2007年04月06日

「毛利元就」

毛利元就 【NHK大河ドラマ】

毛利元就(もうりもとなり)は、NHKの1997年1月5日〜12月14日に放送された大河ドラマ。


☆作品内容と反響

毛利元就生誕500周年記念作品として製作。残された自筆の文章や書状の内容を元に謀略家のイメージが強い元就を愚痴っぽいが家族思いの男性として描いた。ホームドラマ的な作品で女性からの評価が高かった。一揆という語で一向一揆等の百姓一揆しか思い浮かばなくなっている多くの現代人に理解しにくい「国人一揆」を元就が盟主となって結ぶ場面で、国人一揆を「国人領主連合」なる現代語訳を用いてお茶の間の一般視聴者に対する配慮を行っていた。渡辺俊幸・作曲のテーマ音楽は『水戸黄門』を彷彿させる「ボレロ調」のメロディーであるが、後年担当した『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』(2002年大河ドラマ)と比べ、技巧に走らない素直で聞きやすい曲だと言える。過去2回時代劇専門チャンネルで再放送された。

この作品から、予告編後に各回にちなんだ名所旧跡を紹介するコーナーが設けられた。


☆あらすじ

安芸国の小領主・毛利弘元の次男として産まれた松寿丸(後の元就)は幼いときに実母・祥の方を亡くし、すさんだ少年時代を過ごす。一方父・弘元は有力大名の大内義興と尼子経久との板ばさみに悩み、さらに松寿丸の素行やまとまりのない家臣達に心労をつのらせ、そして長年の酒毒により死去する。そんな父の寂しい死をきっかけに、元就は生まれ変わり、戦国乱世の中でいかに毛利家を存続させるかに命を燃やすようになる。だがそんな元就に、本来毛利家とほとんど同格の国人領主で、盟約によって家臣になっているに過ぎなかった家臣達の容赦ない反乱や策謀が降りかかった。


☆スタッフ

脚本・・・内舘牧子
原作・・・永井路子(『山霧』『元就、そして女たち』より)
音楽・・・渡辺俊幸
テーマ音楽演奏・・・NHK交響楽団
指揮・・・外山雄三
演奏・・・コンセール・レニエ
題字・・・・・毛利元就(自筆書状より)
語り・・・・平野啓子
時代考証・・・岸田裕之、米原正義
風俗考証・・・二木謙一
建築考証・・・平井聖
衣裳考証・・・小泉清子
所作指導・・・猿若清三郎
殺陣武術指導・・・林邦史朗
馬術指導・・・日馬伸
茶道指導・・・鈴木宗卓
演出・・・・・松岡孝治、吉川邦夫ほか
制作統括・・・木田幸紀


☆配役

毛利家

毛利元就(中村橋之助)
松寿丸(元就の幼年期)(岩渕幸弘)
松寿丸(元就の少年期)(森田剛)
毛利輝元(中村国生→森田剛):元就の孫、毛利家当主
美伊の方(富田靖子):元就の正室
毛利弘元(西郷輝彦)元就の父、毛利家当主
祥の方(竹下景子):元就の母、弘元の正室
杉の方(松坂慶子):弘元の側室。元就の育ての親
相合の方(松原千明):弘元の側室。元綱の母
毛利興元(後藤拓也→芦田昌太郎→渡部篤郎):元就の兄、毛利家当主
雪の方(一路真輝):興元の妻
毛利幸松丸(伊達力哉→深川雄太→北尾亘):興元の長男
相合元綱(月夜丸)(伊勢裕樹→いしいすぐる→西島秀俊):元就の異母弟
藤野(加賀まりこ):美伊の方の付人
松姫(松の方)(安積玲奈→梓真悠子):元就の異母妹、吉川興経の母
芳姫(田島穂奈美):元就の異母妹
毛利隆元(金澤匠→上川隆也):元就の長男、毛利家当主
吉川元春(安藤一志→松重豊):元就の次男、安芸国人吉川氏当主
小早川隆景(富田樹央→恵俊彰):元就の三男、安芸国人小早川氏当主
可愛(五龍姫)(えの)(伊藤明日香→高橋由美子):元就の長女。宍戸隆家の妻
宍戸隆家(加勢大周):元就の娘婿。安芸国人宍戸氏当主。のち毛利家家臣
寿の方(大塚寧々):隆元の妻
美々(仁科扶紀):元春の妻
阿古姫(阿古の方)(三船美佳→藤吉久美子):隆景の妻
妙(中の丸)(宮本信子):阿古の方の付き人、のちに元就の後妻
香(三吉隆亮妹)(秋本奈緒美):元就の側室
さよ(乃美隆興娘、乃美の大方)(田中広子):元就の側室
堀立直正(原田芳雄):商人、赤間関代官
桂広澄(草刈正雄):毛利家家臣、外交担当(尼子派)
井上元兼(片岡鶴太郎):毛利家家臣、経済担当(大内派)
渡辺勝(榎木孝明):毛利家家臣、軍事担当(尼子派)
志道広良(中村梅雀):毛利家家臣、元就の腹心
福原広俊(笹野高史):毛利家家臣、元就の外祖父
赤川元保(永島敏行):毛利家家臣、隆元の腹心
児玉就忠(益岡徹):毛利家家臣
桂元澄(鶴見辰吾):広澄の子、毛利家家臣
渡辺通(勝村政信):勝の子、毛利家家臣
国司元相(坂本あきら):毛利家家臣
福原貞俊(石濱朗):毛利家家臣
平佐就有(佐藤B作):毛利家家臣
粟屋元隆(塩野谷正幸):毛利家家臣
大庭賢兼(中島久之):毛利家家臣
熊谷信直(綿引勝彦):元春の舅、安芸国人熊谷氏当主、のち毛利家家臣
井上春忠(生瀬勝久):毛利家家臣
平佐就有(佐藤B作):毛利家家臣
兵助(ラッキィ池田):毛利家家臣
小三太(奈佐健臣):毛利家の忍び
寺畑(松井範雄):井上元兼の配下
風間(中原和宏):井上元兼の配下
品川狼之介(品川大膳)(林邦史朗):毛利家家臣
ひさ(松金よね子):杉の方の付人
きよ(柴田理恵):寿の方の付人
なつ(元就の初恋の少女)・玉姫(輝元の妻、宍戸隆家娘):(松本恵)


大内家

大内義興(細川俊之):大内家当主
綾の方(内藤弘矩娘)(東ちづる):義興の妻
大内義隆(風間トオル):義興の子、大内家当主
貞子(万里小路秀房娘)(佐藤恵利):義隆の正室
おさい(初瀬かおる):義隆の側室、亀童丸の母
亀童丸(中原和宏→蓮池貴人):義隆の子
内藤興盛(小野寺昭):大内家重臣、毛利隆元の舅
陶興房(夏八木勲):大内家重臣
陶晴賢(隆房)(陣内孝則):興房の子。大内家重臣
相良武任(白井晃):大内家家臣(義隆派)
冷泉隆豊(春田純一):大内家家臣(義隆派)
江良房栄(高岡健二):大内家家臣(晴賢派)
弘中隆兼(佐川満男):大内家家臣(晴賢派)
大内義長(三井智英):大友宗麟の弟で義隆の養子、大内家当主


尼子家

尼子経久(緒形拳):尼子家当主
※当初萬屋錦之介が演じる予定であったが病気のため降板、緒形が代役を務めた。

萩の方(吉川経基娘)(高畑淳子):経久の妻
尼子晴久(高嶋政宏):経久の孫、尼子家当主
みつ(岩崎ひろみ):晴久の妻、国久の娘
尼子国久(清水綋治):一門衆(新宮党)、晴久の叔父で岳父
尼子義久(中村獅童 (2代目)):晴久とみつの子、尼子家当主
亀井秀綱(河原さぶ):尼子家家臣、経久の側近
宇山久兼(磯部勉):尼子家家臣、経久の側近
河副久信(上杉祥三):尼子家家臣、晴久の側近
立原幸隆(門田俊):尼子家家臣、晴久の側近
本城常光(武岡淳一):尼子家家臣
山中鹿介(山田純大):尼子家家臣


その他

野田次郎(山崎裕太→的場浩司):元就の幼なじみ、村上水軍の将
村上虎吉(藤原喜明):村上水軍の将
加芽(葉月里緒奈):虎吉の娘
足利義稙(田口トモロヲ):室町幕府第10代将軍
細川隆是(久富惟晴):足利氏家臣
吉川国経(草薙幸二郎):安芸国人吉川氏当主、美伊の父
吉川元経(ダンカン):国経の子、安芸国人吉川氏当主
吉川興経(京本政樹):元経の子で元春の義父、安芸国人吉川氏当主
吉川経世(大森ヒロシ):国経の子、元経の弟
吉川元資(仁科拓海→清水伸):元春の長男
大塩右衛門尉(エド山口):吉川氏家臣
武田元繁(宍戸開):旧守護家、安芸武田氏当主
熊谷元直(石田登星):安芸国人熊谷氏当主、信直の父
蔵田房信(大鷹明良):安芸国人蔵田氏当主、鏡山城守将
蔵田直信(沼田爆):安芸国人、房信の叔父
高橋元光(堀勝之佑):安芸国人[[高橋氏当主、雪の方の父
高橋興光(鷲生功):安芸国人高橋氏当主
高橋盛光(諏訪部仁):安芸国人、元光の従兄弟
宍戸元源(石田太郎):隆家の祖父、安芸国人宍戸氏当主
小早川繁平(高橋譲):安芸国人沼田小早川氏当主、阿古姫の兄
椋梨景勝(舟木一夫):沼田小早川氏家臣
田坂全慶(石山雄大):沼田小早川氏家臣
和智誠春(せんだ光雄):備後国人和智氏当主
天野興次(岡本信人):安芸国人
天野興定(山本密):安芸国人、興次の子
榮秀(大滝秀治):僧侶
品田上野介(蛍雪次朗)
さだ(尾小平志津香)
維光(斉藤暁)
薬師(酒井敏也)


☆放送日程

放送回 放送日 題 演出 視聴率(ビデオリサーチ調べ)
第1回 1997年1月5日 「妻たちの言い分」 25.3%
第2回 1997年1月12日 「若君ご乱心」 28.6%
第3回 1997年1月19日 「城主失格」 28.3%
第4回 1997年1月26日 「女の器量」 28.2%
第5回 1997年2月2日 「謀略の城」 27.6%
第6回 1997年2月9日 「恋ごころ」 26.8%
第7回 1997年2月16日 「われ敵前逃亡す」 26.6%
第8回 1997年2月23日 「兄嫁きたる」 26.3%
第9回 1997年3月2日 「さらば兄上」 27.6%
第10回 1997年3月9日 「初陣の奇跡」 28.3%
第11回 1997年3月16日 「花嫁怒る」 26.5%
第12回 1997年3月23日 「元就暗殺指令」 23.8%
第13回 1997年3月30日 「戦乱の子誕生」 24.8%
第14回 1997年4月6日 「巨人とひよっこ」 22.6%
第15回 1997年4月13日 「涙のうっちゃり」 23.4%
第16回 1997年4月20日 「弟の謀反」 24.3%
第17回 1997年4月27日 「凄まじき夜明け」 24.3%
第18回 1997年5月4日 「水軍の女神」 19.0%
第19回 1997年5月11日 「夫の恋」 23.4%
第20回 1997年5月18日 「隠し女」 25.1%
第21回 1997年5月25日 「百万一心」 22.5%
第22回 1997年6月1日 「三本の矢」 24.0%
第23回 1997年6月8日 「尼子襲来」 22.9%
第24回 1997年6月15日 「決戦郡山城」 22.0%
第25回 1997年6月22日 「尼子経久死す」 22.9%
第26回 1997年6月29日 「敵は亡霊」 22.6%
第27回 1997年7月6日 「逃げ道なし」 16.8%
第28回 1997年7月13日 「海がみたい」 21.6%
第29回 1997年7月20日 「子別れ」 20.7%
第30回 1997年7月27日 「さようなら、美伊」 20.6%
第31回 1997年8月3日 「杉、極楽へ行く」 20.6%
第32回 1997年8月10日 「元就、鬼と化す」 19.7%
第33回 1997年8月17日 「冴えわたる策略」 22.1%
第34回 1997年8月24日 「闇に舞う般若」 20.3%
第35回 1997年8月31日 「最後の反逆者」 24.1%
第36回 1997年9月7日 「鬼のかけひき」 22.0%
第37回 1997年9月14日 「こぼれ蛍」 24.1%
第38回 1997年9月21日 「五十九歳の決断」 21.7%
第39回 1997年9月28日 「裏のまた裏」 20.0%
第40回 1997年10月5日 「嵐こそ好機」 21.6%
第41回 1997年10月12日 「奇襲厳島」 23.9%
第42回 1997年10月19日 「最後の女」 21.9%
第43回 1997年10月26日 「三子教訓状」 19.8%
第44回 1997年11月2日 「銀に踊る」 22.1%
第45回 1997年11月9日 「男の器」 20.8%
第46回 1997年11月16日 「隆元暗殺」 23.4%
第47回 1997年11月23日 「弔い合戦」 21.9%
第48回 1997年11月30日 「輝元参上!」 23.0%
最49回 1997年12月7日 「淋しき覇者」 24.9%
最終回 1997年12月14日 「よく生き、よく死に」 25.1%


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
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2007年04月05日

「秀吉」

☆秀吉 【NHK大河ドラマ】

秀吉(ひでよし)は、1996年1月7日〜12月22日に放送されたNHK大河ドラマ。原作:堺屋太一、脚本:竹山洋、主演:竹中直人。


☆作品内容と反響

大河ドラマギャグ

豊臣秀吉を主人公にした大河ドラマは、1965年の『太閤記』、1981年の『おんな太閤記』に続いて3作目。『八代将軍吉宗』の総集編が終わった後の予告で「これがドラマだ!」と強調したものの、蓋を開ければつばを吐き散らしてしゃべる竹中直人のハイテンションな演技や、厳格ながらも人間味溢れる信長像を演じた渡哲也の好演が光り、平均で30%を超える高視聴率を記録した。また、秀吉がことあるごとに、右手で五文字を強調しながら言う決めゼリフ「心配御無用!」は流行語となった。第1話で、褌の横から竹中の陰部が見え隠れしたことも大きな話題になった(大仁田厚演じる蜂須賀小六が竹中を担ぎ上げるシーン。なおこのシーンは総集編でもモザイクも入らずにしっかりと放送されている)。こうした事件や竹中直人の演技から「大河ドラマギャグ」とまで一部で呼ばれた。一方で時代考証に関しては少なからぬ批判も存在した(当時高級食品だった豆腐を百姓が食べている、当時日本にいなかったはずの犬が出てくる、秀吉の母・なかが軍議の席にしゃしゃりでるなど)。本作が史実よりもエンターテイメント性を重視していたのは言うまでもないが、明らかにやりすぎがあったことは否めない。


☆信長、光秀、秀長

原作の『秀吉〜夢を超えた男〜』を中心に、織田信長と明智光秀がそれぞれの心中を語る形で物語が展開される『鬼と人と』、秀吉の弟・小一郎秀長を描いた『豊臣秀長〜ある補佐役の生涯〜』という三本の堺屋太一作品をもとに脚本が書かれている。そのため本作では、秀吉の生涯を人間味を重視して描くとともに、秀吉の弟である秀長にも光が当てられている。秀長が登場する大河ドラマは『おんな太閤記』以来15年ぶりであり、『太平記』でも足利尊氏の弟直義を演じた高嶋政伸が彼の実務面での奮迅振りを好演した(ちなみに『太平記』からは沢口靖子・真田広之・赤井英和など多くの俳優が再登用されている)。また明智光秀も浪人時代の初回から登場し、秀吉との出会い、信長に仕官後の互いに認め合う良きライバルとしての関係が描かれている。秀吉、信長に次ぐ準主役的な扱いで、その家族・家臣もストーリーの中で大きく取り上げられている。光秀が信長に虐げられて本能寺に至るまでの過程が詳細に描かれており、村上弘明が悲劇的な光秀を好演した。総集編でも登場シーンが多く使用されたが、山崎の戦いのエピソードは省略されたため、その最期も総集編ではあっけない印象を受けるようになってしまった。秀長の死も同様に、本編では1エピソード使って描いたにも関わらず、ナレーションで伝えるのみで省略された。


☆「陰」を隠した物語

織田信長の死までは秀吉の光り輝くサクセスストーリーが展開されるが、天下人となった後は朝鮮出兵や千利休の切腹など、秀吉の陰の部分にも注目する展開になっている。しかし、話自体は秀吉が栄華を極めていた時期、史実からすると小一郎秀長や、母・なか(大政所)が亡くなった時点で終了し、甥・秀次一家の惨殺や朝鮮出兵の失敗などの晩年の暗い部分はカットされた。

※この理由としては、NHKが中華人民共和国や韓国の国民感情に配慮したドラマ作りをする傾向なったからとも、渡演ずる信長の延命嘆願が殺到しスケジュールが押したからだとも言われる。後者に関しては『太閤記』にも同じこと(信長は高橋幸治)が起こっている。ちなみに、『太閤記』(全52回)での本能寺は第42回(1965年10月17日)、『秀吉』(全49回)での本能寺は第30回(1996年7月28日)である。
本編の最終回は、秀吉がおねのご機嫌を伺う為に大坂城で催した架空の花見と、そこに顔を出した面々(秀吉に殺される秀次、豊臣家に殉じた三成や淀殿、豊臣家から天下を奪う家康ら)を華やかに描きつつ、最後には一人となった秀吉が亡き母に辞世を伝え、城の中に現出した桜に向かい一人とぼとぼと歩いていく、という彼自身と一族の最期を暗示する様なラストシーンが描かれた(これは竹中自身の発案といわれる)。ただし、総集編では描き方が変わり、ラストの印象自体が本編と総集編とでは大幅に変わったものになっている。


☆「本能寺」
本能寺の変を題材とした第30回の放送では、裏番組のTBS系列でアトランタオリンピック女子マラソンが放送され、その視聴率戦争が話題になった。

本能寺での信長の最期は、燃え盛る炎の中で白装束の信長が「人間五十年」で有名な能・敦盛の一節を謡った後、”「神か…、神が死ぬか!」と叫び頚動脈を自ら斬り、大量の血を吹き出させながら絶命する”という、大河ドラマ史に残る壮絶なシーンとなり大きな話題を呼んだ。この最後は信長を演じた自身の発案であると、後に民放番組に出演したとき渡が明かしている。数ある本能寺の映像作品の中で、切腹以外の方法で死ぬ信長の描写は初めてであるという。その後、頚動脈を斬る信長は2006年の『功名が辻』でも描かれた。

本能寺に至る理由として、本作では信長による光秀への冷遇と共に(いわゆるよく語られる国換えの他、光秀の母・美が八上城に人質に取られているにも関わらず、信長が八上城主・波多野秀治・秀尚を殺害してしまう等)、徳川家康と千利休が光秀に謀反をけしかける陰謀説を採用している。

また翌週の8月4日の男子マラソンはNHKで放送されるため、休止の予告として放送の最後に、鎧姿の秀吉が「がんばれニッポン、心配御無用!ニカッ!」と語り掛ける特別なスポットが放映された。


☆その他エピソード

本能寺の変の放送日、ANN系列ではプロ野球「阪神 - 巨人」が放送され、NHKで秀吉が始まる8時の直前に、実況のABCテレビ・武周雄アナウンサーが「間もなく8時、我々の敵はアトランタと本能寺にあり!」と言った。その後、8時を回った直後に「ここから見て頂いている方は本当のプロ野球ファン!」とコメントしている
オープニングは実際に京都にある秀吉の墓(豊国廟)でロケ撮影が行われたが、何故か秀吉に寄り添う犬は戦国時代・天正時代の日本にいないはずのパグであった。
このドラマで初めて秀吉の妻の名前が「ねね」ではなく「おね」として呼ばれた。この呼び名は6年後の『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』でも引き続いて使用され、2006年の『功名が辻』でも当初は「おね」が使われる予定であった(ただし原作に即して「寧々(ねね)」となった)。
番組終了後、渡哲也が大阪の舞台で大阪新歌舞伎座公演・渡哲也特別記念公演『信長』で信長役を2回演じ、一時期信長役を当たり役としていた。その後、2002年には松竹梅のCMにおいて、渡が織田信長のような役を演じてもいる。
また大泥棒石川五右衛門は秀吉の幼馴染の設定で、終盤での釜茹で処刑のエピソードに一週丸々費やした事も話題になった。この回は全シーンが処刑場のセット内で撮影されている。しかし、光秀と秀長の死と同様、このエピソードも総集編では割愛されている。
総集編の最終回では竹中直人演じる秀吉が「さよなら!あぁ〜〜〜!(花吹雪で飛ばされる)来年の大河ドラマ・毛利元就もよろしく!心配ご無用!」と爽やかなアドリブを入れている。奇しくも、その毛利元就役だった中村橋之助が2006年のテレ朝系太閤記の秀吉役を務めている(橋之助は同じ年の大河ドラマ『功名が辻』では石田三成を演じている)。
消費者金融のモビットのCMで竹中直人と桃井かおりが出ていたが、竹中が本作に出ていたこともあってか、二人の格好は本作を意識した戦国時代の侍夫婦といういでたちであり、二人の姿が途中でアニメで描かれたものに変わるというものであった。
秀吉の母、なかは最初から最後まで尾張弁で演じ通した。
基本的に語り役は宮本隆治アナウンサーだが、所々になかを演じる市原悦子のナレーションも入り、なかの死後はおね役の沢口靖子も語りを行った。このように語り役が三人もいるという珍しいドラマでもある。ただし宮本アナは状況説明、市原・沢口は心情説明と役割分担がされており、違和感・不自然さは感じさせない語りになっている。


☆あらすじ

尾張国中村の百姓の子として生まれた日吉(後の秀吉)は諸国流浪中の明智光秀に出会い、光秀に触発されて武士になる夢を抱く。やがて織田信長の下に足軽として仕官した秀吉は、弟・秀長との絶妙なコンビネーションで一夜城の建設や竹中半兵衛の調略等に成功し、織田家中の中でめきめきと頭角を現す。一方、一浪人にすぎない光秀の才能を嗅ぎ分けた信長は光秀を破格の厚遇をもって家臣として迎える。秀吉はそんな光秀にライバル心を燃やし、二人の出世競争が始まった。


☆スタッフ

原作:堺屋太一(『秀吉〜夢を超えた男〜』『鬼と人と』『豊臣秀長』)
脚本:竹山洋
音楽:小六禮次郎
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮
時代考証:小和田哲男、下山治久
風俗考証:二木謙一
建築考証:平井聖 
衣装考証:小泉清子
殺陣武術指導:林邦史朗
所作指導:猿若清三郎
題字:森繁久弥
協力:岩手県江刺市(現・奥州市)
語り:宮本隆治(NHKアナウンサー)


☆配役

豊臣家

秀吉・藤吉郎・日吉 - 竹中直人
おね - 沢口靖子
秀長・小一郎 - 高嶋政伸
なか - 市原悦子
淀殿 - 小井紗陽→松たか子
鶴松 - 深川雄太
秀頼 - 若林晋太郎
筑阿弥 - 財津一郎
とも - 深浦加奈子
さと - 細川直美
秀次 - 三国一夫
石松丸 - 高野成政
於次丸 - 青木海
おかつ - 川上麻衣子
お福 - 高瀬春奈
お豪 - 松尾恵理香→坂田麻衣子
長助 - ビートキヨシ
仲蔵 - 岡本健一
豊臣家臣

竹中半兵衛 - 古谷一行
石田三成 - 小栗旬→真田広之
蜂須賀正勝(小六) - 大仁田厚
小寺官兵衛(黒田如水) - 伊武雅刀
黒田長政 - 内田悠太→田中丈資
小西行長 - 小西博之
加藤清正 - 高杉亘
福島正則 - 松田敏幸
浅野長政 - 原田優一→天現寺竜


織田家

織田信長 - 渡哲也
織田信忠 - 飯塚恭平→西川忠志
織田信雄 - 西川弘志
織田信孝 - 佐伯太輔
三法師 - 飯田綾真
織田信行 - 大石悟郎
土田御前 - 三條美紀
吉乃 - 斉藤慶子
お鍋 - 櫻井公美
お市 - 頼近美津子
お初 - 登坂瞳→湯原麻利絵
小督 - 徳島更紗→濱松恵
※濃姫は本作に登場せず。

織田家臣

柴田勝家 - 中尾彬
丹羽長秀 - 篠田三郎
滝川一益 - 段田安則
森蘭丸 - 松岡昌宏
毛利新助 - 深江卓次
林佐渡守 - 高松英郎
服部小平太 - 畑山東一郎
佐久間信盛 - 織本順吉
佐久間盛政 - 遠藤憲一
村井貞勝 - 桝田徳寿
池田恒興 - 五代高之
前田利家 - 渡辺徹
まつ - 中村あずさ
前田利長 - 中倉健太郎
細川藤孝 - 浜畑賢吉
細川忠興 - 小林滋央
佐々成政 - 秋山武史
堀久太郎 - 戸井勝美
浅野又右衛門 - 宗近晴見
溝尾庄兵衛 - 今福将雄
梁田正綱 - 五森大輔
明智家

明智光秀 - 村上弘明
明智秀満 - 青島健介
斎藤利三 - 上條恒彦
ひろ子 - 有森也実
美 - 野際陽子
たま - 清水桂那→田村英里子


諸大名

足利義昭 - 玉置浩二
今川義元 - 米倉斉加年
斎藤道三 - 金田龍之介
斎藤龍興 - 三井智宏
安藤伊賀守 - 塚本信夫
稲葉良通 - 真実一路
氏家卜全 - 竹本和正
徳川家康 - 西村雅彦
結城信康 - 佐藤真一郎
本多正信 - 宍戸錠
石川数正 - 誠直也
酒井忠次 - 真夏竜
築山殿 - 石川真希
浅井長政 - 宅麻伸
浅井久政 - 梅野泰靖
浅井万福丸 - 穴井隆文
宇喜多直家 - 秋山道男
宇喜多秀家 - 浅利陽介→西手武
松永久秀 - 秋間登
荒木村重 - 大杉漣
安国寺恵瓊 - 中条きよし
小早川隆景 - 山崎海童
毛利輝元 - 風間正広
上杉景勝 - 神谷秀澄
清水宗治 - 真田五郎
堀尾茂助 - 高村祐毅→大地泰仁
藤堂高虎 - 徳秀樹
高山右近 - 森本謙太郎
別所長治 - 伊藤高
尼子勝久 - 高場隆義
山中鹿介 - 梅垣義明
穴山梅雪 - サンダー杉山
吉川元長 - 田中充貴
稲田大炊助 - 梶原善


その他

山科言継 - 朱源実
千利休 - 仲代達矢
お京(利休の妻) - 香山美子
お吟(利休の娘) - 仲代奈緒
がんまく→石川五右衛門 - 赤井英和
おたき(五右衛門の妻) - 涼風真世
石川りゅう(五右衛門の子) - 蓮池貴人→杉山丈二
神谷宗湛 - 木下秀雄
山上宗二 - 加藤久詞
里村紹巴 - 阪脩
曲直瀬道三 - 大川義幸
能登屋 - 川辺久造
紅屋 - 西村淳二
ルイス・フロイス - テリー・オブライエン
おせん - 八代亜紀
たか - 清水ひとみ
加治田隼人 - 中山正幻
日比野六大夫 - 佐藤信一
はま - 福島珠美
足軽頭 - 桜金造
薬師 - 山崎満、小市慢太郎
頭領 - 谷津勲
会合衆 - 楠見尚己
子供 - 入野自由、須藤祐実
その他 - 森康子


放送日程

放送回 放送日 視聴率 題
第1回 1996年1月7日 26.6% 太陽の子
第2回 1996年1月14日 29.2% 桶狭間の奇跡
第3回 1996年1月21日 33.5% 運命の花嫁
第4回 1996年1月28日 33.2% 黄金兄弟
第5回 1996年2月04日 34.6% 男の値段
第6回 1996年2月11日 35.0% 一夜城
第7回 1996年2月18日 33.7% 妻の秘密
第8回 1996年2月25日 33.2% 知らぬ顔の半兵衛
第9回 1996年3月03日 32.0% 猿のかく乱
第10回 1996年3月10日 37.4% 浮気いたし候
第11回 1996年3月17日 34.7% 絶体絶命
第12回 1996年3月24日 31.2% 比叡山焼き打ち
第13回 1996年3月31日 30.7% 極秘情報
第14回 1996年4月07日 28.4% 小谷落城
第15回 1996年4月14日 32.7% どくろの盃
第16回 1996年4月21日 33.5% 隠し子発覚!
第17回 1996年4月28日 28.0% かあちゃんと母御前
第18回 1996年5月05日 29.4% 切腹命令
第19回 1996年5月12日 31.7% 父の家出
第20回 1996年5月19日 32.4% 軍師の条件
第21回 1996年5月26日 31.2% 命の重さ
第22回 1996年6月02日 30.6% 母御前、はりつけ
第23回 1996年6月09日 36.6% 半兵衛の死
第24回 1996年6月16日 32.8% 左遷寸前
第25回 1996年6月23日 33.9% 温泉に行きたく候
第26回 1996年6月30日 33.2% 史上最大のお歳暮
第27回 1996年7月07日 31.3% 三成登場
第28回 1996年7月14日 33.5% 高松城水攻め
第29回 1996年7月21日 31.3% 敵は本能寺
第30回 1996年7月28日 26.4% 信長、死す
第31回 1996年8月11日 26.8% 天下への道
第32回 1996年8月18日 29.7% 夢を継ぐ者
第33回 1996年8月25日 29.9% 光秀の首
第34回 1996年9月01日 31.8% 女の天下獲り
第35回 1996年9月08日 33.1% 美しき刺客
第36回 1996年9月15日 29.5% 家康VS秀吉
第37回 1996年9月22日 31.8% 天子様の御落胤!?
第38回 1996年9月29日 23.9% 黄金の茶室
第39回 1996年10月06日 22.2% かあちゃん、人質
第40回 1996年10月13日 27.9% 誘惑
第41回 1996年10月27日 29.1% 決別の朝顔
第42回 1996年11月03日 25.0% 淀の子、誕生
第43回 1996年11月10日 27.2% 花戦さでござる
第44回 1996年11月17日 29.1% 秀長、逝く
第45回 1996年11月24日 30.0% 利休切腹
第46回 1996年12月01日 30.5% 母の悲しみ
第47回 1996年12月08日 25.9% かあちゃんの死!
第48回 1996年12月15日 27.3% 五右衛門、釜ゆで
最終回 1996年12月22日 27.1% 夢のまた夢

平均視聴率 30.5%


☆総集編

「太陽の子」
「天下布武」
「本能寺の変」
「夢のまた夢」



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
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2007年04月04日

「八代将軍 吉宗」

☆八代将軍吉宗【NHK大河ドラマ】

『八代将軍吉宗』(はちだいしょうぐんよしむね)は、1995年1月8日〜12月10日にNHKで放送された連続テレビドラマで、第34作目のNHK大河ドラマである。放送期間は同年。平均視聴率は26.4%、最高視聴率は31.4%関東地区・ビデオリサーチ調べ)。


☆概要

江戸時代中期、御三家・紀州徳川家の三男として生まれ、徳川将軍となり享保の改革を行い江戸幕府中興の祖とされている徳川吉宗の生涯を描く。将軍綱吉時代の元禄期から吉宗の晩年までが描かれ、『樅ノ木は残った』(1971年)や忠臣蔵作品などを除き、江戸時代中期の政治劇を扱う作品ははじめての試み。脚本は1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』や連続テレビ小説『澪つくし』を手がけたジェームス三木で、二度目となる。『政宗』では原作小説を元に書かれたが、本作はオリジナルとなる。

ご当地となる和歌山県や栃木県の日光江戸村においてロケが行われ、NHKスタジオには江戸城大広間や豪奢な名古屋城、江戸市街などのセットが再現された。音楽は池辺晋一郎が全編を担当し、テーマ曲では『独眼竜政宗』の時と同様にオンド・マルトノを用いるなど、新手法を取り入れた特徴のある曲となった。大河ドラマのテーマ曲にしては珍しく、明るく楽しい曲調だった(それでいて元禄時代を彷彿とさせるメロディーだった)点も特徴的だった。また、タイトルバックにはCG映像が使用され、屏風絵や見返り美人を動かすなどの斬新な映像が展開された。同様の手法は1999年の『元禄繚乱』でも使われた。2006年6月、時代劇専門チャンネルで全話が再放送された。


☆超豪華俳優陣

主演は、6回目の大河ドラマ出演となる西田敏行で、『翔ぶが如く』に続く主役抜擢。津川雅彦・大滝秀治・小林稔侍・石坂浩二・中井貴一・滝田栄・草笛光子・藤村志保など大河主演経験者や出演歴の多く、日本を代表する俳優陣が多く出演した点もドラマの魅力であった。一方で、放送当時それほど知名度が高くなかった俳優にも注目が集まり、中でも吉宗の長男で言語障害がある九代将軍・家重を演じた中村梅雀の、涙を流したりよだれを垂らしたりする演技は多くの話題を呼び、中村自身の知名度どころか、それまで徳川将軍の中では影が薄かった徳川家重の知名度をも上げる結果となった。


☆チャンバラのない時代劇

前3作(『琉球の風』『炎立つ』『花の乱』)は大河ドラマにおいて未開拓の時代や地域を扱うことを試み低視聴は低迷していたが、本作品は江戸中期を扱っていながら高視聴率を記録した。時代背景が江戸中期という泰平の世であり、山場となる合戦などのスペクタクルシーンもなく、戦国や幕末と違ってドラマとしては政治劇が中心で劇的な展開を持ち込む事が難しかったにも関わらず、それを逆手にとって「将軍家のホームドラマ」という展開に仕立てあげ、ある時はコミカルに、ある時はシリアスに吉宗の生涯を描き見事に魅力溢れるドラマに仕立て上げた。当時テレビ朝日で放送されていた「暴れん坊将軍」との比較も話題になった。


☆ナビゲーター・近松門左衛門

江守徹演じる近松門左衛門がナレーションと史実を解説させるキャラクターとしている試みが特色で、家系図や享保改革などについてパネルや表などを使い、時には「パーティ」「ドラマ」など現代語も交えてわかりやすく説明させている。ひょうきんな近松のキャラクターが視聴者に好評であり、同様の手法は2000年の『葵徳川三代』でも用いられている(この時は中村梅雀演じる徳川光圀が語り・解説役)。近松は吉宗在世中の享保9年(1724年)に死去しており、以降は「幽霊」として登場。最終回では天国で吉宗と吉宗の父・光貞に1995年当時までの日本の世相を教えた。「さればでござる」のセリフが近松のキャッチフレーズであった。最終回から一週間後の12月17日には「さればでござる・全て見せます大河ドラマ」という特別番組が放送され、これまでの大河ドラマの歴史を振り返り、さらに翌年の大河ドラマ「秀吉」の主演・竹中直人によるミニコントなども放送された。番組のナビゲーターはタイトルからも分かるとおり、近松役の江守徹と、近松家の少女役・遠野凪子が務めた。

このドラマは、男性のみならず女性の視聴者などにも人気が高く、名作の部類に入るとも評される。


☆あらすじ

紀州藩主・徳川光貞の四男・源六(後の吉宗)はいたずら好きのわんぱくっ子として育ちながらも、その頑強さから父の期待を一心に集める。しかし母・お紋の出自は卑しく、長幼の序の慣例から将来は部屋住みの身分として一生を終えるものと決め込んでいた。ところが長兄・綱教が早々と亡くなり、後を追うように父・光貞、次兄・頼職も亡くなる。綱教にも頼職にも跡継ぎはなく、遂に吉宗は五代紀州藩主になるべくして収まるが、江戸では五代綱吉、六代家宣、そして幼い七代将軍・家継までもが次々と逝去。時代は吉宗を八代将軍に推し上げようとしていた。


☆スタッフ

原作・脚本:ジェームス三木
音楽:池辺晋一郎
題字・・・仲代達矢
撮影協力:和歌山県、山梨県小淵沢町


☆出演

将軍・将軍家

徳川吉宗(八代将軍)・・・青柳翔→尾上松也→阪本浩之→西田敏行
鷹狩り等の武芸を好むが学問や和歌は苦手、声も体も大きい無骨な大丈夫として描かれている。君主としての明確なビジョンを持ち、幕政改革に挑む。本作では、個性が全く異なる三兄弟の悩める父親としての姿も描かれる。
※吉宗が少年から大人になる際に疱瘡に罹患したという設定が与えられ、少年期の吉宗役であった阪本の顔面を包帯で覆い、疱瘡から快癒し包帯を解くと吉宗役が西田になっているというユニークな演出がなされ、視聴者を驚かせた。
徳川綱吉(五代将軍)・・・津川雅彦
その治世に賛否両論はあるが、母想い・娘想いの心優しき将軍として描かれている。吉宗からは尊敬されており、また綱吉も吉宗を可愛がり、「そちのような息子が欲しかった」と告げて吉宗を感激させた。
徳川家宣(六代将軍)・・・細川俊之
学問を好み、諸事公家風のしきたりを重んじるため、武士としての態度を明確にする吉宗とは犬猿の仲。吉宗に陰で口調をモノマネされ、さらに「イヤミな奴」などと陰口を言われる。
徳川家継(七代将軍・家宣長男)・・・中村梅枝
能が大好きな可愛い将軍として描かれている。無邪気な言葉に周囲の大人たちが思わず面食らう事も。
徳川家重(九代将軍・吉宗長男)・・・平野一真→荘田優志→池田貴尉→中村梅雀
体が弱く、酒色に耽り、臆病者で言語不明瞭なため次期将軍として各方面から憂慮されるが、心優しい面も描かれた。
徳川家治(十代将軍・家重長男)・・・伊勢裕樹→いしいすぐる
父と違い聡明で、祖父・吉宗の期待を一心に受ける、吉宗最愛の孫。
田安宗武(吉宗次男)・・・広瀬斗史輝→嶋田伸亨→徳山秀典→山下規介
聡明で武芸・学問はもちろん、芸術にも秀でた非の打ち所のない次男として描かれている。
一橋宗尹(吉宗三男)・・・小林伊織→佐野泰臣→宍戸開
吉宗をして「最もわしに似ている」と言わしめる、豪腕で無骨、率直な物言いの三男。
清水重好(家重次男)・・・小野瀬輝


将軍家の女性達

鶴姫(綱吉息女・綱教正室)・・・斉藤由貴
将軍家のアイドル的存在。義弟の吉宗を可愛がり、吉宗と綱吉を引き合わせるきっかけを作った。綱吉に溺愛されている。夫の綱教を愛し、綱教の将軍就任を後押ししたが、流産の後、若くして死去。
桂昌院(綱吉生母)・・・藤間紫(山田五十鈴の予定だったが、事故で降板)
綱吉に子が出来ないのを憂い、「生類憐みの令」を作らせた張本人。いくつになっても子離れできない母親として描かれている。
鷹司信子(綱吉正室)・・・松原智恵子
綱吉の治世に真っ向から異を唱えた事もある勝気な正室。
お伝の方(綱吉側室)・・・夏木マリ
綱吉の唯一の子・鶴姫の生母として権勢を振るう。
大典侍(綱吉側室)・・・床嶋佳子
京都から輿入れした若い側室。
新典侍(綱吉側室)・・・飛田恵里
竹姫(綱吉養女)・・・関友香→森口瑤子(宮崎ますみの予定だったが、出産のため降板)
吉宗が正室に迎えようと想うほどの仲になるが、大叔母にあたるため天英院に断念させられ、薩摩藩主島津継豊の正室となる。
天英院(家宣正室)・・・草笛光子
大奥の首座に君臨し、にらみを利かせる江戸城のご意見番。吉宗を立て、一歩引いた目でその治世を見守る。
月光院(家宣側室・家継生母)・・・名取裕子
七代家継の生母として権勢を振るった、家宣の側室。家宣死後はその美貌で吉宗と懇ろな仲に陥る。
真宮理子(吉宗正室)・・・山崎直子
無骨な吉宗とは不釣合いなほど、しとやかで優しい女性。生きてきた世界や価値観がまるで違う吉宗に面食らうが、やがてその真っ直ぐな人柄に惹かれるようになる。しかし流産が元で若くして逝去。その後、吉宗は生涯正室を娶らなかった。
須磨(吉宗側室・家重生母)・・・賀来千香子
紀州で吉宗に見初められた女性。元は頼職のお付になるはずだったが、吉宗が一目ぼれして強引に自分の側室にしてしまった。
古牟(吉宗側室・宗武生母)・・・細川ふみえ
久通から「胸と尻が格段に大きい」と言われる程丈夫な女性として描かれる。
久免(吉宗側室)・・・黒木瞳
淨圓院の紹介で江戸入りした女性。若いころはそのえくぼが吉宗のお好みだったが、年を重ねるにつれておっちょこちょいな性格が現れ出す。吉宗と最も永く連れ添った側室。
お梅(吉宗側室・宗尹生母)
比宮培子(家重正室)・・・畠田理恵
京都から来た公家の姫。家重の子を懐妊するが、流産が元で死去。
お幸(家重側室・家治生母)・・・松原千明
培子の御付女中であったが、培子の死がきっかけで家重の手付きとなる。姉さん女房である事に吉宗は難色を示すが、世子・家治を産み、側室として認められる。
お逸(家重側室・重好生母)・・・寺島しのぶ
父の出自が浪人であるため、側室に迎えることを吉宗から大反対される。しかし次男・清水重好を産み、側室として認められる。


紀州藩・吉宗家臣

徳川光貞(二代紀州藩主・吉宗の父)・・・大滝秀治
吉宗に武士としての誇りを徹底的に叩き込んだ厳格な父。元気で活発な吉宗に大いに期待をかけた。老齢にもかかわらず、すぐ女性に手を出してしまう。最終回、天国で己の治世を悔いる吉宗を、「卑怯な振る舞いがなかったならばそれでよい」と励ました。
加納久通(吉宗家臣)・・・小林稔侍
吉宗の傅役として生涯を吉宗にささげた男。弱気になる吉宗を時に殴りつけるなど、吉宗を厳格に育て上げた。家重の廃嫡論に真っ向から異を唱え、吉宗を翻意させる。ちなみに小林稔侍は本作の中で一話から最終話まで全話に出演している唯一の人物であり、影の主役とも言える。
有馬氏倫(吉宗家臣)・・・すまけい
御用取次ぎ役として吉宗に仕える。久通とはライバルで、何かと喧嘩し吉宗に怒られる。ひょうきんな性格だが、お庭番を総括するなど幕府の威光を保つため、時に厳格な一面も覗かせる。
徳川綱教(三代紀州藩主・光貞長男)・・・辰巳琢郎
聡明で武芸にも秀で、綱吉からも一目置かれた人物。そのため綱吉の次の将軍の座を大いに期待されるも、志半ばでこの世を去る。他の女には目もくれず、妻の鶴姫を生涯愛し続けた。
徳川頼職(四代紀州藩主・光貞三男)・・・荒木計志郎→木村直雄樹→野口五郎
暗愚で偏屈な性格の男として描かれる。自分を立てようとしない吉宗を大いに嫌った。
お紋(淨圓院、光貞側室・吉宗の母)・・・山田邦子
極めて慎み深い、無欲な女性として描かれる。百姓の娘で、百姓の心を常に吉宗に説き、吉宗が米将軍と呼ばれるまでに農政に執着したきっかけを与えた張本人。
伏見宮照子(天真院、光貞正室)・・・藤村志保
しとやかで優しい、光貞の正室。わんぱくな吉宗を温かく見守る。
志保(光貞側室・頼職生母)・・・三林京子
大柄で勝気な女性。お紋・吉宗母子と折り合いが悪く、光貞に何かと悪口を告げ、光貞によく怒られる。
千草(光貞側室)・・・かとうれいこ
若い美女で光貞にひいきされる。志保とは犬猿の仲。
育姫(光貞次女)・・・小田茜
吉宗の姉で幼い吉宗をよく可愛がった。佐竹義苗に嫁ぐがまもなく死去。
松平頼純(伊予西条藩主・光貞の弟)・・・藤岡琢也
吉宗も慕う気さくでひょうきんな叔父。だが嫡男・頼雄を廃嫡にするなど厳格な一面ものぞかせた。
松平頼雄(頼純長男)・・・寺泉憲
頼純の嫡男だが、隠れキリシタンである事が露になり高遠に隠棲。やがて宗直が放った刺客に殺される(史実とは異なる)。
徳川宗直(頼純次男・六代紀州藩主)・・・戸田都康→柄本明
吉宗の将軍就任を機に紀州家を継ぐ。若いころは同じ部屋住み同士の身分という事で、吉宗と放蕩に明け暮れた。
三浦為隆(紀州藩家臣)・・・竜雷太
紀州家に長年使えた家老。吉宗の将軍就任の折も、あえて紀州を離れず、家老として生涯を全うした。
水野重上(紀州藩家臣)・・・黒沢年男
紀州家の家臣。生真面目な性格だが、相当な笑い上戸でもあり、ひときわ大きい声で笑う。
加納政直(紀州藩家臣)・・・牟田悌三
加納久通の父。幼少の吉宗の養父として吉宗を育てる。吉宗元服時の烏帽子親にもなった。
小笠原胤次(紀州藩家臣)・・・森田順平
紀州家に長年仕え、吉宗の将軍就任に際し江戸詰めとなる。しかし環境の激変で精神を病み、まもなく隠居。
豊島半之丞・・・福田豊土
紀州家の古家臣だが、吉宗の将軍就任に際し江戸詰めとなる。
中条平助・・・藤森一朗
聞是院の甥・吉宗近習番。
お常(加納政直側室)・・・丘みつ子
幼い吉宗の養母として吉宗を育てる。お紋を説得し、和歌山城にお紋を引き入れた。


尾張藩・水戸藩

徳川宗春(七代尾張藩主・綱誠十九男)・・・中井貴一
吉宗の質素倹約制度に真っ向から異を唱え、奢侈贅沢を奨励した、吉宗最大のライバル。しかし放蕩がたたって尾張藩の財政破綻を導いた責により蟄居謹慎を申し付けられる。
徳川光友(二代尾張藩主)・・・根上淳
綱誠の将軍擁立を目指し光貞に対抗するが、早くに綱誠を亡くし、失意の中逝去する。
徳川綱誠(三代尾張藩主・光友長男)・・・中山仁
綱教のライバルとして君臨するが、草苺に食当たりし、志半ばで逝去する。
徳川吉通(四代尾張藩主・綱誠九男)・・・高橋政洋→堤真一
聡明の藩主であったが卑屈な性格で深酒がたたり、変死する。
徳川五郎太(五代尾張藩主)・・・伊藤公紀
吉通の変死に伴い跡を継ぐが、早世。
徳川継友(六代尾張藩主・綱誠十一男)・・・羽賀研二
吉宗と将軍継嗣を争うが敗北。以後は逸る宗春を制しつつ、吉宗に従順な姿勢を見せる。
徳川宗勝(八代尾張藩主)・・・新藤栄作
宗春の従兄弟。宗春の蟄居謹慎をもって八代藩主に就任。
徳川光圀(二代水戸藩主)・・・長門裕之
将軍の前でもずけずけと物を言う、江戸城きっての論客にして御意見番。その直言には綱吉も閉口してしまう。
徳川綱條(三代水戸藩主)・・・山本圭
光圀の甥で、養子となり、水戸家を継ぐ。吉宗の将軍擁立に協力。
徳川宗堯(四代水戸藩主)・・・西村和彦
綱條の父松平頼重の息子高松藩主松平頼豊の長男で、綱條の養子となり、水戸家を継ぐ。老中・水野忠之の兼ねてからの圧力に耐え切れず、場内で割腹自殺する(史実では病死となっている)。
徳川宗翰(五代水戸藩主)・・・長瀬優秀→小栗旬
本寿院(綱誠側室・吉通生母)・・・五月みどり
若い家臣と逢瀬を重ねる稀代の悪女。尾張藩の治世にいちいち口を挟み、家臣達から疎まれる。
宣楊院(綱誠側室・宗春生母)・・・八千草薫
子の宗春とは正反対の性格の、慎み深い女性。
竹腰正武(尾張藩家臣)・・・誠直也
成瀬隼人正とともに宗春の家臣として従順に振舞う。
成瀬隼人正(尾張藩家臣)・・・寺田農
宗春の忠実な家臣であるが、吉宗に尾張藩乗っ取りの動きがあるのを知って懸命に奔走、ピンチを救う。


幕臣

柳沢吉保(側用人)・・・榎木孝明
綱吉の側用人として絶大な権力を振るう実力者。家宣の将軍就任により失脚。
間部詮房(側用人)・・・石坂浩二
吉保に成り代わり、家宣・家継二代の側用人として君臨。吉宗の将軍就任により失脚。
松平輝貞(側用人)・・・谷村昌彦
新井白石(儒学者)・・佐藤慶
家宣のお抱え学者として正徳の治をリードする論争の鬼。吉宗将軍就任により失脚。不遇な余生を過ごすはめに。
室鳩巣(儒学者)・・・橋爪功
吉宗のお抱え学者。家重の筆頭教育係も任される。
林信篤(儒学者)・・・鈴木瑞穂
長年に渡り幕府のお抱え儒学者として奉職。吉宗の信頼も厚かった。
成島道筑(儒学者)・・・江幡高志
大岡忠相(江戸町奉行)・・滝田栄
吉宗の治世になくてはならない人物。数々の改革を成し遂げるが、老中の不興も蒙り、晩年は寺社奉行という閑職に追いやられる(史実では寺社奉行の後に忠相は西大平藩1万石の藩主に就任している)。
井伊直該(大老)・・・児玉謙次
松平乗邑(老中)・・・阿部寛
冷静沈着でかつ豪腕な、吉宗の治世に数々の貢献を果たした老中。しかし家重廃嫡の計画が公になり、失脚する(史実では次男の宗武を将軍に推挙していた)。
水野忠之(老中)・・・石立鉄男(高橋悦史の予定だったが、病気のため降板)
その明晰さをもって吉宗に迎えられた老中。しかし宗堯逝去の責任をとり辞任する(史実では異なる)。
松平信祝(老中)・・・西岡徳馬
豪胆な手腕が評価され登用された老中。吉宗の治世に大いに貢献する。
大久保忠朝(老中)・・・久米明
綱吉時代の老中。鶴姫とともに、吉宗と綱吉を引き合わせるきっかけを作った人物。
土屋政直(老中)・・・名古屋章
綱吉時代の老中。紀州藩と昵懇で、吉宗の将軍就任をサポートする。
久世重之(老中)・・・山本學
綱吉時代の老中。土屋政直と共に吉宗の将軍就任をサポート。
荻生徂徠(儒学者)・・・津嘉山正種
綱吉と吉宗の治世に数々の助言を与えた儒学者。
荻原重秀(勘定奉行)・・・中島久之
綱吉時代の勘定奉行として財政再建に励むが、新井白石との対立により失脚。
牧野成貞(側用人)・・・可知靖之
綱吉の側用人として君臨するが、しだいにその座を吉保に奪われる。
阿部正喬(老中)・・・秋野太作
吉宗時代の初期の老中であったが、鷹狩りを止めるよう諫言したことで吉宗の不興を買い、失脚。
井上正岑(老中)・・・石橋朗
綱吉時代の老中。
松平武元(老中)・・・香川照之
吉宗が引退後に吉宗により登用された老中。家治の教育係も任ぜられる。
堀田正亮(老中)・・・板倉哲
戸田忠昌(老中)・・・稲垣昭三
戸田忠真(老中)・・・矢野宣
小笠原長重(老中)・・・坂口芳貞
本多正永(老中)・・・真弓田一夫
本多忠良(老中)・・・仲恭司
本多正珍(老中)・・・山田敦彦
大久保常春(老中)・・・池上尚吾
大久保忠増(老中)・・・小瀬格
松平乗賢(老中)・・・鶴田忍
酒井忠寄(老中)・・・刀坂悟
酒井忠恭(老中)・・・草川祐馬
神尾春央(勘定奉行)・・・佐々木功
吉宗時代の後期に勘定奉行として活躍。
井上正之(寺社奉行)・・・石井愃一
仙石久尚(大目付)・・・阿部六郎
田沼意次(旗本)・・・小林健
家重付きの旗本として家重の日常生活をサポートする。
大岡忠光(家重付小姓)・・・天宮良
家重の幼少時よりその側で仕え、言語不明瞭な家重の言葉を唯一理解できる人物として描かれる。


その他

右衛門佐(大奥上臈)・・・中田喜子
綱吉時代の大奥上臈として絶大な権力を振るった人物。
定子(吉保正室)・・・姿晴香
吉保の権力保持のため、夫を立て、多くのことに目をつぶる。
染子(吉保側室)・・・芦川よしみ
綱吉の寵愛めでたい絶世の美人。
隆光(僧侶)・・・磯部勉
桂晶院の寵愛を受け、絶大な権力を持った祈祷師。「生類憐みの令」を作った張本人の一人。
江島(大奥御年寄)・・・あべ静江
月光院の罪をかぶり、自らが下手人として名乗り出た人物として描かれる。
生島新五郎(歌舞伎役者)・・・堀内正美
月光院の望みにより大奥に入った歌舞伎役者。
石田梅岩(思想家)・・・岩下浩
丹羽正伯(本草学者)・・・浅野和之
柳沢吉里(吉保の子)・・・森田剛
小川笙船(小石川養生所医師)・・・河原崎長一郎
山下幸内(浪人)・・・北村和夫
前田綱紀(加賀藩主)・・・高松英郎
上杉綱憲(米沢藩主)・・・速水亮
松平重富(福井藩主)・・・前田賢
成瀬正親(犬山藩主)・・・武内亨
浅野吉長(広島藩主)・・・矢島健一
毛利師就(長府藩主)・・・千田悟
柳生俊方(柳生藩主)・・・勝光徳
土岐頼稔(沼田藩主)・・・内山森彦
松平武雅(館林藩主)・・・河田祐幸
松平頼渡(西条藩主)・・・中崎達也
松平定行(伊予松山藩主)・・・有川博
松平頼貞(守山藩主)・・・守田比呂也
島津宗信(薩摩藩主)・・・宮本大輝
近衛基煕(関白)・・・菅原謙次
浅野内匠頭(赤穂藩主)・・・隆大介(『峠の群像』より)
吉良上野介(高家)・・・柳生博
紀州藩と遠縁に当たる高家。赤穂事件により殺害され、幕府に大論争を巻き起こす。
田沼専左衛門(旗本、意次の父)・・・志村東吾
天一坊(自称吉宗の御落胤)・・・京本政樹
吉宗が紀州で部屋住みの頃に山伏の娘に産ませた子と自称。吉宗本人は心当たりがあると言うが、周囲は全く似ていないという事でさらし首になる。
紀伊国屋文左衛門(商人)・・・小西博之
吉宗に吉原でおごった事もある大商人。綱吉の治世におおっぴらに文句を言った。
竹本義太夫(浄瑠璃師)・・・津村鷹志
近松家の少女 お梶(近松のアシスタント)・・・遠野凪子
語り部・近松の家で奉公している少女。アシスタントとしてフリップを示したり、小道具を運んだりし、セリフは一切ない。
近松門左衛門(浄瑠璃作家・語り)・・・江守徹
大河ドラマ史上最もインパクトを与えた語り役。語り役になったきっかけは、自らの作品が幕府から規制されだしたため、「将軍家のお家事情をつまびらかにし、頭の堅い役人に一泡吹かせる」という憂さ晴らしである。死後は幽霊としてあちこちに神出鬼没し、物語をさらに盛り上げた。本作になくてはならない人物である。
お勢・・・篠倉伸子
農民・・・蔵野孝洋・ぜんじろう
芸人・・・ストロング金剛
その他・・・大島蓉子


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2007年04月03日

「花の乱」

☆花の乱 【NHK大河ドラマ】

花の乱(はなのらん)は、1994年4月3日から12月25日にかけて放送された33作目のNHK大河ドラマ。


☆概要

室町時代中期、将軍足利義政夫人で悪女とも評される日野富子の生涯と応仁の乱の状況を描いた。1993年から翌年にかけて、中世の東北地方を舞台とした『炎立つ』、琉球王国を舞台とした『琉球の風』などそれまで扱ってこなかった地域をテーマとした作品が製作され、南北朝時代と同じく映像作品に乏しい室町時代を取り上げた大河ドラマとなった。近時代には1991年の『太平記』後半が足利幕府創設期となるが、室町期を正面から舞台とした作品はこれが初の試みとなった。

日野富子の出生の秘密、足利義政との葛藤などの創作部分や多用された幻想シーンが難解である上、全体的に暗い印象を持たせたのか、平均視聴率は大河ドラマ史上最低の14.1%に落ち込んだ。主人公が実在する大河ドラマでありながら、堂々とその最期を全く描かず、山中をどこかへ彷徨って消えていくというエンディングも異例である。一方で、このドラマで本格テレビデビューを果たした松たか子・市川新之助(現・11代市川海老蔵)・野村萬斎らは、ここでの演技が好評を得、その後の大河ドラマにも出演し、人気を博していく。他に一休宗純を演じた奥田瑛二、森侍者の壇ふみ、酒天童子の松本幸四郎、大内政弘の藤岡弘、、願阿弥の篠田三郎、これが遺作となった山名宗全の萬屋錦之介など、個々の役者の評価はすこぶる上々のもので、結果的にストーリーよりも出演俳優の演技の方に注目が集まってしまった。

翌95年には未開拓時代であった江戸時代中期を扱う『八代将軍吉宗』が製作されたものの、本作の失敗が影響したのか、純粋な室町時代のみを舞台にした大河ドラマはその後一度も制作されていない。これに追い討ちを掛けるように、近年のNHKは鎌倉時代末期から室町時代中期にかけての時期を忌避し、未開拓時代を扱わない傾向が顕著になっており(歴史情報番組「その時歴史が動いた」がこの時期を全くといっていいほど取り上げないのはその一例)、2001年『北条時宗』が鎌倉中後期にさしかかったが、当分の間この時代を題材にした作品は作られそうにない。歴史的には動乱期にあたるものの、建設的な行動を行った人物が乏しくドラマ性に欠ける点も否めないのがその所以だが、皮肉にも本作はそれを立証してしまったともいえる。過去には先述『太平記』のような高評価・高視聴率を記録した作品も見られるので、今後の展開が注目される。

2007年3月より時代劇専門チャンネルで再放送されている。


☆スタッフ

原作・脚本…市川森一
演出…村上佑二、小林武、黛りんたろう、谷口卓敬
時代考証…今谷明
所作指導…猿若清三郎
殺陣・武術指導…林邦史朗
音楽…三枝成彰
テーマ音楽指揮…大友直人
テーマ音楽演奏…NHK交響楽団
語り…三田佳子
撮影協力…京都府京都市、岩手県江刺市(現・奥州市)、岩手県遠野市、滋賀県近江八幡市、静岡県中伊豆町(現伊豆市)、比叡山延暦寺、出羽三山神社


☆キャスト

日野富子 - 村嶋亜矢香→松たか子→三田佳子
足利義政 - 西谷卓統→7代目市川新之助→12代目市川團十郎
大館佐子 - 鶴田真由
今参局 - かたせ梨乃
足利義尚 - 高田遼太→井上孝幸→松岡昌宏
日野昌子 - 江口ともみ
足利義教 - 小林勝也
日野重子 - 京マチ子
足利義勝 - 久我未来
足利義視 - 佐野史郎
日野松子 - 久我陽子
足利義材 - 根岸健太→大島一貴→大沢たかお
足利義遐 - 羽江幹朗
上原賢家 - 田中弘太郎
日野重政 - 佐々木勝彦
日野苗子 - 平淑恵
日野勝光 - 草刈正雄
日野有光 - 夏八木勲
森侍者 - 大野麻耶→檀ふみ(予定は島田楊子)
酒呑童子 - 9代目松本幸四郎
細川持之 - 戸沢佑介
細川勝元 - 野村萬斎
綾 - 鮎ゆうき
細川政元 - 立川大和→今井雅之
細川勝久 - 松原一馬
細川成之 - 山崎りょう
山名宗全 - 萬屋錦之介
山名政豊 - 安藤一志
山名豊久 - 稲葉祐貴
畠山徳本入道 - 中井啓輔
畠山政長 - 赤羽秀之
畠山義就 - 永澤俊矢
斯波義廉 - 博田章敬
斯波義敏 - 長谷川恒之
伊勢貞親 - 北村総一朗
伊勢貞宗 - 長森雅人
赤松満祐 - 喜多九州男
赤松政則 - 渡浩行
赤松則尚 - 小林大介
京極持清 - 三浦賢二
京極政経 - 山下晃彦
大内政弘 - 藤岡弘
一色義直 - 内藤達也
一色義秀 - 松戸俊二
武田信賢 - 土佐竜馬
蜷川親元 - 伊東達広
結城政胤 - 高橋守
結城尚豊 - 益子智行
六角高頼 - 山本龍二
北畠教具 - 岡崎公彦
飯尾左衛門太夫 - 大橋吾郎
神保長誠 - 五代高之
朝倉孝景 - 林邦史朗
浦上則宗 - 大塩武
有馬持家 - 吾羽七朗
上田満吉 - 生瀬勝久
成身院光宣 - 赤星昇一郎
後花園天皇 - 大出俊
後土御門天皇 - 川野太郎
一条兼良 - 内藤武敏
二条持通 - 藤木悠
烏丸資任 - 水谷貞雄
勧修寺教秀 - 水野強彦
一休宗純 - 奥田瑛二
骨皮道賢 - ルー大柴
季瓊真蘂 - 加藤和夫
願阿弥 - 篠田三郎
善阿弥 - 高品格→織本順吉
一色治部少輔 - 長谷川初範
伊吹三郎信綱 - 黒田勇樹→役所広司
伊吹十郎太 - 勝野洋
左近太郎 - 尾藤イサオ
近江屋二郎五郎 - 東野英心
たまがき - 濱田万葉
大館右馬助 - せんだみつお
赤鬼 - ストロング金剛
青鬼 - 清川均士
甚兵衛 - 大宮悌二
与市 - 高橋克実
長塩八郎 - 真実一路
徳大寺鏡子 - かたせ梨乃
ごう - 小林幸子
老侍女 - 片岡富枝
勧進僧 - 長谷有洋
宿坊の住持 - 久保晶
村の女 - 大島蓉子


☆放送

放送日程
放送回 放送日 題
第1回 1994年4月3日 室町夢幻
第2回 1994年4月10日 火の橋水の橋
第3回 1994年4月17日 月と銅銭
第4回 1994年4月24日 夢草紙
第5回 1994年5月1日 富子姫変化
第6回 1994年5月8日 徳政一揆
第7回 1994年5月15日 女合戦
第8回 1994年5月22日 飢餓地獄
第9回 1994年5月29日 米狂言
第10回 1994年6月5日 将軍の母
第11回 1994年6月12日 逢魔が時
第12回 1994年6月19日 地獄門
第13回 1994年6月26日 和子誕生
第14回 1994年7月3日 宗全謀反
第15回 1994年7月10日 文正の変
第16回 1994年7月17日 富子対義政
第17回 1994年7月24日 応仁元年
第18回 1994年7月31日 室町第包囲
第19回 1994年8月7日 東軍西軍
第20回 1994年8月14日 戦雲の都
第21回 1994年8月21日 火の舞
第22回 1994年8月28日 鬼面
第23回 1994年9月4日 密命
第24回 1994年9月11日 修羅の華
第25回 1994年9月18日 宗全切腹
第26回 1994年9月25日 勝元暗殺
第27回 1994年10月2日 花の御所炎上
第28回 1994年10月9日 銭の種
第29回 1994年10月16日 椿の庄
第30回 1994年10月23日 悪女
第31回 1994年10月30日 恋情
第32回 1994年11月6日 狂雲の子
第33回 1994年11月13日 銀色の夢
第34回 1994年11月20日 山城国一揆
第35回 1994年11月27日 露の命
第36回 1994年12月4日 大文字
最終回 1994年12月11日 風花


☆総集編

第一部 1994月12月24日 「室町夢幻」
第二部 1994月12月25日 「修羅の華」


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2007年04月02日

「炎立つ」

☆炎立つ 【NHK大河ドラマ】

炎立つ(ほむらたつ)は、1993年7月4日から1994年3月13日まで放送された第32作目のNHK大河ドラマ。三部構成。平安時代前期の朝廷と東北地方の関わりから鎌倉時代に源頼朝による奥州合戦で奥州藤原氏が滅亡するまでを描く。


☆概要

物語の前提として、従来不明な事も多かった奥州藤原氏の、直系祖先が五位に列せられる歴とした貴族・藤原経清であることが史料の上からも断定されたこと、中尊寺金色堂に奥州藤原氏三代の当主のミイラと共に密かに安置されている首級が、俗説では義経に味方して死んだ泰衡の弟藤原忠衡ではないかと言われていたのが、科学的鑑定と史料の記述の一致などから泰衡その人のものだと断定されたことなど、近年判明した史実を踏まえている。物語はあくまで空想の域を出ないが、これらの史実が奥州藤原氏に関して従来とは違う、より自由な解釈を可能としたことが、本作の構想の基盤となった。

渡辺謙、佐藤慶などが二役を演じている。またオープニングテーマでは、第一部と第二部では岩手県奥州市に伝わる伝統芸能である「鹿踊り」の舞姿の部分が、第三部では平泉の中尊寺金色堂にモミジの舞い散るシーンになっている。

アテルイから奥州藤原氏までの東北政権の立場から、奥州藤原氏三代、ならぬ奥州藤原氏五代(零代藤原経清〜四代藤原泰衡)を描く。従来主役として扱われることの多かった河内源氏嫡流を悪玉とするストーリーを評価する見方もあるが、平均視聴率は17.7%と冴えない展開となった。これは視聴者になじみの薄い時代・事件・人物達を取り上げた作品であったこともある。それでも第一部では安倍一族の衣装は大陸風もしくは奈良時代以前の装束を意識した活動的な筒袖を採用、甲冑も非実用的な大鎧ではなく黒を基調としたシンプルなデザインを考案するなど、随所に工夫が見られ、意欲が感じられた。が、第二部はわずか8話で単なる繋ぎに終わってしまい、第一部にも登場した人物がまるで違うキャラクターになってしまう(特に経清正室・清衡生母の結有は、第一部では経清への愛と安倍一族としての理想に燃える魅力的な女性であったのに、第二部では)など、ドラマの流れに齟齬をきたすようになる。第3部に至っては原作者の高橋克彦の執筆がドラマ進行に追いつかず(これにより第3部は「原作:高橋克彦」のクレジットがされていない)、脚本家の中島丈博がほとんど一から書くことになり、撮影スケジュールの変更から当初予定されていた主要キャストが降板する事態まで起きた。このNHKの段取りの悪さに、中島は二度と大河の仕事を受けない、と激怒したといわれる。しかし、本作の中島の脚本は魅力に欠け、渡辺をはじめとするせっかくのキャスト陣を生かせなかった印象が強い。原作者の高橋が(キャスティングが決定した)第一部中盤以降、経清=泰衡=渡辺謙と想定して物語を構成した(義家=義経という想定もあった)のに対し、中島にはそういう思い入れはなかった。特に第三部は、従来奥州藤原氏を滅ぼした無能者で英雄・源義経を殺した悪人としてしか描かれなかった藤原泰衡をあえて主人公とし渡辺に演じさせ、泰衡の名誉回復を意図した作品となるはずであったのに、泰衡のキャラクター設定に一貫性がなく、頼朝・義経に関しては従来通りの解釈を踏襲したため、矛盾だらけの作品になってしまった。さらに当時中島が自ら連載していたドラマ戯曲専門誌で、高橋に対する個人的な怨嗟をぶちまけた上、キャスティングに関するスキャンダルを暴露する記事を掲載し、問題視された。

しかし、全体としては骨太のストーリーで、作品としての評価は高い。無難なストーリーやキャスティングが多い大河ドラマの中では異色の物語ともいえ、大河ドラマの中での再評価が必要だろう。

なお、このドラマのために建てられたオープンセットは、撮影終了後もえさし藤原の郷として維持され、テーマパーク兼撮影所として多くのドラマや映画の撮影に利用されている。

2007年、DVDで完全版の発売が順次進められている。


☆スタッフ

原作…高橋克彦『炎立つ』 (第1部、第2部)
脚本…中島丈博
音楽…菅野由弘
語り…寺田農


☆構成

第1部「北の埋(うず)み火」(全12回)※原作本の第1巻〜第3巻に相当。
前九年の役終結まで。主演は渡辺謙。
藤原経清は親の代の不祥事で奥州に土着を余儀なくされたが、本来は名門の家柄であった。が、朝廷のやり方に失望し、次第に安倍一族の思想に共感するようになり、一族の女性・結有を愛し、結ばれる。ついには自ら望んで安倍一族と共に朝廷と闘う決意をするが、力及ばず非業の死を遂げる。
第2部「冥(くら)き稲妻」(全8回)※原作本の第4巻に相当。
後三年の役終結まで。主演は村上弘明。
経清の忘れ形見・清衡は、母・結有が再嫁した清原家の勢力争いに巻き込まれながらも、父の果たせなかった奥州独立国家の夢を実現する。
第3部「黄金楽土」(全15回)※原作本の第5巻に相当する予定だった。
源平の争乱と奥州藤原氏滅亡まで。主演は渡辺謙(二役)。
奥州藤原氏の後継者となった藤原泰衡。しかし時代は源頼朝を盟主とする東国武家政権樹立へと一気に流れていく。が、奥州藤原氏はそれを理解できない源氏の御曹司・義経を抱え込んでしまう。泰衡は苦悩の末、自らの命と引き換えに、奥州の民の平和と文化を守ろうとする。


☆キャスト

安倍一族とその関係者

藤原経清:渡辺謙(亘理(わたり)の豪族、権太夫(従五位下)の位を持つ貴族)
結有:古手川祐子(経清の妻、頼時の娘)
安倍頼時:里見浩太朗(俘囚(ふしゅう)長)
瑞枝:赤座美代子(頼時の正室)
安倍貞任:村田雄浩(頼時の次男)
流麗:財前直見(貞任の妻)
安倍宗任:川野太郎(頼時の三男)
安倍正任:若松俊秀(頼時の四男)
安倍家任:森永健司(頼時の五男)
安倍重任:松田敏幸(頼時の六男)
安倍則任:安倍高志(頼時の七男)
安倍行任:藤原恭次(頼時の八男)
菜香:鈴木京香(平永衡の妻、頼時の娘)
安倍良照:塩見三省(頼時の弟)
千世丸:坂本裕史→板垣翔大→角田亮(貞任の子)
小田忠平:稲垣吾郎(経清の家臣)
吉次:西村晃
乙那:寺田稔(吉次の子)
沙羅:多岐川裕美(巫女。吉次の娘、頼時の側室)


清原一族

清原光頼:石田太郎(出羽の豪族、武則の兄)
清原武則:新克利(鎮守府将軍)
清原武貞:名高達男(武則の子、結有の再婚相手)
清原真衡:萩原流行(武貞の子、清衡の義兄)
清原家衡:高村祐毅→豊川悦司(清衡の異父弟)
清原武衡:渋谷天外(武則の子)
清原成衡:米山望文(真衡の養子)
吉彦秀武:蟹江敬三(清原一族の重鎮)
吉彦武忠:岩渕憲昭(秀武の子)
岐巳:高橋かおり(成衡の妻)
佐登:高田美穂(真衡の側室)
千任:織本順吉(家衡の家臣)


奥州藤原氏

藤原清衡:森田洸輔→福原学→村上弘明(経清の子、奥州藤原氏初代)
藤原秀衡:渡瀬恒彦(奥州藤原氏三代目) ※当初の配役は北大路欣也の予定であり番宣素材も作られた。
藤原泰衡:渡辺謙(奥州藤原氏四代目)
藤原国衡:三浦浩一(泰衡の兄)
藤原忠衡:嶺岸和城→角田英介(泰衡の弟)
藤原基成:林隆三(泰衡の外祖父)
藤原伴丸:塙翔平→松本義之→松本義光→服部有吉(泰衡の子)
藤原基顕:中原丈雄(基成の子)
貴梨:坂本冬美(清衡の妻)
茜:田原加奈子→河野由佳(清衡の娘)
澪丸:清水京太郎→太田翔平(清衡の息子)
亜古耶:中川安奈(泰衡の妻)
薫子:中嶋朋子(秀衡の娘)
河田次郎:安藤一夫(泰衡の家臣)
弥五郎:小宮孝泰(泰衡の側近)
鬼丸:河原さぶ(亜古耶の父、刀鍛冶)
牧:大林丈史(清衡の側近)


源氏とその家臣

源義家:伊崎充則→佐藤浩市(頼義の子、のち陸奥守)
源頼義:佐藤慶(陸奥守、鎮守府将軍)
源頼朝:長塚京三(鎌倉幕府初代将軍)
源義経:野村宏伸(頼朝の庶弟)
常盤御前:松田美由紀(義経の母)
郷御前:高取茉南(義経の妻)
源行家:筑前翠瑶(頼朝の叔父)
多田行綱:三田村周三(多田源氏)
北条時政:本郷功次郎(鎌倉幕府初代執権)
北条宗時:湯江健幸(時政の長男)
北条義時:黒樹洋(時政の次男、鎌倉幕府2代目執権)
武蔵坊弁慶:時任三郎(義経の家臣)
佐藤継信:上田雄太(義経の家臣)
佐藤忠信:小林良平(義経の家臣)
安達盛長:勝部演之(御家人)
土肥実平:小野進也(御家人)
仁田忠常:舘大介(御家人)
三浦義村:大森啓祠朗(御家人)
加藤景廉:小野了(御家人)
佐々木高綱:熊谷俊哉(御家人)
千葉胤頼:山口真司(御家人)


その他

後白河法皇:中尾彬
丹後局:木村翠
藤原登任:名古屋章(陸奥守)
平永衡:新沼謙治(陸奥郡司)
平繁成:田口計(秋田城介)
藤原頼通:森塚敏(関白)
藤原教通:藤木孝
藤原基房:寺泉憲
九条兼実:斉藤洋介
平宗盛:斧篤
藤原長成:村松克巳
藤原成親:小川隆市
藤原経輔:イッセー尾形
西光:中平良夫
俊寛:石森武雄
文覚:深水三章
静賢:山崎一
源隆国:田山涼成
源経成:篠井英介
西行:柳生博
坂上田村麻呂:佐藤慶(征夷大将軍)
アテルイ:里見浩太朗(蝦夷の軍事指導者)
藤巻三郎光能:安岡力也
村雨:李麗仙
柾:洞口依子
平間裕常:浜村純
橘似:紺野美沙子
城助能:中西良太
貴族:亀山助清
薬師:加藤治、山崎満
盗賊:松山鷹志
その他:及川勉(当時の江刺市長)
ほか


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2007年04月01日

「琉球の風」

☆琉球の風 【NHK大河ドラマ】

撮影に使われた読谷村のオープンセット琉球の風 DRAGON SPIRIT(りゅうきゅうのかぜ ドラゴン スピリット)は、1993年1月10日から6月13日まで放送された第31作目のNHK大河ドラマ。16世紀末〜17世紀初頭、琉球王国が薩摩藩島津氏により支配されていく時代の人々を描いた。

世界的に「民族主義」が重視された当時の情勢の中で、日本国の一部であり同じ日本人でありながら、中央からは辺境の蛮族として蔑まれ、それでも独自の歴史と文化に誇りを持ち続けた人々(本作では「ウチナンチュー(沖縄人)」)の、知られざる悲哀の歴史を描く大河ドラマ第1弾(第2弾は次作の東北蝦夷を描く『炎立つ』)。

尾上菊五郎・富司純子夫妻を第4作目の『源義経』以来27年ぶりに共演させたり、前年度の「信長 KING OF ZIPANGU」にて羽柴秀吉役を演じた仲村トオルを同役で起用したり、初めて沖縄を舞台とするなどの試みが見られたが、主人公を始めとした主要人物が架空人物であり、放映期間が今までより短い半年間であったため、平均視聴率は17.3%と振るわなかった。

その一方で、地元・沖縄では、放映終了後に現地の方言による吹き替え版が放映され、本土とは違って人気の高さが窺えた。また、撮影に使われた読谷村のオープンセットは、「南海王国 琉球の風」として展示されたが、経営悪化により1999年8月にテーマパーク「琉球体験王国 むら咲むら」にリニューアルオープンして営業中である。

この作品は大河ドラマでは唯一の半年作品である。このころNHKでは大河ドラマを4〜9月作品と10月〜3月作品の年2回体制にしようとしていたようである。そのため、『炎立つ』を7〜3月とした。しかし、その後『花の乱』は4〜12月となり、『八代将軍吉宗』以降は再び1年単位に戻っている。



☆スタッフ

原作:陳舜臣
脚本:山田信夫、水谷龍二
演出:吉村芳之、榎戸崇泰
殺陣・武術指導:林邦史朗
音楽:長生淳
テーマ音楽:谷村新司「階(きざはし)」
語り:北林谷栄


☆キャスト

架空人物(琉球の人々)

楊啓泰:細山田隆人→原田優一→東山紀之(吹き替え:尹良波さゆき→仲嶺伸吾)
楊啓山:伊藤隆大→内田健一→渡部篤郎(吹き替え:藤村未央→當銘由亮)
楊邦義:萩原健一(吹き替え:北村三郎)
蔡真鶴:小柳ルミ子(吹き替え:兼城道子)
阿紀:工藤あさぎ→原田知世(吹き替え:久米ひさこ)
羽儀:米沢史織→工藤夕貴(吹き替え:波夕子)
新垣朝永→鶴球陽:羽賀研二(吹き替え:赤嶺正一)
奇羅波丸:宮野翔太→清水宏次朗(吹き替え:島正廣)
震天風:ショー・コスギ(吹き替え:普久原明)
ケン:ケイン・コスギ
イソバ:森光子(吹き替え:間好子)
高翔:三木のり平(吹き替え:大宜見小太郎)
巴知羅:間寛平(吹き替え:當間武三)
軍陀利:毬谷友子(吹き替え:玉城千枝子)
ウシ:坂本スミ子(吹き替え:平良とみ)


琉球王国関係者

尚寧王:沢田研二(吹き替え:伊良波晃)
尚寧王妃:小島早耶→増岡優→寺島しのぶ(吹き替え:岡里子)
尚永王:尾上菊五郎
尚永王妃:富司純子(吹き替え:宮城能造)
尚豊:金山一彦
尚宏:青木海→哀川翔(吹き替え:大湾満)
聞得大君:梅原万海花→友利由香
向朝仲:大木聡
謝名思乙金:加藤久留美→水谷麻夢→瑳山ゆり
謝名親方:江守徹(吹き替え:八木政男)
名護良員:大木実
名護親方:橋爪功(吹き替え:山城興松)
名護良寧:太田守邦(吹き替え:小渡和道)
浦添朝師:津嘉山正種(吹き替え:平良進)
浦添真山戸:高橋守
浦添真刈:飯泉篤
浦添百千代:又吉究(吹き替え:高宮城実人)
城間親方:山崎満
豊見城盛続:今福将雄


諸大名・江戸幕府

徳川家康:小林旭
徳川秀忠:岸谷五朗
羽柴秀吉:仲村トオル
高台院:柾木良子→田中Y子
豊臣秀頼:田中哲也
島津義久:室田日出男
島津忠恒:竪山博之
樺山久高:若松武
平田増宗:石濱朗
加藤清正:高杉亘
亀井茲矩:ポール牧
ウィリアム・アダムズ:ジェームズ・バーカー


その他

茶屋四郎次郎清延:岸本功
茶屋四郎次郎清忠:河西健司
茶屋四郎次郎清次:筧利夫
リチャード・コックス:ケント・ギルバート
清水半蔵:寺田農
清水美矢:安達祐実→土家里織
清水富:永島暎子
中原松之助:長森雅人
中原弥之助:伊藤隆大
女官長:丹阿弥谷津子


総集編

第1部「海の王国」
第2部「兄と弟」


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
posted by ワン at 00:00 | 1993年1 「琉球の風」

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