2007年04月12日

「武蔵 MUSASHI」

☆武蔵 MUSASHI【NHK大河ドラマ】

武蔵 MUSASHI(むさし)は、NHKで2003年1月5日〜12月7日にかけて放送された大河ドラマ。

☆概要

吉川英治作品の大河ドラマ化は1991年の『太平記』以来で、4作目となる。主演の市川新之助(現:市川海老蔵)は、1994年の『花の乱』出演以来。武蔵の幼馴染本位田又八には堤新一、幼馴染で恋人となるお通役には米倉涼子、宿敵・佐々木小次郎にはTOKIOメンバーの松岡昌宏、小次郎の恋人となる琴役は2006年『功名が辻』では主演を務める仲間由紀恵が二役を演じ、お篠は宮沢りえが演じた。後半の宿敵となる柳生宗矩は中井貴一が演じた。また、脚本には鎌田敏夫が起用され、音楽にエンニオ・モリコーネを迎えるなど、キャスティングでのトレンディドラマ色が着目され一時は話題性に富んだが、一方で、視聴率は低迷し、昨今の大河ドラマの衰退を裏付ける要素であるという批判的意見もあった。

原作は宿敵佐々木小次郎との決闘である巌流島で終結しているが、巌流島以降のエピソードが描かれ、後半では、キリシタンの村を作り、武蔵を敵視する柳生宗矩から守り抜こうとするエピソードが描かれている(史実において武蔵が島原の乱で幕府方についた行動と矛盾している)。

各回のタイトルの大半に「!」マークが付いている。中盤の山場となる巌流島の回ではデジタルカメラ3百万台を使用して特殊効果を出す試みも行われた。巌流島の決闘以降、殆ど回想シーン(一度放映された場面)ばかりで再編成された番組が複数回放送され、視聴者からの反発を招いた。

また、武蔵とは何の絡みもない淀殿を中心とした豊臣家の芝居が挿入されたり、大坂城が落城する際には戦場で何もしない武蔵が描かれた事などに対して、疑問や批判の声もあがった。なお、総集編では宮本武蔵の定番エピソードである宍戸梅軒との対決が収録されておらず、お通の行動も大幅に変更されている。

本ドラマの放映に先駆けて、前年2002年のNHK紅白歌合戦にて、主役である宮本武蔵役の市川新之助が審査員として参加。佐々木小次郎役の松岡昌宏(TOKIO)、胤舜役の浜田学、阿厳役の武藤敬司が役どおりの衣装で登場。松岡が「武蔵、勝負!」と言ったところ、新之助が本当にステージ上に行こうとして、松岡は「いいよ、進行とかいろいろあるんだよ」とツッコんで淡々と進行を続けた。


☆著作権侵害問題

第1回の夜盗襲撃シーンは茨城県にロケセット「伊吹山の庄屋の家」を製作した撮影であったが黒澤明監督の映画『七人の侍』(1954年)に酷似している部分があるとして、放送終了後に黒澤プロから著作権侵害などを理由に訴えられたが、2005年に東京地方裁判所は請求を棄却した。その為か、NHK、NHK-BSでの黒澤作品(特別番組も含む)の放送は途絶えたままである。

この著作権侵害問題があってか未だDVD化の話は無く、同じ原作である井上雄彦作の漫画『バガボンド』の人気に便乗し作られた大河ドラマだという批判に加え、NHKが1984年に大河ドラマとは別枠で制作した新大型時代劇『宮本武蔵』との比較など、近年の大河ドラマの中で最も評価が低い。一方でキャスト・スタッフの豪華さから、著作権侵害もないという判決になったので、再放送かDVDを望む声も根強くある。



☆スタッフ

「武蔵」装飾のJR九州787系電車原作・・・吉川英治(『宮本武蔵』より)
脚本・・・鎌田敏夫
音楽・・・エンニオ・モリコーネ
テーマ音楽演奏・・・ローマ交響楽団 
テーマ音楽指揮・・・エンニオ・モリコーネ
時代考証・・・二木謙一
題字・・・・
語り手・・・橋爪功
演出・・・・木村隆文、野田雄介、尾崎充信
制作統括・・・一井久司、古川法一郎
岡山県、兵庫県姫路市、山梨県小淵沢町


☆配役

宮本武蔵 - 増田貴久→市川新之助
本位田又八 - 内山眞人→堤真一
お通 - 桜井真琴→米倉涼子(一部吹き替え:高橋ユミ)
朱実 - 内山理名
お甲 - かたせ梨乃
柳生兵庫助(柳生利巌) - 高嶋政伸
八重/琴(二役)- 仲間由紀恵
茨木屋又右衛門 - 磯部勉
祇園藤次 - 阿部寛
おりん - 和久井映見
亜矢 - 寺島しのぶ
吉岡清十郎 - 榎木孝明
吉岡伝七郎 - 光石研
日観 - 長門勇
胤舜 - 浜田学
阿厳 - 武藤敬司
権六 - 谷啓
お吟 - 菊池麻衣子
鐘巻自斎 - 津嘉山正種
細川忠利 - 阪本浩之
俵屋宗達 - イ・ユンゴ
和賀忠親 - 畠中洋
城太郎 - 三浦春馬
たみ - 洞口依子
柳生三巌 - 岩田佳也
大久保忠隣 - 石橋雅史
藤堂高虎 - 誠直也
出雲阿国 - 片岡京子
豊臣秀頼 - 新晋一郎
明石全登 - 京本政樹
片桐且元 - 入川保則
本多正純 - 鴈龍太郎
板倉勝重 - 坂部文昭
金地院崇伝 - 平松慎吾
常高院 - 姿晴香
千姫 - 橋本愛実
豊臣国松 - 斉藤大河
結姫 - 上別府里枝
佐々木小次郎 - 大高力也→松岡昌宏
お篠 - 宮沢りえ
徳川家康 - 北村和夫
徳川秀忠 - 2代目中村獅童
阿茶局 - 泉晶子
お六 - 須藤温子
本阿弥光悦 - 津川雅彦
妙秀尼 - 淡路恵子
吉野太夫 - 小泉今日子
宗仁 - 茂山逸平
田口玄竜 - 本田博太郎
半瓦弥治兵衛 - 哀川翔
宍戸梅軒 - 吉田栄作
かつ - 水野美紀
ルシア - 高橋惠子
伊達政宗 - 西村和彦
原田休雪 - 遠藤憲一
池田輝政 - 5代目中村勘九郎
新免無二斎 - ビートたけし
内山半兵衛 - 西田敏行
夢想権之助 - 大柴邦彦
たか - 左時枝
小野忠明 - 林邦史朗
菰の十郎 - 山崎裕太
庄司甚内 - 六平直政
石母田外記 - 沼田爆
大鳥追松 - 寺島進
青木丹左衛門 - 伊藤敏八
植田涼平 - 甲本雅裕
小橋蔵人 - 増田由紀夫
赤壁八十馬 - うじきつよし
山添団八 - 丹波義隆
黒崎弥六 - 六角精児
苑田銀六 - 不破万作
片山幽鬼 - 田中要次
大山余五郎 - 宮内敦士
山田助右衛門 - 笹野高史
香山半太夫 - 村田宏
弥二郎 - 古本新之輔
重源 - 江幡高志
祐筆 - 夢路いとし
小茶 - 内田莉紗
吉弥 - ダンカン
高音 - 緒川たまき
やす - 角替和枝
慧言 - 麿赤兒
お菊 - 広末涼子
茂介 - 中村梅雀
飲み屋の主人 - 谷津勲
代官 - 和田周
商人 - 池田鉄洋
禿 - 永井杏
柳生宗矩 - 中井貴一
柳生厳勝 - 永島敏行
さく - 金沢碧
柳生久斎 - 岸田敏志
柳生徳斎 - 大島宇三郎
真田幸村 - 中村雅俊
真田大助(真田幸昌) - 東新良和
利世 - 坂口良子
あぐり - 山口このみ
おしょぶ - 山本ルミ
なほ - 長与梨加
大野治房 - 佐々木主浩
淀殿 - 若尾文子
大野治長 - 近藤正臣
児島備前 - 宇津井健
細川忠興 - 夏八木勲
岩間角兵衛 - 寺田農
お光 - すほうれいこ
あかねや絃三 - 江守徹
本多正信 - 西郷輝彦
お杉 - 中村玉緒
沢庵(沢庵宗彭) - 渡瀬恒彦
柳生石舟斎(柳生宗巌) - 藤田まこと
その他 - 熊面鯉、升野英和(バカリズム)、松下敏宏(バカリズム)、植村喜八郎、福地亜紗美、城後光義(ゆーとぴあ)、帆足新一(ゆーとぴあ)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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posted by ワン at 00:00 | 2003年 「武蔵 MUSASHI」
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