2007年04月15日

「功名が辻」

☆功名が辻 【NHK大河ドラマ】

このページの項目名には、環境により表示が異なる文字があります。正確な表記では「辻」の「辶」(しんにょう)の点が2つです。
功名が辻(こうみょうがつじ)は、2006年1月8日〜12月10日に放送された45作目のNHK大河ドラマである。原作・司馬遼太郎。脚本・大石静。主演・仲間由紀恵、上川隆也


☆あらすじ

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


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「桶狭間の戦い」直前、風雲急を告げる尾張領内で一人の浪人が一人の少女を助ける。少女は両親を戦によって失い、浪人は岩倉織田氏の家老だった父を織田信長によって攻め滅ぼされていた。少女の名は千代、浪人の名は山内伊右衛門一豊。一豊は古参の家臣・五藤吉兵衛、祖父江新右衛門とともに、信長の首を狙うため尾張領内をさすらい歩いていた。

戦いののち、信長の草履取りとして働いていた木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の与力となった一豊と、戦を嫌って美濃へと去っていった千代。美濃攻めで再会した二人は、「一国一城」の夢に向かい、手を携えあって戦国の世を生き抜いていく―。


☆作品内容と反響

原作は、司馬遼太郎が60年代初頭に執筆した同名小説で、司馬作品の大河ドラマ化は1998年の『徳川慶喜』以来で、6作目となる。なお、1973年放送の『国盗り物語』においても、原作の一部として使用されている。戦国時代後半を扱った作品は2002年の『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』以来。主演の仲間由紀恵は2000年の『葵徳川三代』で初出演し、2003年の『武蔵 MUSASHI』では物語前半の敵役小次郎の恋人として二役をこなして以来の出演。1994年(平成6年)の『花の乱』以来、女性主人公としての主役抜擢となった。一豊役の上川隆也は1997年の『毛利元就』以来の出演。脚本は大石静で、大河ドラマ初執筆。音楽担当は小六禮次郎。

オープニングのクレジット(キャスト・スタッフ表示)が横書き表示となった。『山河燃ゆ』、『春の波涛(総集編)』、『琉球の風(第1回のみ)』などで横書き表示があったが、時代物の大河としては異例である。タイトルバックにはCG(コンピューター・グラフィックス)が使用され、夫婦の絆を意味する一本の糸が翻弄されさまざまに変化しつつ、背景にさまざまな素材が配置されるコンセプトで製作された。画面は最後まで横方向へのスクロールで展開され、背景には着物の生地や、実在の蒔絵に描かれたものを動かした鳳凰など同時代の紋様、四季の移ろいや物語の伏線にもなる高知城と城下のシルエットなどが表現された。

メインテーマでは、NHK交響楽団のオーケストラ演奏に加え、コンピュータでのリズムトラック(ループ)を取り入れ、躍動感と共にアクセントの効いた現代風な楽曲に仕上げている。独創的な中にも大河ドラマのテーマ曲として不可欠な重厚感をかもしだした秀逸な楽曲と評価も高い。

脚本の大石静は、前年にテレビ東京新春ワイド時代劇として同じ司馬作品である『国盗り物語』の脚本を担当したこともあってか、『国盗り物語』など司馬の諸作品に描かれるエピソードを転用しながら、登場人物のキャラクターや歴史上の出来事の背景に大胆な解釈を加え、これまでの大河ドラマ的な描き方とは一線を画した戦国物語を紡いだ。たとえば、信長・濃・光秀の三角関係を本能寺の変の背景として描き(この三角関係は司馬遼太郎の小説「国盗り物語」後半の主題とも言える)、従来の大河ドラマであれば1回丸々使うエピソードである本能寺の変を放送開始わずか15分で終結させ(原作でも、「本能寺ノ変が起こった、信長が死んだ」の一行で済まされている)、残り30分を使って変によって揺れ動く人物たちの描写に費やした。また次の回でも、秀吉が光秀を破った山崎の戦いが放送冒頭のアバンタイトルでの説明で済まされてしまっているなど、合戦自体よりその前後の人間ドラマを重視する姿勢が見られた(もちろん戦国物の醍醐味である合戦シーンが大きく省略されることについての不満が多いのも事実ではある)。

また、原作において戦国の女として描かれた千代を反戦思想を内に秘め、出世や金銭に実は執着しない女性として設定した。「アナーキーなキャラクター」(大石)である三傑(信長、秀吉、家康)に翻弄される一豊を愛敬と度胸、そして知恵で支える千代の夫婦愛を軽いタッチで描き、仲間の(『TRICK』、『ごくせん』をほうふつとさせる)コミカルかつ等身大の演技が支持を集めた。

その一方で、登場人物の設定が大幅に変更されていること、骨太な司馬作品とは一線を画す内容であることなど司馬作品のファンからは原作をないがしろにしすぎていると違和感を指摘する声もある。特に千代のキャラクターである「反戦思想」には現代の価値観をそのまま戦国時代に持ち込む手法として異論も多い(ただし、現代の価値観をドラマに反映することは大河ドラマの草創期から試みられている)。

秀吉に近い人物の夫婦愛を描いた大河ドラマであり、歴史上の重大な出来事に夫婦が立ち会っていたりするエピソードが多いという点で、前田利家・まつ夫妻を描いた『利家とまつ』と比較される事が多い。同作で秀吉を演じた香川照之が本作で千代の幼馴染み・六平太を演じており、柄本明(本作の秀吉役)と顔が似ている事もあって「紛らわしい」との声も挙がっている。また、唐沢寿明が同じ利家役としてゲスト出演した(第39回のみ)。他に『八代将軍吉宗』で徳川吉宗を、『葵徳川三代』で2代将軍徳川秀忠を演じた西田敏行が今作で徳川家康を演じているが、それに因んでか、『吉宗』で息子の徳川家重を、『葵』で徳川光圀(語り役)を演じた中村梅雀が最終回で秀忠を演じた。

舘ひろし演じる信長は前例のないほど強烈な印象で、第一回の放送直後から賛否両論の物議をかもし続け、本能寺の変ではこれまでの大河ドラマでは前例のない光秀との銃撃戦を演じた。しかし、大石の設定した「狂気の信長」というキャラクターを演じ切った点への評価は高い。

初回視聴率は5年ぶりの20%割れとなる19.8%で、素材とキャスティングの地味さが要因であるとささやかれた。しかし、以降は持ち直してほぼ毎回20%以上をキープし、平均視聴率は20.9%(関東地区)を記録。4年ぶりに20%を超え、国民的な人気がある作家ながら大河ドラマでは低視聴率という司馬作品のジンクスを破った。初回から最終回までの平均視聴率は関東地区で20.9%。関西地区は19.3%(いずれも世帯視聴率)。

NHKが2006年に公開した「ジャンル別番組制作費」によると、同番組の制作費は1話6,110万円掛かるとのこと。ちなみに制作費について、利用目的のほとんどがセットなどの美術費とのことである。なお大石静自身が語ったところによると、NHKの不祥事の影響で経費削減が徹底され、制作費自体は新選組!の数分の一になってしまったとのことである(ただし、同局芸能番組センターの吉川幸司チーフプロデューサーによると、制作費を松竹梅でたとえれば、『功名が辻』は松の下、『新選組!』は梅の中ぐらい、とのことで、大石の発言と食い違いを見せている(読売新聞 2006年3月28日付))。

衣装考証は、毎年大河ドラマでの考証を努めている小泉清子。千代には、一豊が小禄だった頃には着物の端切れで小袖を仕立て上げたというエピソードがあり、実際にパッチワークで作られた衣装が使用された。ドラマにおいては、千代の嫁入り後には実家である不破家が戦で焼けた際に燃え残った着物の端切れで仕立てた設定で麻の小袖が登場し、山内家の旗もパッチワークで製作された。また、信長の妹お市や秀吉正室の寧々に所望される小袖や打掛は、高級感を出すために絹のパッチワークで製作された。


☆スタッフ

原作:司馬遼太郎(『功名が辻』)
脚本:大石静
音楽:小六禮次郎
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
演奏:FAIR WIND music
題字:だんきょうこ
語り:三宅民夫アナウンサー
時代考証:小和田哲男
風俗考証:二木謙一
建築考証:平井聖
衣装考証:小泉清子
殺陣武術指導:林邦史朗(竹之内五左衛門役を兼ねる)
所作指導:橘芳慧
馬術指導:田中光法
茶道指導:鈴木宗卓(千利休役を兼ねる)
華道指導:杉本康子
邦楽指導:清元栄吉
笛指導:福原百七(劇中でもほら貝を披露)
能楽指導:観世喜正(劇中でも能を披露)
書道指導:望月暁云
蹴鞠指導:大西康義
大工・細工指導:守屋今朝登
彫刻指導:吉川瑞慶
囲碁指導:白江治彦
小鼓指導:後藤嘉津幸
太鼓指導:望月左武郎
仏事指導:金嶽宗信
カトリック所作指導:松尾貢
尾張ことば指導:芹沢孝子
京・御所ことば指導:井上裕季子
薩摩言葉指導:上村依子
土佐ことば指導:岡本桂子
撮影協力:滋賀県甲賀市、高島市、野洲市、東近江市、日野町、茨城県常総市(旧・水海道市)、山梨県北杜市、つくばみらい市、岐阜県岐阜市、高知県高知市、滋賀ロケーションオフィス、高知フィルムコミッション、いばらきフィルムコミッション、なかのフィルムコミッション
制作統括:大加章雅
演出:尾崎充信、加藤拓、梛川善郎ほか(他のディレクターと担当回については放送日程に記載)
功名が辻紀行

語り:滝島雅子アナウンサー
フルート演奏:エマニュエル・パユ


☆出演

山内家

主人公
千代→見性院:永井杏→仲間由紀恵
山内一豊<伊右衛門・対馬守→土佐守>:途中慎吾→上川隆也
一豊夫妻の一門
法秀尼(一豊の母):佐久間良子(1986年のTBSドラマ『旦那さま大事』では千代を演じている)
山内康豊:古澤龍之→玉木宏
若宮喜助:宅麻伸
(1997年のテレビ朝日版で一豊役を演じている)
とも(千代の母):木村多江
きぬ(ともの姉・不破市之丞の妻):多岐川裕美
不破市之丞:津川雅彦
山内盛豊(一豊の父):坂口進也
よね(一豊夫妻の長女):皆川陽菜乃→森迫永依
拾→湘南:泉澤祐希→三浦春馬
於美(康豊の妻):眞野裕子
国松→山内忠義:照井宙斗→十川史人
山内家臣とその一族
五藤吉兵衛:武田鉄矢
祖父江新右衛門:前田吟
五藤吉蔵:小倉久寛
祖父江新一郎(新右衛門の長男):浜田学
ふね(新右衛門の妻):熊谷真実
英二郎:黒川英二
市川山城守:岡田圓
徳次郎→祖父江徳心斎(新右衛門の次男・医者):ささの堅太→古本新乃輔
つる(新右衛門の長女):寺島咲
うめ(新右衛門の次女):斉藤奈々
かね(新右衛門の三女):野村涼乃
とめ(新右衛門の四女):柳桃子
小三郎(新右衛門の三男):ささの貴斗
ちぐさ(新一郎の妻):星野園美
又十郎:長澤壮太郎
平蔵:田上晃吉
助平:土平ドンペイ
甚八:中村浩二
安吉:浜上竜也
亀蔵:林洋平
山内家家臣:村上和成
山内家家臣:水月駿一郎
康豊家臣:高原知秀
侍女・小者
たき(吉兵衛の恋人):細川ふみえ
田中孫作:徳井優
美津:星井七瀬
しの:岩倉沙織
初野(よねの乳母):児玉陽子
ふく:山本梓(当初予定は「こい」(寧々の妹)役)
やす:高松いく
かめ:悠木千帆
はる:春口愛
かえで:飯沼千恵子
こう:池野浩子
はな:高橋あゆみ
小助:田鍋謙一郎


織田家

織田一門
織田信長:舘ひろし
市:大地真央
帰蝶→濃:和久井映見
織田信行:橋本啓輝
織田長益:アンドレ
織田信忠:今市直之
三法師:藤田悠希
織田信雄<内府>:大柴邦彦
織田信孝:飯沼誠司
初:松本梨奈→吉川麻衣子
小督:原にち佳→新穂えりか
織田家臣
柴田勝家<権六>:勝野洋
丹羽長秀<五郎左衛門>:名高達男
林通勝<佐渡守>:苅谷俊介
佐久間信盛<右衛門尉>:俵木藤汰
池田恒興<勝入斉>:桐山浩一
森長可<武蔵守>:山口粧太
簗田政綱:岡本和範
滝川一益:古川真司
筒井順慶:西郷丼丼
蒲生氏郷:小杉幸彦
落合源太左衛門宗久(柴田勝豊家臣):粟根まこと
佐久間盛政:宍戸勝

明智家

明智光秀<十兵衛・日向守>:坂東三津五郎
槇:烏丸せつこ
倫(光秀の長女・荒木村次の妻):堀内恵
菊(光秀の次女):橋口恵莉奈
明智光春:冨家規政
溝尾勝兵衛:吉野正弘
外様武将
松永弾正久秀:品川徹
荒木村重:ベンガル
穴山梅雪:山本健翔
別所長治:平田康之
側近・侍女など
森蘭丸:渡辺大
福富平太郎:山上賢治
ゆき(濃の侍女・クレジットは「侍女」):中村公美子
なつ(濃の侍女):瑠依
おあき(濃の侍女):山野亜紀


豊臣家

豊臣一門
藤吉郎→木下藤吉郎→木下藤吉郎秀吉→羽柴秀吉→豊臣秀吉<筑前守→関白→太閤>:柄本明
寧々→高台院<北政所>:浅野ゆう子
茶々→淀:野口真緒→永作博美
旭:松本明子
治兵衛→羽柴秀次→豊臣秀次<近江中納言→関白>:柴井伶太→成宮寛貴
副田甚兵衛:野口五郎
なか<大政所>:菅井きん
羽柴秀長→豊臣秀長:春田純一
源助:小林正寛
やや(寧々の実妹):真由子
浅野又右衛門:二瓶鮫一
拾→豊臣秀頼:丸山歩夢→広田亮平→石黒英雄
南殿(秀吉の側室):田辺愛美
お宮(秀次の側室):田島穂奈美
宿老・奉行とその一族・家臣
石田三成<佐吉・治部少輔>:中村橋之助(1997年の『毛利元就』では上川隆也と親子役)
前田利家<犬千代・加賀大納言>:唐沢寿明(『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』と同じ役での出演、エピソードの項参照)
堀尾茂助→堀尾吉晴:生瀬勝久
いと(吉晴の妻):三原じゅん子(当初予定は杉田かおる)
中村一氏<孫平次・式部少輔>:
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
とし(一氏の妻):乙葉
宇喜多秀家:安田顕
増田長盛:不破万作
堀尾忠氏<信濃守>:大内厚雄
生駒親正:嶋崎伸夫
長束正家:草薙良一
横田内膳:山田百貴
磯野平三郎(石田家臣):園岡新太郎
渡邊甚平(石田家臣):五宝孝一
堀尾金助(吉晴の養子):丸山瀬南
豊臣家臣とその一族
竹中半兵衛:筒井道隆
前野将右衛門:石倉三郎
黒田官兵衛→黒田如水:斎藤洋介
蜂須賀小六:高山善廣
福島正則<市松・左衛門大夫>:嵐広也
田中吉政:金田賢一
加藤清正<虎之助>:金児憲史
杉原家次:小宮孝泰
加藤嘉明:佐藤拓之
片桐且元:タカ・コンドー
平野長泰:白川裕二郎
脇坂安治:奥田崇
糟屋武則:菅原卓磨
小西行長:綱島郷太郎
竹中久作:小西大樹
宮部肥前守:山崎海童
前野景定:瀬川亮
木村常陸介:前田淳
不破万作(豊臣秀次の小姓):浅利陽介
松寿丸→黒田長政:高木優希→田宮英晃
大谷吉継:渡洋史(大野治長と二役)
大野治長:渡洋史(大谷吉継と二役)
黒田長政夫人:千野裕子
加藤清正夫人:吉田仁美
側近・侍女など
大蔵卿局:山村美智
孝蔵主(寧々の侍尼):神津はづき
千利休:鈴木宗卓(茶道指導を兼ねる)
つる(寧々の侍女):芹沢侑子
もよ(宮部継潤の妹):あじゃ
侍女(旭の侍女):喜屋武ちあき
大男(小牧長久手に従軍):長井満也
伝令(小牧長久手に従軍):河田貴一(BOOMER)
伝令(小牧長久手に従軍):伊勢浩二(BOOMER)

徳川家

将軍家
徳川家康<駿河大納言→内府→征夷大将軍→大御所>:西田敏行(1986年のTBSドラマ『旦那さま大事』では一豊を演じている)
長丸→徳川秀忠<権大納言・征夷大将軍>:中村梅雀(1995年の『八代将軍吉宗』以来11年ぶりに西田敏行と親子を演じる)
千姫:鶴彩未
徳川義直:永友イサム
徳川頼信<頼宣>:安達悠起
徳川頼房:小野健人
家臣
本多作左衛門:田中健
井伊直政:篠井英介
榊原康政:川野太郎
本多正純:天宮良
石川数正:大河内浩
本多忠勝<平八郎>:高田延彦
酒井忠次:森田順平
服部半蔵:二橋進
組頭(西軍諸将処刑):三波伸一


戦国武将たち

今川家
今川義元:江守徹
林阿弥(茶坊主):窪田弘和
大森常則:車邦秀
義元の老臣:福本清三
斉藤家
斉藤竜興:工藤和馬
安藤守就<伊賀守>:宇納侑玖
日根野備中守:押切英希
氏家卜全:田中登志哉
稲葉一鉄<良通>:蔵本隆史
浅井家
浅井長政:榎木孝明
浅井久政:山本圭
磯野丹波守員昌:伊吹剛
遠藤喜右衛門:北村晃一
赤尾清綱:仲野文梧
三田村国定:吉田敬一
万福丸:小杉彩人
朝倉家
三段崎勘右衛門:岡田正典
細川家
細川藤孝→細川幽斎:近藤正臣
たま→玉→ガラシャ:今泉野乃香→長谷川京子
小笠原少斎:嶋田久作
細川忠興:猪野学
きよ<小侍従>(ガラシャの侍女):筒井真理子
熊千代:高木涼生
長(忠興とガラシャの娘):河村満里愛
家臣:山野史人

後北条家
松田康長:黒沢次郎
毛利家
毛利輝元<中納言>:津嘉山正種
小早川秀秋<金吾>:阪本浩之
吉川広家:モロ師岡
安国寺恵瓊:赤星昇一郎
平岡石見守:山田明郷
清水宗治:木下浩之
島津家
島津義弘:岩崎ひろし
島津豊久:田村亮(ロンドンブーツ1号2号)

上杉家
直江山城守:矢島健一
長宗我部家
奥宮弥兵衛:渡辺哲
竹之内五左衛門:林邦史朗(殺陣武術指導を兼ねる)
溝淵五郎衛門:大島宇三郎
奥宮の娘:木村文乃

☆その他
甲賀忍者
六平太<望月六平太>:香川照之
小りん<お里>:長澤まさみ
杉谷善住坊:松本元
室町幕府
足利義昭:三谷幸喜
足利義輝:山口祥行
比叡山延暦寺
湛空:大門伍朗
甲斐恵林寺
快川紹喜:松野健一
朝廷
後陽成天皇:柄本時生
市井
老商人(馬商人):北村和夫
せつ(京都天竺屋の侍女):石川さゆり
加乃(京都天竺屋の息女):佐藤未来
与次郎(近江国古橋の寺男):おかやまはじめ
僧(近江国古橋の僧侶):井川哲也
村長(桶狭間周辺):坂口芳貞
踊り手(安土の町娘):広田さくら
不明
兵士:三宅和樹
山田玲奈


☆エピソード

山内家の重臣・五藤吉兵衛を演じた武田鉄矢は、実は「大の山内家嫌い」である。これは彼が信奉する土佐藩士・坂本龍馬が郷士階級の出身であり、幕末期、山内家をはじめとする上士階級が竜馬ら郷士階級を迫害したためである。武田は漫画『お〜い!竜馬』の原作を担当した際、山内家の人物、特に山内容堂を史実以上の極悪人として描いている。そんな彼が出演した理由は、吉兵衛が「土佐に入る前に死んでしまう」役であったからである。
武田鉄矢主演の映画「刑事物語4・くろしおの詩」の高知ロケで撮影を行った蔵が、実は吉兵衛の実際の子孫である五藤家の敷地内にある蔵であった。そのことを『功名が辻』の高知ロケで知った武田は、「土佐には何というか、すごい縁を感じるね」と語っている。
2006年9月14日、クランクアップの記者会見で脚本を担当した大石静が「もっと視聴率が上がるために仲間さんと上川さんにプライベートでも仲良くなってもらって話題を提供してもらいたかった」と冗談を言った(これに対し上川は「仲間さんの事務所に聞いてみないとなあ」と苦笑していた)。ところが、翌日本当に報知新聞で熱愛報道が出てしまい、二人は即座に報道を否定した。
2006年の自由民主党総裁選挙では、安倍晋三の一人勝ちが現実味を帯びてくると、安倍勝利の論功行賞を少しでも得ようと行動する自民党議員が続出した。マスメディアはそのさまを『功名が辻』となぞらえていた。
第44回「関ヶ原」の全合戦シーン及び一部の通常シーン(徳川家康が味方を鼓舞するシーンなど)では、2000年の大河ドラマ『葵徳川三代』の映像が転用されている。
主要キャストを演じた高山善廣、高田延彦のほか端役として出演した村上和成、長井満也、広田さくらと、プロレス関係者が多く出演しているのも隠れた特徴である。
第48回「功名の果て」において、年代が1603年であるのに「秀吉の死から10年」という台詞のミスがあった(実際には5年)。再放送では過去の収録分の音声から「5年」に差し替えた。
脚本の大石静は異例のスピードで脚本を仕上げた。最終回前日の『土曜スタジオパーク』に出演した大石は、依頼を受けた時点から放送まで数年先だということに驚いた、実は前年度(2005年)の大河ドラマ『義経』を担当したかったなどと発言している。
製作側では前田利家を当初登場しない予定としていた(『利家とまつ』で唐沢寿明が演じた前田利家のイメージを大切にしている人が放送製作時に大勢いたため)。だが、当の唐沢が彼と親しい上川に出演を約束していたことから、また大大名である利家を全く出さない事にも無理が生じ、利家役としてオファーを行い、唐沢はこれを快諾した。収録当日のかつらやメイクは『利家とまつ』の時と全く同じもので、スタジオには「おかえりなさい、前田利家」の横断幕が用意された。
10年前の連続テレビ小説『ひまわり』で上川はヒロインの相手役を務めたが、その次の作品『ふたりっ子』のヒロインの相手役・内野聖陽が本作の次の作品『風林火山』で主役を務めるという偶然が成立した。


☆放送

放送日程
第1回と最終回は1時間拡大版である。

放送回 放送日 題 演出 視聴率
第1回 2006年1月8日 桶狭間 尾崎充信 19.8%
第2回 2006年1月15日 決別の河 尾崎充信 22.7%
第3回 2006年1月22日 運命の再会 加藤拓 22.6%
第4回 2006年1月29日 炎の中の抱擁 尾崎充信 22.0%
第5回 2006年2月5日 新妻の誓い 尾崎充信 21.5%
第6回 2006年2月12日 山内家旗揚げ 加藤拓 21.8%
第7回 2006年2月19日 妻の覚悟 加藤拓 21.9%
第8回 2006年2月26日 命懸けの功名 尾崎充信 20.8%
第9回 2006年3月5日 初めての浮気 尾崎充信 20.3%
第10回 2006年3月12日 戦場に消えた夫 加藤拓 20.5%
第11回 2006年3月19日 仏法の敵 加藤拓 21.3%
第12回 2006年3月26日 信玄の影 梛川善郎 17.2%
第13回 2006年4月2日 小谷落城 尾崎充信 20.1%
第14回 2006年4月9日 一番出世 加藤拓 20.9%
第15回 2006年4月16日 妻対女 梛川善郎 21.7%
第16回 2006年4月23日 長篠の悲劇 尾崎充信 20.8%
第17回 2006年4月30日 新しきいのち 加藤拓 20.8%
第18回 2006年5月7日 秀吉謀反 久保田充 19.8%
第19回 2006年5月14日 天魔信長 梛川善郎 20.6%
第20回 2006年5月21日 迷うが人 加藤拓 20.9%
第21回 2006年5月28日 開運の馬 梛川善郎 20.4%
第22回 2006年6月4日 光秀転落 尾崎充信 21.2%
第23回 2006年6月11日 本能寺 尾崎充信 24.1%
第24回 2006年6月18日 蝶の夢 梛川善郎 21.1%
第25回 2006年6月25日 吉兵衛の恋 久保田充 21.9%
第26回 2006年7月2日 功名の旗 加藤拓 20.2%
第27回 2006年7月9日 落城の母娘 尾崎充信 21.1%
第28回 2006年7月16日 出世脱落 梶原登城 20.9%
第29回 2006年7月23日 家康恐るべし 加藤拓 22.9%
第30回 2006年7月30日 一城の主 梛川善郎 20.5%
第31回 2006年8月6日 この世の悲しみ 大原拓 20.7%
第32回 2006年8月13日 家康の花嫁 梶原登城 19.7%
第33回 2006年8月20日 母の遺言 尾崎充信 18.7%
第34回 2006年8月27日 聚楽第行幸 大原拓 17.3%
第35回 2006年9月3日 北条攻め 加藤拓 19.7%
第36回 2006年9月10日 豊臣の子 梶原登城 20.8%
第37回 2006年9月17日 太閤対関白 久保田充 20.6%
第38回 2006年9月24日 関白切腹 久保田充 19.6%
第39回 2006年10月1日 秀吉死す 梛川善郎 24.4%
第40回 2006年10月8日 三成暗殺 梛川善郎 19.0%
第41回 2006年10月15日 大乱の予感 加藤拓 22.4%
第42回 2006年10月22日 ガラシャの魂 加藤拓 21.3%
第43回 2006年10月29日 決戦へ 尾崎充信 19.7%
第44回 2006年11月5日 関ヶ原 尾崎充信 20.8%
第45回 2006年11月12日 三成死すとも 梛川善郎 21.1%
第46回 2006年11月19日 土佐二十万石 梛川善郎 19.1%
第47回 2006年11月26日 種崎浜の悲劇 加藤拓 20.8%
第48回 2006年12月3日 功名の果て 加藤拓 23.8%
最終回 2006年12月10日 永遠の夫婦 尾崎充信 23.4%


☆総集編スペシャル 〜武田鉄矢 戦国を斬る〜
2006年12月24日に放送。武田鉄矢の解説を交える。

第1部(2006年12月24日 19:30〜21:00)
第2部(2006年12月24日 21:15〜22:44)

ソフトウェア

☆NHK大河ドラマストーリー
功名が辻 前編・後編

CD
NHK大河ドラマ「功名が辻」オリジナル・サウンドトラック


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
posted by ワン at 00:00 | 2006年 「功名が辻」

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