で助左と知り合い、一緒にたまの帰りを送ったことから親友となる。ねねの尾張訛りをひどく嫌う、堺奉行に就任してからは、親友の助左と上司の秀吉の間で苦悩する。朝鮮出兵中、徹底抗戦の加藤清正、福島正則に対し、無駄な犠牲者を出すよりも、友好関係を築こうとした。数々のドラマで利休を讒言して死に追い込む役が多い三成だが、このドラマ中では利休とは対立せず、むしろ秀吉の利休切腹に難色を示している。
小西行長:小野寺昭
大野治長:藤堂貴也
高山右近:鹿賀丈史
史実と違い、1600年(関ヶ原の戦い直後)に自らルソンへ渡る。
宗義智:河原崎長一郎
池田恒興:猪野剛太郎
池田輝政:成川哲夫
黒田官兵衛:島田三郎→勝部演之
黒田長政:佐藤健一→伊藤正博
加藤清正:綿引洪(現・綿引勝彦)
朝鮮出兵中、友好関係を築こうとする三成、行長、宗義智に対し、福島正則と供に徹底抗戦を主張し豊臣家分裂のきっかけを作る。
福島正則:加藤正之
浅野長政:辻萬長
増田長盛:金内吉男
蜂須賀小六:室田日出男
竹中半兵衛:梅野泰靖
蒲生氏郷:山本寛
石田正澄:内田稔
長宗我部元親:庄司永建
三好政康:平野元
三好長逸:渡辺厳
古田織部:戸沢佑介
筒井順慶:岸本功

織田家

織田信長:高橋幸治
1965年の大河ドラマ『太閤記』と同じ配役。
お市の方:小林かおり
織田有楽斎:奥野匡
北畠信雄:横尾三郎
神戸信孝:酒井郷浩
織田三法師:田村宗正
明智光秀:内藤武敏
細川ガラシャ(たま):島田陽子(現:島田楊子)
柴田勝家:新田昌玄
丹羽長秀:坂本長利
滝川一益:金井大
荒木村重:北島和男
力士・鳴海:栃櫻光輝
鳴海以外の力士:日本大学相撲部

織田家以外の戦国武将

徳川家康:児玉清
足利義昭:松橋登
武田信玄:観世栄夫(声のみの出演)
浅井長政:伊藤高
浅井久政:増田順司
一色藤長:日野道夫
六角承禎:奥村公延
服部半蔵:前田満穂
前田利家:臼井正明
細川藤孝:加藤精三
細川忠興:柴田p彦
吉川経家:浜畑賢吉
安国寺恵瓊:神山繁
鍋島直茂:小瀬格
相良頼房:小沢象
島津義久:初代中村靖之介
島津義弘:平泉成
原田喜右衛門:唐十郎
長崎の豪商、助左を海賊と勘違いし、捕縛。誤解が解け、助左とルソンでイスパニア軍との交易を持ちかけるが、助左に断られた事から船を襲い、五右衛門に命を狙われる。人身売買が元で助左の襲撃に遭い、敗死。
小笠原少斎:細川俊夫
和田惟政:鈴木智
蜂屋頼隆:和田拓
清水宗治:宝生閑
森長可:福永典明

その他
ルイス・フロイス:ルイス・カンガス
ガスパル・ヴィレラ:ミシェル・マサポ
グネッキ・ソルディ・オルガンティノ:ジェームズ・ゴードン
原マルチノ:吉田次昭
彦助:岸部一徳
ある金山で助左と知り合った炭鉱夫。今井家の金を強奪する計画を助左に漏らし、阻止される。その後堺で船の修理工として働き、助左と再会しルソンへ渡る。到着後ルソンに残り、そこで騙されて売られた女性と恋仲になり彼女の国元で暮らす。
末蔵:小松方正
高山右近から紹介された船頭、初めてのルソン航海で助左に惚れ込むも、ルソン丸の難破で、行方不明に。
孫七:常田富士男
長崎屋の奉公人。助左に論語などの中国の書を売りつけられ、二束三文で引きとらせる。
ツル:安奈淳
フィリピン人。喜右衛門に捕らわれた兄を救うため、助左の船から鉄砲を奪おうとし失敗するも事情を知った助左が協力を申し出て喜右衛門を討ち取る。
高砂甚兵衛:八代目松本幸四郎(後に松本白鸚)
助左の生き別れた父親。航海中に難破して記憶を無くし、気がつけば海賊の頭になっていた。助左によって堺の町を思い出し、堺へ帰ろうと助左に言われるが子分を見捨てられず船に残る。別れ際に助左は「おとっつあん!」と叫び、僅かな親子の再会に涙を流した。
少年助左:藤間照薫(現:7代目市川染五郎)
吉兵衛:高木均
蛇千代:中西良太
少女:伊藤つかさ
堀子:斉藤洋介
組頭:坂口芳貞
番頭:今西正男、本田博太郎
足軽:久保晶、須永慶
武将:谷津勲
語り:梶原四郎


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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posted by ワン at 00:00 | 1978年 「黄金の日日」

2007年03月15日

「花神」

☆花神 【NHK大河ドラマ】

花神(かしん)はNHKで1977年1月2日〜12月25日に放送された15作目の大河ドラマ。周防の村医者から倒幕司令官に登りつめた日本近代兵制の創始者大村益次郎を中心に、松下村塾の吉田松蔭や奇兵隊の高杉晋作といった、維新回天の原動力となった若者たちを豪快に描いた青春群像劇。原作は幕末維新の激動期をひた向きに生きた男たち、女たちの人間群像をダイナミックに描いた司馬遼太郎の同名小説を主軸に、同じく司馬遼太郎原作の『世に棲む日日』『十一番目の志士』『峠』等の一連の作品を脚本家の大野靖子がドラマ化。

火吹きダルマと称された風貌で技術者的な無骨さを最期まで崩さない大村益次郎を演じ切った歌舞伎役者で、前進座の俳優中村梅之助の名演技、益次郎と楠本イネとの大人のロマンス(必ずしも史実ではない)、時代劇初出演であった中村雅俊の演じた高杉晋作、更には大河ドラマ史上最も人気が高いテーマ曲と言われる林光の音楽などが話題を呼んだ。梅之助の演技に司馬は「梅之助さんは見事に演じきってくれた。演芸史に残る演技だ」「めったにおかしがる事のない蔵六も『梅之助氏の演じた蔵六こそ私です』と顔をゆがめるだろう」と最大級の賛辞を送った。


☆ あらすじ

周防国の村医者の子として育った村田蔵六は、22歳の時蘭学修行のため大阪にある緒方洪庵の適塾の門を叩く。持ち前の努力が実を結び、めきめきと頭角を現していった蔵六はやがて塾頭にまで成長。そして多くの人間に惜しまれつつ、修行年限を終えた蔵六は帰郷し、村医者として平穏な日々を過ごそうとしていた。しかしそこへ日本全土を揺るがす大事件が勃発する。黒船来航。時代は蔵六をただの村医者で終わらせようとはしなかった…。

そして今一人、若い長州人がこの事件に血をたぎらせていた。吉田寅次郎。彼もまた、その後起こる波乱の中に自らの人生を埋めようとしていた。やがてその思想は高杉晋作・桂小五郎ら弟子達に受け継がれ、蔵六という技術者と結託し、日本を維新回天の大偉業へと導くのであった…。


☆ スタッフ

原作……司馬遼太郎
脚本……大野靖子
音楽……林光
演出……斎藤暁、村上祐二、江口浩之、門脇正美、三井章
演奏……東京コンサーツ
テーマ音楽演奏……NHK交響楽団
語り……小高昌文

☆出演

蘭学者・医学者

大村益次郎(村田蔵六):中村梅之助
緒方洪庵:宇野重吉
二宮敬作:大滝秀治
佐久間象山:南原宏治
石井宗謙:小松方正
福沢諭吉:入川保則

長州藩

毛利敬親:金田龍之介(第14代藩主)
毛利元徳:河原崎権十郎(第15代藩主)
吉田松陰(吉田寅次郎):篠田三郎
高杉晋作:中村雅俊
周布政之助:田村高廣
桂小五郎:米倉斉加年
久坂玄瑞:志垣太郎
井上聞多:東野英心
来島又兵衛:石橋雅史
入江九一:藤川矢之輔
寺島忠三郎:池田秀一
品川弥二郎:荒川太郎
山田顕義:武田洋和
吉田稔麿:山口純平
野村弥吉:岩切慶暉
山尾庸三:井上鉄夫
遠藤謹助:島井助国
佐世八十郎:江原正士
長嶺内蔵太:村上正次
前田孫右衛門:渡辺厳
寺島秋介:森次晃嗣

奇兵隊

山県狂介:西田敏行
時山直八:松平健
伊藤俊輔:尾藤イサオ
赤根武人:溝口舜亮
御堀耕助:堀勝之祐
白石正一郎:瑳川哲朗
天堂晋助:田中健

女性

お琴:加賀まりこ(蔵六の妻)
いね:浅丘ルリ子(シーボルトの娘)
お雅:岡江久美子(晋作の妻)
おうの:秋吉久美子(晋作の愛妾)
お里:大竹しのぶ
幾松:波乃久里子(桂小五郎の妻)
野村望東尼:草笛光子
お滝:津島恵子
お道:岩崎加根子
お竜:島本須美
三瀬高子:石井尚美→竹井みどり

薩摩藩

西郷隆盛:花柳喜章
大久保利通:高橋長英
海江田信義:中丸忠雄
中村半次郎:速水亮

土佐藩

坂本竜馬:夏八木勲
中岡慎太郎:横光克彦
岩村精一郎:吾羽七朗
土方久元:北相馬宏
北添佶摩:三上剛仙
田中光顕:亀谷雅彦

幕府

徳川慶喜:伊藤孝雄
徳川家茂:小林芳宏
井伊直弼:加地健太郎
板倉勝静:稲垣昭三
永井尚志:中田浩二
小笠原長行:真弓田一夫

公家

三条実美:永井秀和
鷹司政通:川部修詩
岩倉具視:西本裕行
東久世通禧:森井睦
四条隆謌:坂本由英
三条西季知:飛騨昇

その他の藩士・関係者

中川宮:武内亨
伊達宗城:大木実
松根図書:庄司永建
牧野忠恭:有馬昌彦
牧野忠訓:中島久之
河井継之助:高橋英樹
小林寅三郎:伊武雅刀
近藤勇:竜崎勝
土方歳三:長塚京三
沖田総司:森田順平
原田左之助:十部利春
藤堂平助:高橋享
永倉新八:畠山善之
寺島宗則:塚本信夫
福地源一郎:前田昌明
大隈八太郎:久富惟晴
中牟田倉之助:原康義
井戸対馬守:金内吉男

その他

金子重之助:岡本信人
嘉蔵:愛川欽也
宮部鼎蔵:高橋悦史
神代直人:石橋蓮司
藤村孝益:浜村純(大村益次郎の実父)
小山良庵:寺尾聰
竹院:志村喬(吉田松陰の伯父)
天堂義助:天本英世
紅屋木助:橋爪功
岡崎恭助:河原裕昌
鳥山新三郎:勝部演之
団伸二郎:浜田晃
金子の母:森康子
紙屋の亭主:二見忠男
その他:草村礼子、奥村公延、西村知道、渡部猛、大塚周夫、加藤正之、矢崎滋、桑山正一、江幡高志、大竹まこと、久保晶、谷津勲、金井大、依田英助

外国人

アーネスト・サトー:ケン・フランケル
ペリー:フレッド・ボサート
トーマス・グラバー:ディーン・テイラー
アラン・クーパー:ジェーソン・フェラー
ヘボン:ブライアン・ヘジャー
エドワード・スネル:ジェリー伊藤

総集編

第一回 「革命幻想」 120分
第二回 「攘夷の嵐」 90分
第三回 「崩れゆく長州」 90分
第四回 「徳川を討て」 90分
最終回 「維新回天」 120分

☆映像の現存状況

NHKには第19回「上海みやげ」と総集編のみ現存しているとされる。当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型だったため、テープは放送終了後に消去されて他の番組に利用されるのが通常だった。総集編のみは映像資料用として保存していたと考えられる。そのため再放送および全話収録の完全版映像ソフトの発売は絶望的である。総集編のDVDは販売されている。
ただし、放送前年の1976年に普及型の家庭用ビデオデッキであるVHSが登場していることから熱心な視聴者が録画して保存している可能性はあるので、今後NHKに寄贈されることもありうる(ただし、経年劣化を考えると市販できる画質状態ではないかもしれない)。

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2007年03月14日

「風と雲と虹と」

☆風と雲と虹と【NHK大河ドラマ】

風と雲と虹と(かぜとくもとにじと)は、1976年1月4日〜12月26日にかけて放送されたNHK大河ドラマ。大河ドラマ14作目。

平安時代中期を舞台に、ほぼ同時期に朝廷に対する叛乱を起こした平将門・藤原純友の生き様を描いた。原作は海音寺潮五郎の小説『海と風と虹と』、『平将門』。現在、公式に発表されている『天地人』(2009年放送予定)までの歴代作品中、もっとも古い時代を舞台とした大河ドラマである。

主人公の将門と、その従兄弟で互いに戦うことになる貞盛に愛されるものの、一時は遊女に身を落とし、両者の戦いの途中で惨殺されてしまう薄幸の姫君・貴子を吉永小百合が演じた。吉永には珍しい汚れ役だったため、話題となった。


☆物語の概要

10世紀初頭、坂東の地に勢力を広げていた桓武平氏の一人、平良将の嫡子として生まれた小次郎将門は、仕官のため都に上がっていたとき、藤原純友と出会う。仕官が不調に終わり、貴子との恋愛にも敗れ、失意の中帰郷した将門は、平氏一族の内紛に巻き込まれる。伯父の国香や良正、有力豪族の源護・扶父子らとの内紛を勝ち抜いていく過程で、次第に朝廷そのものへの叛乱の頭領として祭り上げられていく。
本作は、神懸かり状態の巫女から託宣を受けて「新皇」を名乗り、東国に独立王国を築くことを目指した将門が、藤原秀郷、平貞盛(国香の子)らに討たれ、その野望が潰えるまでを描く。


☆ スタッフ

原作:海音寺潮五郎
脚本:福田善之
音楽:山本直純

☆キャスト

平将門:加藤剛
藤原純友:緒形拳
貴子:吉永小百合
田原藤太:露口茂
鹿島玄明:草刈正雄
平貞盛:山口崇
平良将:小林桂樹
平良兼:長門勇
平国香:佐野浅夫
平将頼:高岡健二(現高岡建治)
平将平:岡村清太郎(現・清元延寿太夫)
平良正:蟹江敬三
平良文:渡辺文雄
平繁盛:佐々木剛
平公雅:高野浩幸(現・高野ひろゆき)
良子:真野響子
正子(将門の母):新珠三千代
秀子(貞盛の母):丹阿弥谷津子
小督:多岐川裕美
けら婆:吉行和子
武蔵:太地喜和子
詮子:星由里子
桔梗:森昌子
鹿島玄道:宍戸錠
興世王:米倉斉加年
紀淑人:細川俊之
紀豊之:綿引洪(現・綿引勝彦)
源護:西村晃
源扶:峰岸徹
藤原忠平:仲谷昇
藤原仲平:永井智雄
藤原恒明:今福正雄(現・今福将雄)
藤原子高:入川保則
藤原為憲:中島久之
藤原正経:寺田農
武蔵竹芝:宮口精二
菅原景行:高橋昌也
侘田真樹:藤巻潤
千載:五十嵐淳子
美濃:木の実ナナ
貴子の乳母:奈良岡朋子
小野道風:小池朝雄
三宅清忠:近藤洋介
源経基:菅野忠彦(現・菅野菜保之)
藤原季重:沢竜二
藤原村雄:信欣三
藤原惟幾:横森久
小春丸の母:藤田弓子
くらげ丸:清水紘治
多治経明:金内吉男
文室好立:大宮悌二
小一条院の侍:山田康雄
大使坂上:柳生博
民衆:森康子
扶の兵:島田彰
役人:宮内幸平
市人:田村錦人
少女:竹井みどり
その他:加藤精三、円谷文彦、加藤正之、中西良太
語り:加瀬次男

☆ 映像の現存状況
総集編と、放送回はNHKには大半が現存している(第3,4,5、18,19、21,24,29、32,39、42,47回除)。当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型だったために、テープは放送終了後に消去されて他の番組に利用されるのが通常だった。そのため放送回はNHKには残されておらず、総集編のみ映像資料用として保存されていた。そのため再放送および全話収録の完全版の販売は絶望的と考えられていた。総集編のDVDは販売されている。
ただし、放送前年の1975年に普及型の家庭用ビデオデッキであるベータマックスが登場していることから,出演者など番組関係者や熱心な視聴者(国民的映画スターだった吉永小百合のファンなど)が録画して保存している可能性はあるので、NHKに寄贈される可能性は指摘されていた。現在、大半の放送回がNHKに保管されているのは、そのような事情から残存していた映像が発掘され、寄贈されたためと見られる(ただし、経年劣化を考えると市販できる画質状態ではないかもしれない)。

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2007年03月13日

「元禄太平記」

☆元禄太平記【NHK大河ドラマ】

元禄太平記(げんろくたいへいき)はNHKが1975年1月5日〜12月28日に放送した13作目の大河ドラマ。忠臣蔵をテーマにした大河ドラマとしては『赤穂浪士』(1964年)に続き、第2作目にあたる。最高視聴率41.8%。

忠臣蔵事件を5代将軍徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の目線から描くという、斬新な切り口の作品として注目された。今作品における松の廊下事件の原因は塩田経営の成功を試みる吉保に取り入るために吉良が浅野に領地替えを勧めたのを浅野が拒否したために、吉良が浅野に嫌がらせをしたことになっている。

☆ スタッフ

原作:南条範夫(『元禄太平記』)
脚本:小野田勇・小幡欣治・土橋成男
音楽:湯浅譲二

☆ キャスト (抜粋)=

柳沢保明→柳沢吉保:石坂浩二
大石内蔵助:江守徹
陸:岡田茉莉子
柳沢兵庫:竹脇無我
安暉→柳沢安貞:山崎有右→加川明
徳川綱吉:芦田伸介
水戸光圀:森繁久彌
阿久里:松坂慶子
染子:若尾文子
浅野内匠頭:片岡孝夫(現・15代目片岡仁左衛門)
吉良上野介:小沢栄太郎
大石主税:庄野たけし→5代目中村勘九郎(現・18代目中村勘三郎)
吉弥(おしん):黒柳徹子
紀伊国屋文左衛門:藤岡琢也
弁子→町子:松原智恵子
とき→とき弥:三林京子
お伝の方:草笛光子
甲府綱豊→徳川家宣:木村功
左右田源八:森本レオ
右衛門佐:中野良子
弥之:峰竜太
おげん:江波杏子
堀部安兵衛:関口宏
堀部弥兵衛:有島一郎
吉田忠左衛門:中村伸郎
お妙:竹下景子
お美乃:池上季実子
小野寺十内:加藤嘉
隆光:金田龍之介
荻原重秀:成田三樹夫
間部宮内:古谷一行
桂昌院:細川ちか子
清水一学:三善英史
中島五郎作:花柳喜章
南部直政:渡辺文雄
鶴見内蔵助:山形勲
島津綱久:中条静夫
鷹司兼熈:2代目中村又五郎
大野九郎兵衛:三国一朗
土屋主税:内藤武敏
堀内源太左衛門:高松英郎
不破数右衛門:目黒祐樹
大典侍局:松平純子
小林平八:辻萬長
お艶:鮎川いづみ
新井白石:入川保則
荻生徂徠:岸田森
牧野成貞:松下達夫
阿部豊後守:森塚敏
土屋相模守:真弓田一夫
稲葉丹後守:西国成男
小笠原佐渡守:大久保正信
秋元但馬守:河村弘二
毛利小平太:磯部勉
多門伝八郎:小山田宗徳
原惣右衛門:垂水悟郎
矢頭右衛門七:小坂まさる
大高源吾:竜崎勝
大石無人:安部徹
堀内伝右衛門:北村和夫
赤埴源蔵:長沢大
萱野源蔵:粟津號
武林唯七:美濃部厚
羽倉斎:村井国夫
浮橋:藤ひろ子
細井広沢:久米明
宝井其角:下元勉
生駒十蔵:蟹江敬三
寺坂吉右衛門:綿引勝彦
万里小路局:南風洋子
定子:稲垣美穂子
八助:今福将雄
奥野将監:巌金四郎
梶川与惣兵衛:早川達三
紀伊綱教:島村美輝
紀伊光貞:毛塚守夫
小山源五右衛門:大塚周夫
松平右京大夫輝貞:池田秀一
倉林出雲守頼時:梅野泰靖
神尾主膳:草薙幸二郎
たみ:鷲尾真知子
お兼:菅井きん
赤穂藩家臣:風間杜夫
猿橋:清水紘治
辰五郎:平泉成
小者:千葉繁
町人:北村弘一
野次馬:田村錦人
その他:10代目市川海老蔵(現・12代目市川團十郎)、久松保夫
語り:福本義典

☆映像の現存状況

総集編及び本放送回は第18回「刃傷松の廊下」のみNHKに現存しているとされる。当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型だったために、テープは放送終了後に消去されて他の番組に利用されるのが通常だった。総集編のみは映像資料用として保存していたと考えられる。そのため再放送および全話収録の完全版の販売は絶望的である。総集編のDVDは販売されている。
VHSやベータマックスなど普及型家庭用ビデオデッキの発売以前であり、それ以前のオープンリール型ビデオは非常に高価で一般にはほとんど普及しておらずテープの保存も面倒なために一般視聴者が保存している可能性は低い。ただし、関係者や出演者が録画していたものが現存している可能性があり、今後NHKに寄贈される可能性はある(経年劣化を考えると市販できる画質状態ではないかもしれない)。

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2007年03月12日

「勝海舟」

勝海舟 【NHK大河ドラマ】

勝海舟(かつかいしゅう)は、NHKが制作し1974年1月6日から12月29日に総合テレビジョンで放送した12作目の大河ドラマ。全52回。原作の子母沢寛の小説に基づく勝海舟の生涯を、彼を取り巻く人々の人間模様を織り交ぜて描く。

当初主人公の勝海舟役は渡哲也だったが、急病により途中第9回までで異例の主役交代となり、第10回以降は松方弘樹が引き継いだ。しかし当時のNHKは組合問題などで混乱していて制作体制が定まらず、松方が「NHKはモノをつくるところじゃない」と発言し物議を醸したり、脚本の倉本聰がスタッフと衝突して降板し東京を去ったため、止む無く中沢昭二に交代するなどトラブルが続いた。しかし一般に視聴率が低いとされる幕末ものにあって、年間平均視聴率は24.2%、最高視聴率は30.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)とまずまずであった。


☆ キャスト

原作:子母沢寛
脚本:倉本聰/中沢昭二
音楽:冨田勲
制作:古閑三千郎/伊神幹
演出:中山三雄/山中朝雄/勅使河原平八/伊予田静弘ほか

☆主な登場人物と出演者

勝海舟:渡哲也/松方弘樹
勝小吉(海舟の父):尾上松緑
勝小鹿(海舟の子):岡村清太郎(現・清元延寿太夫
梶久(小谷野クマ):大原麗子
のぶ:久我美子
たみ:丘みつ子
順(佐久間瑞枝):大谷直子
糸:仁科明子(現・仁科亜季子)
筆:香山美子
島田虎之助:垂水悟郎
杉純道:江守徹
高野長英:戸浦六宏
佐久間象山:米倉斉加年
佐久間恪二郎:木下清
吉田寅次郎:石橋蓮司
坂本龍馬:藤岡弘
お龍:川口晶(現・国重晶)
中岡慎太郎:高津住男
望月亀弥太:大谷朗
後藤象二郎:中井啓輔
清川八郎:中丸忠雄
武市半平太:伊藤孝雄
真木和泉:永井玄哉
岡田以蔵:萩原健一
田中新兵衛:渡瀬恒彦
山岡鉄太郎:宍戸錠
高橋伊勢守:仲谷昇
桂小五郎:和崎俊哉
西郷吉之助:中村富十郎
大久保一蔵:西沢利明
中村半次郎:清水綋治
村田新八:荘司肇
益満休之助:浜畑賢吉
伊牟田尚平:内田勝正
井上聞多:明石勤
北添佶摩:前川哲男
小栗上野介:原保美
徳川家茂:坂東八十助(5代目)(現・坂東三津五郎)
一橋慶喜:津川雅彦
阿部正弘:杣英二郎
榎本釜次郎:村井国夫
大久保忠寛:小林桂樹
松平春嶽:井上孝雄
松平容保:児玉泰次
島津斉彬:堀雄二
山内容堂:臼井正明
板倉周防守:安部徹
稲葉兵部:細川俊夫
水野忠精:飯沼慧
永井玄蕃頭:松村彦次郎
岩瀬修理:花柳喜章
江川英庵:森幹太
近藤勇:郷^治
土方歳三:藤竜也
沖田総司:久世龍之介
中島三郎助:下之坊正道
広沢兵助:横内正
相楽総三:浜田晃
岩倉具視:林昭夫
姉小路公知:石川博
三吉慎蔵:宮崎和命
原市之進:田中明夫
男谷精一郎:鈴木瑞穂
福沢諭吉:青山良彦
箕作阮甫:南原宏治
横井小楠:林孝一
新門辰五郎:加東大介
松本良順:井川比佐志
お登勢:市原悦子
千葉重太郎:原田大二郎
木村図書喜毅/木村摂津/木村兵庫頭:土屋嘉男
都甲市郎左衛門:中村伸郎
小曾根乾堂:山内明
小曾根正樹:岡崎徹
菖蒲屋佐和之介:松本留美
佐々倉桐太郎:柳生博
山口三郎:松山省二(現・松山政路)
赤城筑甫:久米明
春山弁蔵:黒木進(現・小野武彦)
近藤長次郎:北村総一朗
郡司平左衛門:坂口芳貞
中村仙之助:渡部猛
大石安左衛門:横森久
東間陣助:内田稔
土屋忠次郎:内海賢二
岩次郎:地井武男
丑松:3代目古今亭志ん朝
鉄五郎:佐野浅夫
三太:小鹿敦(現・小鹿番)
藤吉:丸岡将一郎(現・丸岡奨詞)
梅太郎:坂上しのぶ(現・坂上忍)
弥ん八:神山卓三
学友田辺:蟹江敬三
桑田:河原裕昌(現・河原さぶ)
柳:音無美紀子
お篠:吉田日出子
世話焼:瀬川菊之丞
暗殺者:久保晶
密偵武士:草薙幸二郎
永井の門弟:田中秀幸、長克巳
かけとり:宮内幸平
商人:田村錦人
目付:八木光生、岸野一彦
家臣:加藤正之
その他:東野孝彦(現・東野英心)、綿引洪(現・綿引勝彦)、風間杜夫、伊藤つかさ、宮部昭夫、円谷文彦、絵沢萌子、勝部演之、大宮悌二、千葉繁、藤城裕士
語り:石野倬(NHKアナウンサー)


☆ 映像の現存状況

総集編のみ現存している。その他の映像はNHKには現存していないとされる。当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型だったために、テープは放送終了後に消去されて他の番組に利用されるのが通常だった。そのため全話の再放送および全話収録の完全版の販売は絶望的である。
普及型家庭用ビデオデッキの発売以前であり、当時あったオープンリール型ビデオは100万円前後(当時)もする大変高価なもので、一般家庭にはほとんど普及しておらず(企業などが業務用に購入していた)、テープの経年劣化も考えると視聴者が録画して現在まで保存している可能性は低い。現在(2007年)は横浜の放送ライブラリーで総集編上下編として視聴可能である。

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2007年03月11日

「国盗り物語」

国盗り物語 【NHK大河ドラマ】


国盗り物語(くにとりものがたり)は、1973年(昭和48年)1月7日〜12月23日に放送されたNHK大河ドラマ第11作。全51回。平均視聴率22.4%。最高視聴率29.9%。初回視聴率27.5%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。

司馬遼太郎の同名原作を核に、同氏の「新史太閤記」「功名が辻」「尻啖え孫市」「梟の城」などを合わせて大野靖子が脚色した。

美濃一国を「盗る」ことに生涯を賭けた斎藤道三と、彼に後継者と目され共に天下統一に邁進しながらも、最期には本能寺で激突する織田信長と明智光秀の生き様をダイナミックに描いていく。


☆概要

前作「新・平家物語」が大河ドラマ10周年にふさわしいベテラン俳優を中心とした豪華絢爛たるドラマであったのにくらべ、この「国盗り物語」は、高橋英樹、近藤正臣、火野正平、松坂慶子など20代中心の布陣であり、全体的に若々しさがみなぎっていた。これは、当時のプロデューサーが放送前年に颯爽と登場した田中角栄に織田信長の姿を見出し、そのあふれるエネルギーをドラマで表現したかったからだといい、原作は道三、信長の二人がリレー形式で主人公をつとめているが、ドラマはこの形式を踏襲しつつ、実際は信長が主役の作品となっている。

これはドラマの第1回が信長と濃姫の結婚式から始まり、その後回想シーンで京都御所での若き道三(松浪庄九郎)の姿が映って、道三の美濃一国簒奪の話が続き、第14回で再び元に戻ってくるという構成から分かる。ドラマは、この後、第18回での道三の死、第19回の信長の尾張統一、第20回の桶狭間の合戦へと移っていく。 信長役は、当初、藤岡弘が内定していたが、東映での「仮面ライダー」出演契約のため断念、藤岡は翌年の「勝海舟」で坂本龍馬、そして昭和56年の「おんな太閤記」で念願の信長役を演じることになる。主役の高橋英樹は、この信長役で一躍スターダムにのしあがり、あまりの評判のため、信長役のオファーがあっても受けなかったという。また、道三役の平幹二朗が、あまりの高橋信長の人気に「高橋英樹君の若さが羨ましかった」と述べている。

また、昭和天皇が、このドラマの大ファンであり、収録スタジオを見学して、高橋英樹、松坂慶子、林隆三が御前で演技を披露し、後日、原作の司馬遼太郎と会った昭和天皇が「あれはテレビと原作では違うの?」などとお尋ねになられたというエピソードもあった。


☆スタッフ

原作:司馬遼太郎
脚本:大野靖子
音楽:林光
演出:齋藤暁、村上祐二
製作:遠藤利男


☆キャスト

松波庄九郎→西村勘九郎→長井新九郎→斎藤道三:平幹二朗
吉法師→織田信長:川口英樹→高橋英樹
桃丸→明智光秀:高野浩幸(現・高野ひろゆき)→近藤正臣
日吉→木下藤吉郎→羽柴秀吉:火野正平
松平元康→徳川家康:寺尾聡
お万阿→妙鴦尼:池内淳子
深芳野:三田佳子
那那姫→小見の方:北村佳子→山本陽子
吉祥丸→新九郎高政→斎藤義龍:沢村正一(現・沢村翔一)→若林豪
斎藤龍興:大石悟郎(現・大石吾朗)
斎藤喜平次:曽我一貴
斎藤孫四郎:青沼一彦
帰蝶→濃姫:松坂慶子
お槙:中野良子
お国:阿部寿美子
お市:松原智恵子
寧々:太地喜和子
お静:下野照美→北川美佳(現・喜多川美佳)
たま:今別府ミカ→林寛子
土岐頼芸:金田龍之介
長井利隆:安井昌二
長井白雲:田村亮
長井藤左衛門利安:下條正巳
長井道利:森幹太
織田信秀:千秋実
織田勘十郎:日吉としやす
明智光安:久米明
明智光綱:御木本伸介
弥平次→明智光春:三ツ木清隆
朝倉義景:浜畑賢吉
柴田勝家:宍戸錠
滝川一益:今福正雄(現・今福将雄)
丹羽万千代→丹羽長秀:北村晃一
平手政秀:田崎潤
森三左衛門:佐竹明夫
森蘭丸:中島久之
竹中半兵衛:米倉斉加年
荒木村重:新田昌玄
佐久間信盛:安藤三男
佐久間大学:玉川伊佐男
松永弾正:永井秀明
毛利新助:津嘉山正種
服部小平太/摩利洞玄:村松克巳
稲葉一鉄→稲葉良通:菅沼赫
林佐渡守→林通勝:幸田宗丸
中川清秀:真弓田一夫
前田犬千代→前田利家:目黒祐樹
鳥居元忠:坂口芳貞→丸山持久
本多忠勝:倉島襄
榊原康政:大久保正信
大久保忠世:井上和行
斎藤利三:亀石征一郎
石田佐吉:清水治雄→佐山泰三
蜂須賀小六:山田吾一
黒田官兵衛:江守徹
小寺政職:内田朝雄
堀尾茂助:赤津進
宮部善祥房:小松方正
足利義輝:竹脇無我
一乗院覚慶→足利義昭:伊丹十三
細川藤孝:伊吹吾郎
細川与一郎→細川忠興:矢崎知紀→石田信之
浅井長政:杉良太郎
浅井久政:郡司良
雑賀孫市:林隆三
山内一豊:東野英心
千代:樫山文枝
武田信玄:大友柳太朗
武田勝頼:石山律(現・石山輝夫)
穴山梅雪:渥美国泰
今川義元:花柳喜章
米田求政:久松保夫
赤尾美作守清綱:最上龍二郎
清水宗治:伊達正三郎
木下弥右衛門:猪野剛太郎
春日丹波守:渡辺文雄
小牧源太:小林昭二
猪子兵助:常田富士男
岡部又右衛門:清水紘治
下間刑部:戸浦六宏
快川国師:島田正吾
顕如上人:伊藤孝雄
日運上人:鈴木瑞穂
朝山日乗:鈴木昭生
里村紹巴:西村晃
今井宗久:河村弘二
松井友閑:久遠利三
曲直瀬道三:林孝一
葛籠重蔵:露口茂
法専坊信照:荻島真一
香子内親王:生田悦子
松永多左衛門:大塚周夫
渡辺小左衛門:巌金四郎
可児権蔵:名古屋章
鷲津六郎:上田耕一
百々地新之丞:金内喜久夫
島本右衛門太夫:倉田地三
小えん:左時枝
木さる:小鹿みき
小みち:田島令子
飛騨の耳次:谷啓
杉丸:永井秀和
弥八:西田敏行
赤:桐原史雄
黒:西村淳二
但中:金井大
楠:初井言榮
各務野:吉行和子
猿楽師:野村万作、野村万之介、野村武司(現・野村萬斎)
公卿:藤城裕士
人足頭領:久保晶
その他:円谷文彦、下川辰平、浜田晃、大滝秀治
語り:中西龍


☆ 映像の現存状況

総集編のみ現存している。その他の映像はNHKには現存していないとされる。当時は放送局用ビデオテープ(2インチVTR)が非常に高価で大型だったために、テープは放送終了後に消去されて他の番組に利用されるのが通常だった。そのため全話の再放送および全話収録の完全版の販売は絶望的である。総集編のDVDは販売されている。
普及型家庭用ビデオデッキの発売以前であり、当時あったオープンリール型ビデオは百万円前後(当時)もする大変高価なもので、一般家庭にはほとんど普及しておらず(企業などが業務用に購入していた)、テープの経年劣化も考えると視聴者が録画して現在まで保存している可能性は低い。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
posted by ワン at 00:00 | 1973年 「国盗り物語」

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